ONEPIECE 688「モチャ」
子供たちはそもそも誰も病気ではなかったこと。
人体実験用のモルモットとして扱われており
このままではみんな死んでしまうこと。
シーザーが言うことは、すべて嘘っぱちであること。
このままだと、みんな死ぬ。誰も家になんか帰れない。
チョッパーから衝撃の事実を告げられ愕然とするモチャ。
病気を治して家に帰り、大人になったらみんなで海に冒険の旅に出ようと
笑いながら約束した”将来”が自分たちにはもうない。
しかし
「もっと早く見つけてあげられなくてゴメン」と涙し
必ずみんな助けてやると強く訴えるチョッパーを信じ
健気にも
他の子供たちにキャンディを食べさせないことに協力。
思考定かならぬ仲間に襲われ万事休すのモチャがとった行動は
ドン!!
血を吐き、倒れ、苦しむモチャの姿に狼狽する子供たちに鎮静剤を打ち
診療室へ運ぶチョッパーに
息も絶え絶えのモチャの言葉が重い。
キャンディー渡さなかったよ
死ぬ危険を冒してまで、自分との約束を守った幼き魂に
チョッパーの心は如何ばかりか・・・。
その頃、1階まで戻ってきた我らがルフィは
シーザーの居所をつきとめ、乗り込む構え。
通路をまっすぐ抜けるだけの道のりですが、
“超”方向オンチのルフィが無事たどり着けるか少し心配です。
次回ルフィ大活躍!
となるのかどうかは来週休載なのでひとまず置いておいて
今気になるのはモモの助。
腹ペコで動くこともできなかったところ
脳裏にドフラミンゴの恐ろしいイメージが浮かんだとたんに
覚醒したように上空に舞い上がった(駆け上がった? モモの助。
その目は正気を失っているようでもありましたが
力尽きたのか、空腹のあまり気を失ったのか
今はずるずるとルフィに引きずられています。
あのドフラミンゴのイメージは何だったのか。
過去にドフラミンゴとの間に何かあったのだとしたら
モモの助にとって何がトラウマなのか。
錦えもんとモモの助が海賊嫌いなことや、
おそらくは「ドラゴンは親の仇も同然」というのも
その辺に何か因果関係があるような気がします。
ところで
ローの作戦が失敗し、孤立していたチョッパー。
研究所内を彷徨い歩いてモチャたちに出会ったのだと思いますが、
人として(人じゃないけど 許せないこと
医者という立場で正しいと思うこと
仲間とはぐれたので、自分ひとりでできることを判断してモチャを引き込みました。
結果は、チョッパーひとりでは子供たちを食い止めることができず
しかも自分の指示に従ったモチャの命を危険に晒すことに。
これはたったひとりでできること。また
医者として、現在のチョッパーにできることの限界にぶち当たった事を
意味するのかもしれません。
チョッパーが、自らの医者としての能力の限界に突き当たり
それを突破もしくは、仲間と協力するなど別の方法論を見出し、
一味の中で頼れる船医としての地位を確立したとき
ようやく「5人目」に数えられるのだろうと、僕は以前から考えています。
いや「もう十分頼られてるだろ」とも思うのですが
「5人目」に正式にカウントされる日が必ずあると思いますので
もう一段の成長が求められているのかな・・・と。
そういえば、ナミの気候を操る能力やウソップの新兵器、
サンジのバイタルレシピ、フランキーの新技術、ブルックの歌の力と
皆、この2年で自分の役割を強化してきた中、
「〜人目」に数えられていないチョッパーの医術とロビンの考古学には
まだ明らかなレベルアップが確認できていませんね。
ゾロは・・・元々戦闘員だから・・・いいだろ。
ともあれ、今回のシリーズは、
今後のチョッパーの存在意義を測る大きな試金石となる気がするのです。
余談ですが:
前回の騒動で「グッ」と近しくなったゾロとたしぎ
相変わらず反発しあっていますが、なんだか見ていてニヤニヤしてしまいます。
