ジョジョの奇妙な冒険 #19 死の崖へつっ走れ
コミックス 9巻08章~10巻02章まで。
メキシコで木っ端微塵に爆裂死したはずの
シュトロハイムがおれの目の前にいるッ!!
冷徹な職業軍人しかも「ナチス」
だけどその独特の個性は凄く印象的で憎めない
死んだと思っていたシュトロハイムが待望(?の復活!
ここは原作の
不敵で余裕で優越感と勘違い感たっぷりな
絶妙な表情が捨てがたい。
ブァカ者がァアアアア
やはり「“ドイツ”の科学は世界一チイイイ!!」
ではいまひとつ”ピン”と来ないし
ナチス式敬礼が不自然に陰で隠されているのも致し方ないが
シュトロハイムにはコレが無くてはな。
最先端テクノロジーを駆使した、怒濤の「井の中の蛙」っぷりがたまらない!!
我が流法モードは「光」輝彩滑刀の流法モード!!
う〜ん・・・
カーズ様、先週はめっぽう格好良かったんだがなぁ(作画かなぁ
エイジャの赤石!この時をまって5000年!
すべての悪事が露見した夜神月のような醜く歪んだ微笑み。
こういう下非た笑みも今のカーズ様には相応しくない。
セリフは同じだが原作では
猿知恵のテクノロジーに頼った勘違いナチス野郎を蹂躙し
ついに5000年の念願叶った悦びに、ある種恍惚の表情を露わにするカーズ様。
むむぅ、この機微がわからぬか・・・・
前回、車に轢かれそうな犬を助けたり
この後、崖下の花を踏み潰さないよう避けるような
わざわざ視聴者に訴えるカーズの精神性を疑わせるこの顔は絶対ダメ。
なぜなら(ネタバレだが)ずっと後で
カーズが実はゲスだったことが分かる展開が待っているからだ。
今の段階でこの表情は絶ッッッ対にダメなのだッ!!
イタチの最後っ屁で
紫外線を浴びせたシュトロハイム
手放した赤石が谷底へ向かって雪面を滑る様子がシリアスすぎて
シュトロハイムのざまあ顔がカットされた
谷底までゆうに2〜300メートル
エンパイヤステートビルの高さだぜ!
Wikipediaによると
エンパイヤステートビルは最上階が373m、最頂部は443mなので、
喩えるならクライスラービルの方が妥当だが
ここで言いたいのはそういうことではない。
エンパイヤステートビルは1931年竣工
すなわち第二部の時代:1938年のアメリカでは
世界一のとんでもない高さを誇っていたということ。
一見どうでもいいような、さりげないセリフに
時代背景を組み込んでくる荒木のセンスに関心するがいい。
ジョセフ、カーズと共に落下
谷底までの深さ175m 約5秒で谷底へ激突!
2〜300メートルって言ってたのがどうなったのかはさて置き
僕はバリバリ文系なので詳しくありませんが
調べたところ、重力加速度は9.8m/秒の二乗
5秒後の落下距離は(9.8×5×5)÷2として122.5m・・・あれ?
しかし6秒後で計算すると176.4mになるので
谷の深さは約175mだが、CMをまたいでいる内にすでに1秒が過ぎ
谷底まではあと約5秒ということで理解することにする。
間違ってたらゴメン。(それこそどうでもいいとか言うな
カーズ様爆笑
完全に上から目線で余裕だった戦略が覆されたかつてない屈辱
それでも花を避けて着地できる自分の冷静さを確かめながら
ジョセフの強さを認めると同時に
この狂気の笑みはエシディシの「泣き」と同じく
冷静さを取り戻す手段なのかもしれない。
もうすこし作画なんとかなりませんでしたか・・・
カーズが潜んでいる館に
すぐに追撃するか、慎重になるかで意見が分かれるふたり
「頭おかしいんじゃあねーのか!?」
これもNGなのか。
「キチガイ」が放送できないのは知ってましたが
「頭おかしい」もダメなようです。
ツェペリ一族の問題
以前出てきた家系図ふたたび。
やはりシーザーの父親マリオの顔が原作と違うのは
このシーン(次回)のためのキャラ表が使われたからだった。
というより原作では
家系図にマリオの顔を既に描いたことがあることを
荒木が忘れてて新たに描いたと考えるのが妥当だろう。
秘められた過去も謎のまま
シーザーは単身館へと向かう。
次回:シーザー孤独の青春
待っていたのは・・・ワムウ!!
エンディング映像にシュトロハイム復活
なんか、扱いがすごくキワモノっぽい。
たとえばスプリガンのボーとか、Gガンダムのシュバルツとか
ドイツ軍人ってイロモノ要員なのかしら・・・?
注)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作マンセーな人ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢を崩すつもりはないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それについては、何というかもう・・・ご了承ください。