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ONEPIECE 649 「タイやヒラメの舞い踊り」


世界の甲板から Vol.32は「スカイピア -今年の恵みもゴッド満足-」
ガンフォールは騒動終息時に乞われるまま神の座に就いていました。
そしてカボチャ畑も続けていました。
シャンディアの酋長ともすっかり仲良し・・・というよりも

あの人は今・・・の頃も見てみると
ふたりが相談しあってカボチャ畑がここまで大きくなったっぽい。
畑が大きくなったんじゃなくて、カボチャが大きくなったんだが。
万田酵素でも使ったか・・・
先週ワイパーたちの後ろに見えていた
神殿の天守らしき建造物が見えているので、
おそらく、ここは神殿の敷地の中だと思われますが、
400年にわたる諍いの末、ようやく取り戻したシャンディアの尊厳の象徴たる
黄金の鐘楼=シャンドラの灯がここに置かれているということは
種族間のわだかまりもすっかり解け、
ガンフォールがいかによい治世を行っているかが分かります。
それにしても、服に『神』と書いてある神様・・・って・・・
ドラゴンボールをリスペクトしすぎですよオダッチ・・・
本編:
ホーディに従わされていた人間の海賊達は解放
ホーディとデッケン、新魚人海賊団の幹部たちは身柄を拘束
魚人街は封鎖され、
その他の新魚人海賊団員は魚人島本島で職を持つことに。
ワダツミは追放されクラーケンが遠くに捨ててくるらしい。
そんな見事なネプチューン裁きで騒ぎはひとまず終息しました。
さて、前回読者を騒がせた
ジンベエが仲間になるかどうかの話は・・・

一味の皆も賛成しているし、ルフィも譲りませんが
やるべきことが残っているため今は仲間になれないといいます。
しかしジンベエ自身もまんざらではないので
必ず会いに行くからそのときもう一度誘ってくれ・・・と。
なんだかイヤなフラグが立ったような気がしないでもないですが
これで、正式な一味加入は当面無くなったものの

みんなの気持ちの中ではすでに仲間の位置付け
ビビと同じくらいと考えてもいいかもしれません。
島を挙げて『英雄』扱いされるのが耐えられないと
逃げていたルフィでしたが
ネプチューン直々に、当初行うはずだった宴を仕切り直すというので・・・

これが「タイやヒラメの舞い踊り」ですね。
宴を抜け出したロビンに呼び出されてドギマギするネプチューンに
単刀直入なロビン
「ジョイボーイって誰?」
ジョイボーイは空白の100年に実在した人物(人間らしい)で
ポーネグリフに刻まれた謝罪文は、
魚人島との約束を破ったことに対して、当時の人魚姫に宛てられたもの。
そしてその後、王家には
ジョイボーイに変わって約束を果たす者が現れるという言い伝えが残され
その時のためにノアを見守ってきたといいます。
肝心の『約束』がどのようなもので、
何を目的に、どういった経緯で交わされたかは
ネプチューン王も知らないそうです。
そこに持論を交えてツッコむ容赦ないロビン。
ロビンは空島で古代兵器「ポセイドン」が魚人島にあると知った。
その「ポセイドン」とは当時の人魚姫のことで、
今また同じ能力を持って生まれ、力が覚醒したしらほしは
古代兵器「ポセイドン」として争乱に巻き込まれるかもしれない

ドン!! 衝撃の事実。驚きましたね。
ここからは不確定要素が多いため、
多分に妄想を含みますので要注意です。
余談:

ロビンは空島でポセイドンが魚人島に在ることを知りました。
ポセイドンとはギリシャ神話に出てくる海神の名前で
実はローマ神話のネプチューンと同一の存在とされています。
だもんで、
ネプチューン王こそが鍵を握っているように
ミスディレクションされていたのかもしれませんが
単なるネーミングのダブりを回避するために
ネプチューンと名付けられたくらいにしか僕は思ってませんでした。
まさかネプチューン王家の伝説の人魚こそが古代兵器だったとは・・・。
もちろん、単身のしらほし姫が
それほどの恐ろしい戦力を保持しているのではなく
生まれついて”海王類の王”であるしらほし姫が
ひとたび命じれば、世界中の巨大海王類が結集して、
それこそデビルマンとハルマゲドンを戦えるくらいの戦力になるでしょう。
世界を滅ぼすことができる力というのも、あながち大げさではありません。
さて、古代兵器といえばもう一つ出てきましたよね。
アラバスタ王家が守る歴史の本文にその名を刻まれ、
船大工トムからアイスバーグとフランキーにその設計図が託された
そう『プルトン』。
『ポセイドン』がギリシャ神話の神の名前であると同じく
『プルトン』とは”プルートゥ”すなわち『冥王』のことを表しています。
『海王=ネプチューン』なので、ネーミングの一貫性を取ると
『ハーデス』と名付けたいところですが、細かいことはいい。
ここで気になるのは『天王=ウラヌス』の存在。
『天王』の名を持つ古代兵器が、いずれ必ず登場するはずです。
今はまだ情報が少なすぎて突拍子もないことしか思い浮かばないので
ほんのさわりだけ妄想しますと
死後世界の王の名を持つ『プルトン』は、
設計図が船大工に託されたことから考えておそらく戦艦です。
すなわち、直接的に破壊するための戦闘力=ヒトを死に至らしめる力
そして今回
『ポセイドン』が人魚とその能力を指すかもしれないことが分かりました。
海王類の王とは、”海の物語”であるワンピ世界の全ての生き物の長。
すなわち、霊長とか生態系そのもの=万物の生命力を象徴
となると、天の名を持つ『ウラヌス』はどんな古代兵器でしょうか。
生命の進化とか、文明の樹立とか、人類補完計画とか
なにか種を次のステップへ押し上げる革新的な技術?のような気がします。
その能力を手にすることが何を意味するのかまだわかりませんが
しらほしが、古代兵器を巡る争いに巻き込まれることは
濃厚になってきました。
そして今回「ポセイドンとは何か」を深く追求することは
空白の100年に起きた出来事を知ってしまうことになるのですから
ここで語られる話は
些細な小ネタも忘れず記憶しておかねばならないでしょう。
いずれルフィたちが関わる大きな問題の
重要な伏線が隠されているかもしれないからです。
ネットでは、
魚人島編は、これまでで一番面白くないシリーズだ
という意見を非常にたくさん見かけますが
アンチの意見など放っておけばよいのです。
見放してしまった人は後悔することになるんじゃないでしょうか。
ワンピは、まだまだ
僕らをワクワクさせてくれる謎をたくさん孕んでいるのです。
さらに余談:
そういえば
「プルトン」の設計図は燃えてしまったのでもう作ることはできないのですが、
アラバスタの歴史の本文には、その在処が記されていたはずですから
世界のどこかに現物が存在しているはずです。
そしてそれをロビンは知っていますよね。
歴史の本文を解き明かすことや、空白の100年を調べることは
イコール凶悪な古代兵器を復活させる危険な思想であるという
政府の愚かな見解を肯定することを、
考古学の見地からも彼女のプライドも許さないでしょうから
ロビンがその愚かな考え通りの行動を取って
好んでプルトンを求めることはないだろうけど
歴史を解き明かすヒントをロビンは自ら握っているワケですね。
今回みたく、いざその時まで口にすることもないと思いますが。

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