アポロさん、そんなに嫁がほしかったんかぃ!
とか
剣崎、棒すぎ!
とか書きたいことも色々ありましたが
今回ばかりは細かくレビューするのはやめます。怒ってますから。
31話を観終えた感想は、なんじゃそら!! です。
ネットでは諸説ありますが、僕は仮面ライダーディケイド肯定派でした。
別にオリジナルキャストを使わずとも
過去のライダーたちが登場するだけで感激だし、
要所に込められた、ちょっとしたファンサービスが嬉しかった。
ですが、この31話の締め方だけはいただけません。
夢オチの200倍ヒドイ!良識を問いたい。
全31話のパッケージとして、1つの商品として未完成じゃないですか。
ハナから「10周年記念で半年間のお祭り企画」としてはじめておいて
続きは劇場版でなんてあり得ません。
劇場版というのは戦略やターゲットを異とした別の商品ですよ。
結局50話くらいで1年かけてやらなきゃダメだったんじゃん。て話ですよ。
年末商戦にベルトの玩具売るためだか何だか知りませんが
次回作以降を秋スタートにする戦略の一環というのも
ガンバライドのプロモーションに最適だというのも
「うまいこと考えたな」と思っていました。
しかしそれは、綺麗に番組を終了させていたなら…の話。
しかも、
オールライダーの観客動員が思いの外良かったので
短い話数で慌てて話を畳むより、一本映画作って儲けよう
という考えがモロ見えの、いやらしい儲け至上主義。
イデオンやバルディオスのように
番組自体が打ち切りになってしまったので、ファンの熱い要望で
TVで観られなかった結末を劇場版で。というケースとは意味がまるで違う。
東映とバンダイはこの作品が子供番組だと言うことを忘れていませんか。
次のライダーが始まって、そろそろWに馴染んできた3ヵ月後
今さら「あの結末」といわれて純粋に興奮するちびっ子がどれほど居るか。
電王の映画が連発されたあたりからイヤな感じはあったんですが
そもそも電王の扱いにしてもおかしい。
大人の事情で佐藤健を使い続けられないために
電王=モモタロスになんとなく主役をシフトしてシリーズを続行。
ディケイドにリョウタロウが出てこないのが何よりの証拠。
企業である以上、儲けを出してナンボでしょう。
劇場版の観客動員のために、視聴者を煽るのも大いに結構。
しかしディケイドがやっていることは
無料体験で客を集めて、ここから先は金払え。と言っているのと同じ。
詐欺とまでは言いませんが、
この31話で自らディケイドの商品価値を貶めているんですよ。
視聴者をバカにするのもいい加減にしてもらいたい。