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ONEPIECE 1142「わたしのこわいもの」

セイウチの学校が大パニック!


大蛇(のようなもの)が突然現れ、恐怖におののき逃げ惑う子どもたち。「土曜日」ってのはただのダジャレなので気にするな

“冥界”の凶暴な獣が“陽界”に!? まさかそんな・・・


先生たちも大混乱だが、事態は緊急だ。


セイウチの学校のキバ校長は、昔取った杵柄でハンマーを振るい、サウロの助力もあって大蛇(のようなもの)を打倒した。
ってか、一刻を争う事態だっつうのに、わざわざ着替えて出てくる校長がお茶目。形から入る人だろうか・・・(笑)

ちなみに大蛇(のようなもの)と表現しているのは、正体が分からないから…ではなく、表皮のテクスチャー(塗り)が明らかにこの世界の現実の存在と異なっているから。どう考えても実在する野生生物とは別の存在として描写されてるな… と感じたからだ。


次いで、校舎内でズタボロに傷ついたウォルフ先生が、子どもたちに起きた異変を訴える。


数人の子どもたちが、眠ったまま歩いてどこかへ向かってしまったという。

このウォルフ先生、最初のコマで大蛇(のようなもの)の前に立ち塞がって子どもたちを逃がしてた人だよね。

大蛇(のようなもの)は校舎の外でキバ校長とサウロが倒したので、ウォルフ先生は大蛇(のようなもの)に傷つけられたのではないはずだ。
子どもたちを催眠誘導する術をかけるなどした“何者か”が侵入していたのかもしれないし、矢印が見えるので軍子にぶちのめされた可能性もあるが、ウォルフ先生はサウロに「子どもたちに触ってはいけない!」と強く注意を促した。

これって、眠ってる子どもたちの行進の邪魔をすると反撃を食らうってことだろうか。
でも、いくらこっちから手を出せないとはいっても、戦闘の訓練をしたこともない丸腰の子ども相手にここまでズタボロにされるだろうか。

これがもし「平和主義の世に生まれ、戦い方を教わることがなくとも、先天的に戦い方が遺伝子に染み付いている、それがエルバフなのだ!」ということを意味するのであれば、ここ数回にわたって僕が妄想していた、カルメルやハラルド王を介した政府による間接的な「エルバフ弱体化(無力化)計画」はさほどの成果を認めず、融和政策を維持する現在も政府の脅威であり続けていることの証左となる。

これまでの気の長い「エルバフ弱体化計画」では生ぬるいとばかりに、イム様またはガーリング聖が方針を転換、強硬策に打って出たということにも説得力が増してくる。


続いて今度は、“陽界”に先の大蛇(のようなもの)と同じタッチの巨大生物(のようなもの)が続々と現れ、それと同時に、校舎内に残っていた子どもたちまで一斉に意識を失った。


いったい何が起きておるんだて!
って、まぁあいつらの仕業に決まってるわな。


巨大生物(のようなもの)は、アンジェによれば、子どもたちに描かせた「恐いもの」の絵に酷似しているという。
「こんなこといっぱい考えたら怖い夢見ちゃう」と云ったイルヴァちゃん以下、眠らされた子どもたちの「怖い夢」が具現化しているようだ。


「母ちゃん」が恐いと云ってた子どもが夢想したバケモノが、すごく気になる・・・

“あいつら”サイド:


能力の作用のリミットをキリンガムが説明しているので、これは彼の能力なんだろうか。それともキリンガムは別の段取りをしてて、くだんの能力はソマーズ聖の能力なのかもしれない。

中国に由来する聖獣である“麒麟”にはそんな能力や関連する情報を見つけられなかったので、これが「悪魔の実」の能力なのであれば、「麒麟」の動物系悪魔の実に付随する能力とは考えにくい。
なので、これがソマーズ聖の能力でないのなら、キリンガムの姿は生来のものである可能性が出てくるが… さてどうなんだろう。
※悪魔の実を2つ以上食ってる可能性については考えたくない…


「取り返せると思うか?」とは、問答無用で攫うのではなく、ルールを設けてどうやらエルバフ側にも勝利条件が設定されているということか。


シャムロックが「お前たちの能力なら(できる)… ゲームにしろ」と云っていたな。

子どもたちは転移ゲートをくぐれないので、船で運ばなくてはならない。一度に大勢抱えられる大きさではないので、船まで自分から来てもらおうということだが、ゲーム形式に仕立てないと実践できない能力ということだろうか。

「愛とは傷つけあうもの」とは、子どもたちを救おうとすれば子どもたちに攻撃されることを意味しているんだろう。
やっぱ、軍子の矢印ではなく、ウォルフ先生は子どもたちに袋叩きにされたのかな…

しかし、全員が五芒星アビスをくぐってここまで来たのに、子どもたちを運搬する船はどうやって工面したんだろうな。

 

一方、その頃のロキ


ロキは意識を取り戻していた。やはり、いかな海楼石といえども片脚一本分ではロキを拘束するには物足りなかったようだ。


ってか… デカいな、ロキ!
ハイルディンたちがビビるわけだわ。

ロキはハンマー“鉄雷ラグニル”を振りかざし、残りの錠を解くよう要求する。
そう、鉄雷ラグニルは落雷をもたらすのだ。
ってか、すぐ手に取れるところに置いておくなよ・・・

火事や落雷は、エルバフの民が暮らす宝樹アダムにとって最大の弱点。
「急げよ。おれはお前らを滅ぼせる」


ロキの一槌が落雷を呼び、“陽界”にも火の手が上がった。宴会中の村の人々もさすがに慌てはじめた。
さて、ギャバンが警告したように、今回の事件のあと、エルバフは無事でいられるだろうか。そして、ロキを密かに解放しようとしたその責をルフィは問われることになるのだろうか。

ここで僕が気になるのは、


「エルバフを救いたきゃ、すぐに最後の錠を外せ!」というロキの言葉。

これは、外してくれなきゃエルバフがどうなっても知らないゾ。という意味と、または、
今この緊急事態にエルバフを救えるのはおれだけだ(だから自由に動けるようにしろ)とも受け取れる。
手段を選ばないことは、悪評から容易に想像できるので、どっちだか判りにくい。

後者ならば、ルフィの責任もウヤムヤになるだろう。
森のバケモノや子どもたち、上がった火の手にも対応しなくちゃならないし、それらの解決とロキが同じ方を向いているなら、あとで和解の道もあるかもしれない。

さて激動のエルバフ編
ようやくストーリーが大きく動き出したと思ったら、残念ながら次週は休載だ。
なんか最近ちょっとずつ掲載ペース落ちてないか…?

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