昨今、メディアに露出しすぎの感が否めない
戦場カメラマン:渡辺陽一氏
やわらかな人柄、独特のキャラクター、
そしてなにより話が面白いので
TVで見かけるとついつい見入ってしまう。
面白おかしく扱う各種メディアのおかげで
彼が戦場においてどれ程命がけなのか
どんなすばらしい写真を撮るのか
イマイチ伝わってこないのが残念だが
彼にも本業があるし大衆に飽きられるのも早そうなので
半年後にはTV露出はグーンと減っているだろう。
だからこそ安全な場所で稼げるときに稼ぐ彼は利口だ。
ここまで来れば
TV露出が無くなっても講演で一生食べていけるだろう。
そんな彼のエピソードの一つに
戦地へ赴くときお土産として
必ずヤマザキのダブルソフトを持って行くという話がある。
外国には、日本のようにそのまま食べてもふんわりやわらかで
小麦の風味が強いパンというものがほとんど無いそうで
極限状態の戦地で生食できるやわらかパンを食べさせたら
たいていどんな民族の心も簡単にゲットできるらしい。
なるほど山崎製パンは柔らかいパンを作り出すために
何やらいろいろとやっているらしいし、もってこいのアイテムだ。
しかも、何と安上がりの人心掌握術だろうか。
「もっとないのかい?」「ナベ、パンおくれよ」と
現地の子供たちに、やんやの人気の氏が目に浮かぶ。
ところで、この話を聞いたとき
はじめて食べた白パンの柔らかさに衝撃を受けたハイジ
を思い出して「なるほど」と納得した僕は
自身が骨の髄までアニメ好きだと実感した。