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ジョジョの奇妙な冒険 #13 JOJO vs.究極生物

コミックス7巻01~04章。
原作では「JOJO vs.究極生物」というタイトルは
前回のサンタナとの出会いの回に充てられているのだが
内容的には今回にもっとも相応しいだろう。

ハッピー うれピー よろピくねー
想像していたのと違いすぎて少し戸惑った。
今どき「のりピー語」なんぞ何のシャレにもならないが
しかし原作をなぞるという制作趣旨から
他のセリフに変更するには印象が強すぎる。
ってな議論があったか無かったか、
とにかくまったく新しい「よろピくねー」が誕生した。
考えた監督だか音響監督も、演じる杉田も、ある意味災難だったな。
相手する気もなかったが(本当はあっただろうが)
サンタナに無視されてイタズラ心を出すジョセフ。

この表情はジョセフらしくて非常にいい。
闇の力と波紋による太陽の力
同種の、されどまったく相反する二つの力で
石仮面や柱の男を滅ぼせる唯一の手段が波紋。
サンタナ自身も実際にジョセフの攻撃を受けて

やはり…こいつの体とオレは反撥しあう…
と言っていますが、
本来、対消滅するかのようにそれぞれが相手を滅ぼす能力。
互いに浸食するならともかく、反撥しあうって何かおかしい。
これは、
ジョセフが波紋の使い方を心得ていないことから
波紋を散らせてしまっているせいで
ジョセフの攻撃は内部に浸透しない。
しかしその傍ら、サンタナの一方的に蹂躙するパワーからは
生まれつきの波紋の呼吸で守られているため
同化や吸収されることがなく
反撥しているように見えるだけ。
今後のカーズたちとの邂逅を知っていると
何が驚きって、サンタナが波紋を知らなかったこと。
どんだけ青二才やねん。
とにかく攻撃が効かないので

食われそうなところから
起死回生の一発
第一部であれほど神経質になっていたグロ部位の描写

今回は真っ二つになったサンタナのボディも
両手を貫いたナイフもボカシなしで克明に描かれている不思議。
シュトロハイムの活躍で
サンタナを陽光の下に引きずり出すことに成功するも

苦悶のサンタナはシュトロハイムの傷口から体内へ
覚悟を決めたシュトロハイムは
体内のサンタナもろとも爆死。
M24柄付手榴弾の描写が原作よりも細かい。

原作では、いったい何の素材なのか
柄の部分がマグライトみたいな形状をしているが
実物と同じ木の柄に変わっており

原作にはない底部のボトルキャップを開ける描写や
鉛の重りがぶら下げられた、着火用の紐を引く描写が加えられている。
着火から爆発までの時間が長すぎるのは原作と同じだったけどな。
サンタナはそれでも死ななかったが
ジョセフの機転で両面焼きのハムエッグに。

次回:太古から来た究極戦士
いよいよシーザーの登場。そして、そしてッ!

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