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ONEPIECE 686「ビスケットルームの雪女」

ゾロ vs モネ
相手が自然系ロギアと知り、がぜんやる気のゾロに対し

雪に同化し、出たり消えたりを繰り返すモネ
何弱ェの狙ってんだてめェ!!!
てめェ戦う気あんのか!?
 と、ゾロはやりにくそう。
それもそのはず
モネの最重要任務は「シーザーとその実験の保護」であるため
手強そうな相手に真っ向から立ち向かう必要はなく
多対一の中、ひとりに正々堂々かまっているヒマなどない。
シーザーを捕獲しようとする存在があり
同時にこの島の秘密を知る大勢の人間を逃がすわけにいかず、また
子どもたちの中に反乱を煽動するもの(=モチャ)が現れた現状で
モネの立場としては、モグラたたき的であろうとも、
随時、臨機応変にそれぞれに対応する必要があるわけで、
子どもたちを今以上に混乱させそうなナミたちを真っ先に襲うのは自明の理
さらに「端から数を減らしていく」という観点から
個々は取るに足らない存在だが、数いてめんどくさいG-5を
無差別に減らすというのも間違ってはいない。
モネが美女であるというただそれだけで翻弄できそうなサンジはともかく
極端に戦闘能力が高いであろうルフィやゾロと真っ向勝負など
計算高いモネにとってありえない話なのでしょう。
さて今回のキモはここからです。
子どもたちのもとへナミたちを向かわせるため
このやっかいなモネを足止めするゾロですが、モネが何かに気付きました。
ゾロが攻撃を受けるばかりで、モネに刃を向けていない

勝機を見出したのか不敵に笑うモネ
ゾロの顔にもやや陰りが差しているようにも見えます。

そこへ、覇気を使いモネに斬りつけるたしぎ大佐が
部下を先に行かせてゾロと共にモネに対峙する構え。
ここから導き出される答えは
ひょっとして、
ゾロは女性を斬ることができないのではないか?
ですが、さて、それはどうでしょうか。
言うまでもなく一味には女性を蹴ることができないサンジが居ますし
同じ弱点を持つ戦士をふたりもオダッチが考えるとは思えない。
ウイスキーピークでは
ミスマンデーに気絶するほどのアイアンクロー極めてましたし、
その後には女性や子どもを峰打ちで撃退しています。
どう考えてもフェミニストとはほど遠い。
斬ってないのはOK?
剣術バカのゾロがそう考えるのは、無い話でもないと思いますが
そもそもゾロが女性を差別(区別?するに至るとしたら
幼き頃のくいなの死が絡んでいる気がします。
大人になったら男に勝てなくなる
階段から落ちただけで死ぬ弱い存在

こういう価値観をただ持ち続けているだけでそう考えるというのは
あまりにも残念すぎるので
ここはひとつ本編での扱いがあまりにも雑すぎた
ゾロの過去をもう一度深く掘り下げる機会にならないものでしょうか。
果たしてゾロは本当に女性を斬ることができないのか。
くいなと同じ顔を持ちながら
ゾロに対等に扱ってもらえたためしがないたしぎが
良いところを見せるチャンスが巡ってきています。
当然、ブラフかましていただけで
ゾロにそんな弱点はない・・・でも納得はしますけど

何か新しいフラグの立ちどころだと思うのです。超期待。
余談ですが:

雪の能力だけに熱に弱そうなモネ
また覇気を纏ったたしぎの斬撃に負傷しており
モネ本人が言うように、ルフィやゾロにかなうほど強くは見えません。
というよりも、自然系ロギアの能力者には違いないが
その能力をいままでろくに戦闘に使ってこなかった、すなわち
戦い慣れしていないような気がします。

海兵の銃弾を受けたときも、
自然系なので身体を変化させてダメージこそないものの
喰らった瞬間の衝撃は受けているようで、
覇気使いのビスタに頸動脈を斬りつけられても
赤犬がさほどのダメージを追わなかったような無敵感・絶望感を感じない。
似た能力にクザンの「ヒエヒエの実」がありますが、
赤犬の「マグマグ」>エースの「メラメラ」のような
上下関係にあたる構図になるのかもしれません。
そう考えると、やはりそんなに脅威に感じないんですよね・・・

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