20年くらい前に知人に勧められてハマった岡村ちゃん(僕的にはオカムリン)
当時ちょうどアニメCITY HUNTERのTM Networkに続く
二代目エンディングを歌っていたりなんかして
知名度があがるかと期待もされたが、当然ながら一般受けは決してせず
カルトにカルトに人気を維持していたんだが
なんだかパワーが落ちてきたような気がした2000年頃から
覚醒剤で三度の逮捕があり
やはりスランプに苦しんでいたのかとか、
親友尾崎豊にあやかったのかとか、勝手な勘ぐりを入れたりもしてみた
Mr.Children桜井を始め、彼をリスペクトする歌唄いは数多く
期待されるプレッシャーもあっただろうが
反面、あちらこちらでカヴァーされているのでお金に困ることはなかっただろう。
そんなオカムリンが完全復活
7年ぶりのアルバムが発売された。
「エチケット」
2枚同時リリースのセルフカヴァーである。
7年ぶりともあれば彼一流の新境地が聞きたいところ
ご機嫌うかがい的なアプローチになったのは些か残念だが
相変わらずアレンジの妙が冴えわたり
ちょっと他所では聞けないサウンドが楽しめるのは嬉しい限り。
しかし僕はアーティストが誰とかいう以前に
個人的に過去の曲の焼き直しってのがあまり好きじゃない。
今回は岡村靖幸RESTARTという意味合いで受け取ることにし
そう遠くないうちに完全オリジナル新譜をリリースして欲しいものだ。
タイトルの「エチケット」は、
「マナー」とはひと味違う、思春期のある時期に出会う言葉であり、
岡村靖幸自ら、強い意志を表現したものです。
生きて行く中で、自らを律するという意味でもあります。
ということだが、これは「もうクスリに逃げたりしないよ」と
いう意味も当然含んでいることだろうが
そんなことは信用しないし、どうでもいい。
オカムリンらしい曲が聴けるのなら、
クスリ漬けでも犯罪者でもかまわない。
そう思わせてくれる、稀有な才能だと思うのです。
無責任な発言でスミマセンが。