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ONEPIECE 713「ウソランド」 

七武海の部下なら責は問わない
新しい海軍大将の藤虎=イッショウの判断
毒ガス事故の犯人として3億の賞金首であるシーザーも
七武海ドフラミンゴの部下だったら海軍の敵と認められない。
では、今回のローと麦わらの一味の同盟はどうか。

藤虎的に、麦わらの一味がローの傘下に入ったのであれば
それはシーザーと同様の扱い。
しかし、対等の立場の同盟ならばそれは海賊(犯罪者)との共謀として
七武海の称号を剥奪のうえ、ローもいち海賊として捕縛。
犯罪者との共謀どころか、
ドフラミンゴにはもっと根深い闇の部分がある事を知っていても
僕らでも知り得る範囲の牽制をするに留める藤虎。
藤虎はどうやらこれまでの大将と違い
政府や海軍の政治的都合や海兵としての責務に囚われていない。
海賊を憎んでいる様子もないし、
社会悪や組織的に都合の悪い敵対勢力には興味なく
ビジネスとして海軍のガイドラインに沿った行動はするものの
自身の正義の概念、物差しによってのみ善悪を判断し、
「個」としての”悪”を滅することに重きを置いている気がする。
これは
「世界徴兵」なるもので大将に特認されたとあるので
藤虎は(おそらく緑牛も)生え抜きの海兵ではなく
一般から実力者を特別に徴用した人材なのだろう。
海兵としての矜持がないのは当然かもしれない。

この「世界徴兵」が
元帥に昇格した赤犬と、青キジの抜けた穴を補うために
政府がとった”策”の一環であることは間違いないだろう。

重力だか引力だか
なにやら凄そうな能力を持つ藤虎。
一般から徴用した実力者か・・・
以前、悪魔の実を誤って口にした一般人が登場していないことについて
少し触れたんだが
ここまで強力な能力者が、ただの一般人とは、にわかに信じがたい。
元海賊というのは、イッショウの性格からは想像しにくいし
はてさて、イッショウの素性が気になるところですね。
一般人のくせにサカズキを「サカさん」呼ばわりだし・・・
さてその頃
小人の王国で捕まっていたウソップは
この王国でヒーローと讃えられている
“モンブラン・ノーランド”の子孫であると嘯き危機を脱したのでした。

そういえばノーランドは
ジャヤに辿り着いた航海よりも以前に
小人の国を訪れた話をしていました。

そのときにトンタッタ王国を救ったようなのです。
ドレスローザの伝統料理に
「妖精のパンプキン入りガスパチョ」ってのがあるんですが

妖精のパンプキンとは、
ノーランドが小人たちに伝えた植物である可能性が高い。

スカイピアでは、400年前にノーランドによってもたらされたカボチャが
今ではジュースにカボチャ麺にと人気メニューになっています。
こんなところにもノーランドの伏線は張られていたのです。
恐るべしオダッチ・・・
また、以前

カヤを楽しませるためのただのウソ話だった巨大金魚が
何から何まで現実だった事がありましたが
その続き。

その巨大金魚の肉を小人の国へ持っていったが
いまだに食いきれない
これがまた現実に。
闘魚は金魚の一種なのだとか・・・
ウソを本当にする男:ウソップ
打倒ドフラミンゴに頼られて、寝耳に水でおっかなびっくりですが
果たしてこの島の真のヒーローとなれるのでしょうか。
余談ですが:
陰陽道でいうところの鬼門とは
災いの通り道として忌み嫌われる丑寅の方角(北東)をいいます。
これを転じて、伝説上にしか存在しない「鬼」という化け物の意匠は
牛(丑)の角と虎(寅)革の腰巻きが定着したという。
2年前の3大将が犬・猿・雉。
これらはご存じ「桃太郎」の家来たち。
そして今回「世界徴兵」で大将に任命されたのが牛と虎、すなわち「鬼」だ。
今後、「桃太郎」に値するキャラクターが登場する伏線なのか
「桃」といえば、戦桃丸とモモノスケ。
戦桃丸は、見た目が金太郎で”くま”を従え、モモノスケは竜に変身する。
どちらも「桃太郎」ではない別のキャラクターが強いが
日本の昔話の色が濃くなって来ましたねぇ・・・

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