サイトアイコン 我思う故に・・・新館

ONEPIECE 699「朝刊」


クザンと事を構えるつもりはないとドフラミンゴ。
一時は、不都合な事実を知った者全員を今日中に皆殺しにする勢いでしたが
クザンによる強烈なヒエピタ効果で少し冷静さを取り戻したようです。
しかし巨人族のサウロをも身動きできなくするクザンのヒエヒエの能力に

間一髪(ということにしておく)凍らされないその実力。
やはりドフラミンゴ個人の能力は底知れないものがあります。
ところで、おとなしく引いたということは
クザンに投げかけた
お前今… 何者なんだ!! クザン!!
の問いに、答えは貰えたのでしょうか。
スモーカーに語るクザン

はじめっから…おれは世界政府が完全だなんて思っちゃいねェ
海兵じゃなくてもできることはあり、
今は立場が変わったからこそ、分かることがある、と。
これはローに言われたことが引っ掛かります

場所を変えなきゃ…見えねェ景色もあるんだスモーカー
政府と海軍はいったい何をしようとしているのか。
ドフラミンゴの動き次第ではとんでもない大事件に発展するから要注意
と警告し、肝心な部分ははぐらかしました。
そして翌朝、新聞が伝えた衝撃記事に世界が揺れる

ドンキホーテ・ドフラミンゴ
王下七武海脱退/ドレスローザ王位奉還


七武海トラファルガー・ロー、麦わらの一味と異例の同盟
さらに
キッド海賊団・オンエアー海賊団・ホーキンス海賊団も同盟結成
10年間保持していた「国王」の地位と
「七武海」の特権を投げうってでも
シーザーを取り戻す選択をしたドフラミンゴ。
これが何を意味するのか。

カイドウだけは怒らせる訳にはいかねェ
「SMILE」をもう作れないとバレたらお前は消される

さっきまで「おれを怒らせるな」と上からもの言ってたのが
このローの脅し文句に冷や汗を流し、
一も二もなく交渉の座についたドフラミンゴ。
カイドウに消されるのが恐ろしい?
そんなワケないでしょう。
それこそ僕をがっかりさせンなって感じです。
あれだけ部下に信頼厚いドフラミンゴです。
それは彼が成すべき崇高な目的に賛同し、
彼なら為せると思うからこそ命を捨てられるハズ。
ドフラミンゴ自身の最終目的が何かはわかりませんが
部下たちは彼こそ海賊王に相応しいと感じているのです。
まさかカイドウと敵対するのが怖いと思うような男ではないでしょう。
そう「カイドウだけは怒らせる訳にはいかねェ」のには
何か別の理由があるんです。
多分に憶測を含みます(というか憶測95%です)
理知的な言葉で語り合えない凶暴なカイドウ
(モリアの「カイドウのバカ」という言葉が
 これに該当するかどうかはわかりません)
ドフラミンゴはこれを上手く利用して
何か規模のでかいことをやらせようと画策しているような気がします。
カイドウはとにかくコントロールが難しい。
ときに煽ててスカして持ち上げて
上手く築いてきた関係をここでゼロにはできないという
苦渋の決断だったのでしょう。
今カイドウを怒らせないために、
ただの一海賊として、海軍の目から逃れながらもSMILEを作り続ける。
スモーカーも知らなかった「ドフラミンゴ=ジョーカー」の図式が
闇社会でどれだけ知られているかにもよるでしょうが
ジョーカーの闇の商人としての信頼は地に墜ちたはず。
これまでと同じ商品を扱うとしても、仕入れにも客にも嘗められるだろうし
以前と同じ規模のマーケットは作れないだろう。
それでも、国王というオモテ社会の権威や闇の市場での権力よりも
カイドウとのこれまで通りの付き合いを望んだということ。
ドフラミンゴはこの屈辱を甘んじて受け、
その末に何を見据えるのか。
とにかく今回驚いたのはドフラミンゴが「国王」だったこと。
しかも

意外と国民の支持を得ているような感じだ。
まぁ
女王が海賊女帝だということを誇らしげに思っている
アマゾンリリーのような国もありますし
現実にも
アジア全域に迷惑をかけ、世界中で「困ったちゃん」認定されている
独裁世襲軍事小国家の人造人間19号が

国民に崇拝されている(真実は知りません)ような例もあります。
ドレスローザがどういう国なのかによって決して不自然なことではなく
闇の商売マネーで国と国民を豊かにした実績でも評価されているのでしょう。
今回ローに言われたのは「王下七武海を辞めろ」だけだが
なぜ王位まで返還したのか。
それはやはり国王という公の地位と、海賊という犯罪者の
二面性が「王下七武海」という免罪符無しでは両立できないから。
アマゾンリリーの例でみると、七武海の地位を失えば国家存亡の危機となるため
国民も国王の真意を求めているというところか。
ところで
ドレスローザって世界政府加盟国なんだろうか・・・
ドフラミンゴが世界会議レヴェリーに出席してるとか笑える・・・
あと、やはり父親が何者なのかは気になります・・・。
あぁ、それで“若様”だったのね
生まれついての「王子」だったわけ・・・か?
63巻のSBSに載っていた子供のころのドフラミンゴ

背景の椰子などから、
この頃からドレスローザに住んでいたようではあるが
めちゃくちゃ貧しそうです。
王族までもが貧しい国だってあるっちゃあるでしょうが
ドフラミンゴは本当に生まれついての王族なのか?
まだ何とも言い難いのですが、おそらく答えは「否」。
ドフラミンゴの近しい部下は、彼を「若様」「若」と呼びます。
彼が元々王族で10年前に先王から王位を継承したのなら
「王様(王子)」「陛下(殿下)」「太子」「皇子(みこ)
など相応しい呼び方はいくらでもある。しかし「若」だ。
取り巻きの顔ぶれを見ても品性を感じられず
どうにもヤクザとかマフィアの組織臭が拭えない。
彼の王位は、暴力的なものか、もしくは
何らかの計略を踏まえた民主主義によって奪い取ったものと推測します。
余談ですが:

ヴェルゴがローに言った
お前は”ジョーカー”の過去を知らない とは?
ドフラミンゴの過去には「暗くて深い闇」があるに違いない。
社会を斜めに見、全世界に復讐せざるを得なくなるような、
そしてヴェルゴたちが
ドフラミンゴならその資格があると思えるような暗くて深く悲しい闇が。
たとえば、根拠ゼロですが
「天竜人」と「Dの一族」両方の血を引いてる・・・とかな。

モバイルバージョンを終了