サイトアイコン 我思う故に・・・新館

ONEPIECE 704「ルーシーとキュロスの像」

なんだか「ハリーポッター」か「一休さん」みたいなサブタイトルだ。
さて、久しぶりに扉絵の話題から。
船が難破して、カリブーが命からがらたどり着いた島は

61巻掲載の595話に出てきた、新世界の「とある冬島」
カイドウのお気に入りの島ということですが
手前の木々や遠くの山々がハリボテなのが気になっていました。
現在の扉絵シリーズではあれから2年が経過し
作りかけだった山は完成しています。
そしてその島の守護をカイドウから任されていたのが
このNO.18の男。
てっきりドレークに倒されたとばかり思われたこの男は
まだこの島にいました。
もう少し整理しましょう。詳しくは扉絵まとめサイトをご覧ください。
助けてくれた老婆の家を出て港へ向かうカリブー
労働者の自由と権利を求める革命の寵児:ガブル隊長に間違われます。
そして今回、
その労働者たちの暴動鎮圧のためにNo.18の男が再登場。

この男の立ち位置が変わっていないならば
労働者たちは、カイドウによって過酷な労働を強いられていると受け取れます。
どうやら、密かに兵器を作らされているようです。
この島の住人と思しき老婆
老婆から貰い受けたコートがガブル隊長のもの(もしくはその組織のもの
だったらしく、そのためにカリブーは人違いされるのですが
この老婆、その軍隊をカリブーのもとから追い払うのです。
すなわち労働者達の敵の立場ということになります。
(なぜ軍隊のコートを持っていたのかはわかりません。
勢力図がイマイチよく把握できませんね。
この島は先にも書いたように木々や山々が作り物です。
カイドウのお気に入りということですから
カイドウの好みの景色を人工的に作っているということでしょうか。
家もツギハギで建築技術というには随分と拙い造りです。
謎の軍隊率いる労働者達に火を放たれた、遠くに見える城のような建物も
舞台セットのカキワリのように見えなくもありません。
すべてが作り物の島。
ところでNo.18の男。
たった独りでドレーク海賊団とティラノサウルスを相手に生き残り
見たところ傷ひとつ残っていません。
「カイドウの部下はそれほど強い」という理解の仕方もできなくはありませんが
ドレークがそんなにヘボだとは思いたくはない。
そういえばこのNo.18の男
右腕がガトリング砲みたいになっているだけでなく
顔も肩も首もなんだか金属っぽいですね。
ひょっとして作り物なら、
ドレークたちに倒されても修理したり作り直すことが可能だったかも。
中には老婆が入っているとか・・・・ちょっとそんな気がしてきました。
ちなみに、
ガブル隊長のモチーフはどうみてもチェ・ゲバラなのですが
僕はキューバ革命などに詳しくないためその辺の暗喩が読み取れません。
なにか実際の歴史的な流れや事件と、韻を踏んでいるような展開になっているのに、
もし気付いた方がいればお知らせください。
本編:
コロシアムで行われる闘技大会の控室
世界中からそうそうたる顔ぶれが集まっています。
腕に覚えある海賊や猛者たちだけでなく
メラメラの実の能力を軍事に役立てようと
国家の威信を懸けて参加する者までおり、その思いは様々。
注目すべきは、
国単位で他国よりも強大な軍事力を持ちたいという考えがはびこっていることで、
危機感を抱える国や好戦的な国というのは現実でもそうだと思いますが
いちおう「世界政府」なるものが統治する社会であるワンピ世界では
公にあってはいけない考え方。
要するにこの人たちの国は、
世界政府非加盟国なんじゃないかとふと思うわけです。
偉大なる航路に入る前なら「悪魔の実」自体が伝説級の存在だったのです。
政府の目が届く場所では、そんな危険な代物は管理されて然るべきで
自由に取引などできるはずがない。
「あやまって悪魔の実を食べてしまった一般人」というのが
未だ登場しないことがその証明なんじゃないかと・・・思ったりもします。
※コメント欄にご指摘いただきました。・・・確かに・・・。
ま、ぶっちゃけどうでもいい奴らばかりです。
ブルース・リーやらプロレスラーからオダッチが適当に引用してきたような
キャラばかりで、
なにしろ二回戦に進めるのはたったの4名という天下一武道会本戦よりも狭き門。
その他大勢はホントにどうでもいいのだと思います。
その4名に残る可能性が高い者

ルーシー…素性を隠したわれらがルフィ。残留しないと話になりません

美しき海賊団”白馬のキャベンディッシュ”…ルフィより1年先輩のナルシス海賊
 こいつはイロモノなので、見た目通りかっこよく活躍する姿が想像できない。
 だから負ける気はしますが一応ランクイン。

剣闘士レベッカ…エロエロビキニアーマーの剣闘士
 コロシアム所属でドフラミンゴと因縁がありそう。
 すぐにフェードアウトは考えにくく、なにか物語の鍵を握っていそうです。

・億越えになったハイエナのベラミー…縁故枠での出場です。
 ワンピ世界で一度ルフィに敗北=信念を砕かれた者は死に等しい痛みと恥辱を受けるらしく
 再戦の機会があっても「こいつとはもう戦わない」…と、通常なるそうですが
 ベラミーは心根が腐ってますから、厚顔無恥にも雪辱に来る可能性はあります。
そして

黒ひげ海賊団一番船船長ジーザス・バージェス
 すでにAブロック勝ち抜け決定。
 2年前よりもさらに筋骨隆々となったバージェス
 ここに来たのは本人の腕試しなのか、それとも黒ひげの指示なのか。
 そんなことより問題なのは
 泣く子も黙る「四皇」黒ひげ海賊団と、一番船船長という肩書き

 ジンベエの話「世間ではすでに”四皇”の一人と位置づけられておる」
 ではまだ「世間でそういう評判になっている」くらいのニュアンスかと
 思っていましたが、名実共に”四皇”の一人とされているようです。
 なにしろ七武海と違って四皇には、なる条件が決まっていませんから
 世間でそう目されたら決定的なのかもしれません。
 そして2年前はインペルダウンLV6の脱走囚人を入れても10人だった黒ひげ海賊団。
 バージェスが“一番船船長”とは、現在いったい何人の部下を引き連れているのか。
 不要なものに興味がない現実・実力主義の黒ひげが
 艦隊を率いているかもしれないのは意外でした。
 「白ひげ」に対するアンチテーゼなのかもしれませんね。
今回は人物紹介ばっかりでお腹いっぱい。
それにしても2年前には、

屋根の上で吠えていたバージェスを一瞥しただけなのに
「チャンピオンの奴」と覚えているとは、たいした記憶力ですね。

モバイルバージョンを終了