伝説の剣豪の刀「秋水」をたしぎが知っているのは
大業物21工の一本だから。
図鑑にでも載っているのでしょうね。
鞘だけで判別するとは、さすがは刀オタクと言うところですが、
むしろそんなレアな刀を掲載している図鑑を編纂した人の方が地味にスゴイと思う。
Comment
Source of Artificial Devil fruits
考察力と分かりやすい記事でジャンプを読んでからblogを読みのが毎週の楽しみになりました(笑)
今回の記事で新世界一発目に麦藁と絡む同盟相手に医師であるトラファルガーが超新星の中から今回選出されたことに、なるほどと納得しました。
こうして考察しながら読み進めるとワンピースはキャラと場面の掛け合わせが上手くて伏線が張り巡らされてて、奥が深いですね。
↑国会議員や屠餓死見れば分かると思うけど、お金が目的の仕事は、クオリティがめちゃ低い。
MMDの優秀な作品やワンピースは、心の奥にあるものを形にしたいという純粋なクリエイター魂で作ってるから、クオリティが異常に高くなる
これから毎年映画制作に関わるんだろうね?100億円以上は軽く稼いだやろうにそのやる気はどこからでてくるんだろ?普通は冨樫化するはずやのに
何だかんだでルフィは、ちゃんと問題の核心を衝くんですね。頂上戦争で見せた能力から、ドフラ戦ではクルーの身体の一部が切断される確立が高いような気がしてしまい、そうなるとその治療でローとの海賊同盟の必然性が勝手に理解できてしまいます。子供たちの件も、蓄積した薬を中和して肥大化した組織を正常化するためには、ミラクルドラッグの開発(短期間で?)か、ローのスーパードクター的能力が必要ですよね。ローは外科医なので、チョッパーが有力でしょうが。スリラーパークの時とは違い、間違った医療→疑念・怒り→本来あるべき医療の施術が可能なので、確かにもし解決(修行で得た新医術を駆使して、しかもその回復により、かつて自分を迫害したより多くの人間から喜ばれれば)できれば“けじめがついた”という意味で正式な仲間になれるかもしれませんが、もしかしたら麦わらクルーの直接的危機に関わった時か世界規模の病に関わった時に持ち越される可能性も無きにしも非ず、わかりませんが…。
ところで、先週のゾロの見せた獣の目が頂上戦争の時(E561)のミホークの目にくりそつだった事といい、ルフィの怒れる歩き方が何処となくモビーディック号上のシャンクスに似ていることといい、憧れの存在に確実に近づいている現われですね。来週は覇王色の覇気が見られるような。でも、尾田先生にはゆっくり休んでもらって、再来週あたりSAD室に早く中継繋げて欲しいところです。
↑ヒント
映画。某吐餓死の休載と同じように思っちゃだめ
尾田考えてんだろうな~また休載かよ
補足:伝説の件はコウノトリではなくペリカンである、という見方が有力のようです。調べてみたらコウノトリとペリカンは近い種類なんですね。
モネがモチャの状態を知った時どう反応するか興味あります。シーザーのため(ドフラのため)という名目で敵対していましたが、ちらほら一部で言われている話で、モネの子供に対する執着が少し特殊なかんじがするような。
そもそもモネは「何の鳥」なのか?という視点で見ると、「自分の心臓(血液)を雛に与えて育てる」といった伝説のあるコウノトリあたりかな、と思ったりします。これは心臓つながりでもありますね。
しかし次がまた休載だというのにまったくストーリーが進まない…
考古学の強化ってイメージできないな。
脳裏にドフラミンゴの恐ろしいイメージが浮かんだところは勝手な憶測ですがドフラミンゴがベガパンクに悪魔の実を作らせ、能力者の兵士を沢山作ろうとしていて戦闘中などに気絶しそうになってもドフラのイメージが現れいやでも動かざるを得なくなるようにしているとか、、