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ONEPIECE 1130「呪いの王子」

失踪したサニー号を捜索し尽くしたロビンたちと巨兵海賊団は、ルフィたちの無事を信じて目的地であるエルバフで待つことに決めた。
その帰路の道中、最近の世間の動向とエルバフの事情がわずかばかり語られた。

新聞によると


エッグヘッドにおけるベガパンク殺害について、ルフィが犯人として報じられ、ルフィと共謀してエッグヘッドを襲ったとして「巨兵海賊団」復活の報と、二人の船長の懸賞金が更新された。

通常なら、麦わらの一味が去ったあとで起きたサターン聖の死までルフィのせいにされそうだが、五老星なりの深い思慮があったのだろう、五老星の死亡と新五老星の就任を一般に公知する必要性を認めなかったということだろうな。

そもそも一兵卒は見ることも許されない存在なので、多くの海兵が目撃してしまったであろう五老星の正体(変身態)についても強い箝口令が敷かれているのだろう。

また、世界中の一般人が目にし耳にした「ベガパンクの告発」について、書かれているかどうかは触れられていない。「誤報だった」とか「あれは〜〜という意味での発言だった」という捏造があってもいいところだが、告発の内容は具体的な特定の誰かを弾劾するものではなかったため、へんに取り繕わないのが吉と判断したのだろうな。
まぁ、新聞を読み聞かせているのはロビンなので、そこに書かれていても皆に聞かせていないだけという可能性もあるかもしれないが。


そして、とある不自然な点にロビンが気づく。写真のルフィの左腕に「✕」があるのだ。
明らかにあとから加工された「✕」マーク。これはもう云うまでもなくアレ


アレ

この新聞は間違いなく世界経済新聞社が発行したものだろうから、これはビビからのメッセージにほかならない。
自分の無事を知らせ、ルフィたちのことを仲間として信じているという意味に違いない。


あぁ、なるほど。確かにこのメンバーだと知らないだろう。ロビンがおぼろげに記憶にとどめてるってのが妙にリアルだわ。しかし、ブルックの「・・・」は何だろうな。これは解らないなぁ。


その頃のルフィたち


壁をぶち抜いて出た先は、紛れもない巨人の国。


通りがかったゲルズとゴールドバーグの会話から大したことはわからなかったが、巨人族の英雄ヤルル様がまだ存命であることは分かった。たぶん御年408歳。


そんな折


ルフィはとんでもなく強い気配を感じ取り、ひとりそこへ向かう。


ブロックの国で聞こえた雄叫びとは、1127話のラストで聞こえた咆哮(怒声?)のことだ。
猫やウサギの声にしちゃおかしいと思ったが、やはり別の声の主が存在した。

その声の主こそ


“呪いの王子”ロキ

エルバフの正統な王子だが、父王ハラルドを殺害し、王家に伝わる「伝説の悪魔の実」を食ったらしい。倫理観のぶっ壊れた“呪いの王子”が自由の身となれば世界の脅威となり、同時にエルバフの恥を世界に晒すことになると、みな恐れているらしい。


当人もルフィに対し自身のことを「世界を終わらせる“太陽の神”」と名乗っている。

うん・・・。こいつがそうか。
シフォンの回想に出てきた姿とは随分違うな・・・。シフォンも直接会ってはいなかったってことかな。


一応軽く解説すると、ロキはかつてビッグマムの娘ローラに一目惚れをして求婚した。その縁をママは甚く喜んだが、当のローラはそこから逃げ出したため、今もママの怒りを買ったままなのだ。


むぅ・・・なんかいろいろとしっくり来ない。


ローラとは、ビッグマムの娘でシフォンの双子の妹。
スリラーバークで登場したローリング海賊団の船長で別名「求婚のローラ」。
4444回求婚をし断られ続けている。結婚したくてしようがない女性なのに、ロキの求婚から逃げたというのだ。
まぁ普通ならローラにも選ぶ権利はあるので(ママの手前そんなものないけど)ロキが好みじゃなかったといえばそこまでだが、断ったとは書いてないんだ。そこから逃げたそうだよ。出奔してママが怒っていることも知らずに外の世界で海賊をし、4444回もフラれ続けている。

なんか事情がありそうだと思わないか。ローラはロキに求婚されたこと自体、知らないんじゃないか?

また、シフォンの回想のロキとシルエットがかなり異なるのはもちろんだが、今のロキは、花を一輪差し出してプロポーズするような人物にまったく見えない。これ本当に同じ人物かな?

さらに、今のエルバフについて


ハイルディンも一応「王の子」なのだそうだ。しかしハイルディンはハラルドの子ではなかったんじゃないかな。“一応”ってのはどういう意味だろう。


で、ドリーとブロギーがいない間に正式な王の子としてロキが生まれたと云ってる。

すなわち、ハイルディンは血統こそ正しくないが「王の子」として認定されているということになる。王ハラルドに跡取りがなかなか生まれなかったので養子をむかえたというのが妥当だろうか。
その後に正式な王の子ロキが生まれたが、素行があまりにも悪かったので「呪いの王子」と呼ばれている・・・と。


63年前のハイルディンはまだただのクソガキっぽいので、王の子として扱われるのはこれより後のことだろう、となるとロキの誕生はさらに後。ロキが仮に60年前に生まれたと仮定すると、現在人間の年齢で20歳相当だ。もっと若い可能性もあるな。

ローラに求婚したのはいったいいつの話だ。

あと、重大なことだが

エルバフにとって“太陽の神”って「ニカ」じゃねぇの!?
ニカになりたいのなら食う悪魔の実が違うだろ。
ロキが父王を殺してまで食った、王家に伝わる“伝説の悪魔の実”とは、いったい何だろうな。

 

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