黙れ貴様らァ!
死を覚悟してリングに立つ娘に対し
命も懸けぬお前たちには罵声を浴びせる資格もないっ!
レベッカへの客席満場のブーイングに対し
怒りを露わにするキャベンディッシュ。
白馬と拡声器に「自分がかっこよく目立つ」意図が見えるとはいえ
おそらくこの憤慨は本当の感情。
レベッカに対しても特別な含みは持っていないようです。
最悪の世代を逆恨みする自分勝手な主張をする彼が
至極真っ当なことを言うので驚きました。
さて、Dブロックの予選は
レベッカとキャベンディッシュを中心に話が進みそうです。
僕個人的には、その他の出場者は本当にどうでもいいのですが
少し気になることもあります。
『「Dブロック」は1名棄権により137名』
なんでしょう?これ わざわざ言う必要ある?
たしかに706話では138名の予定でしたし、
スパルタンや宣教師ガンビアなど、
受付をしたものの予選に出場しなかった選手も居ることは居ますが
Bブロック開始直前に消息不明になった
キャップマンこと追撃のメイナードのときはそんな描写ありませんでした。
これって何か意味がありそう・・・?
706話で顔出ししてたのに、今回群衆の中に描かれていないのは
「剣闘士メドウズ」「闘獅子」「剣闘士アキリア」の三名。
おそらくこの中の誰かが、棄権した(させられた)ことが
何らかの意味を持っているのだと思います。
※ご指摘いただきました。注>コメント欄
このブロックもすんなり終わってはくれないようです。
決起の声を上げるリク王軍本部
兵隊さんの後ろのボードには作戦の資料が。
・コロシアムの図解(っぽいもの
・地上5階・地下3階建ての王宮図解(っぽいもの
・ドンキホーテファミリーの幹部一覧(っぽいもの
などが貼り付けられているように見えます。
ファミリーの幹部、その中で最高幹部と言われているのが
「トレーボル(クラブ)」
「ディアマンテ(ダイヤ)」
「ピーカ(スペード)」
スペイン語で
ディアマンテはダイヤモンド、トレーボルはクローバー、
ピーカがスペードを意味するようですね。
※ダイヤは「ランバス」とも言うようで、
そういえば、トランプをモチーフにした「仮面ライダー剣」で
ギャレンの乗るバイクが「レッドランバス」でしたね。
ちなみにハートは「コラゾン」だそうですが
ローのために空けてあった席に座るキャラが、今後出てくるでしょうか。
あと、
ドフラミンゴが「メラメラの実」を入手できたことと関連して
未だ正体不明のスペードの男「ピーカ」と
スペードの海賊団を起ち上げたエースの関係性が気になるところですが
エースがゴアを出たのが5年前、
スペードの海賊団を作ったのはそれより後ですから
10年前にドレスローザを襲ったピーカがエースだということはなさそうだ。
10年前だと12歳だしな・・・
しかしまだ微妙に引っ掛かるのが気になりますね・・・
次に、
ジョーラが、ナミ、チョッパー、モモの助を取り込んで作った”命の芸術”。
これがドレスローザに起きた悲劇を表現しているそうですが
あとで見たら意味分かるんだろうか。今のところさっぱり分かりませんね。
さぁ、そしていよいよ今回のキモ。
ドフラミンゴによる独白です。
800年前に世界政府を作り上げた20人の王たち。
彼らの子孫が世界貴族=天竜人なわけですが、
その王たちは家族を引き連れてそれぞれの国を離れ
聖地マリージョアに移り住むことにしたため、
王族がいなくなった各国は、次の王を選出し新たな王政を敷いたそうだ。
王国から王家がいなくなれば、権力者による独裁か
うまくすれば民主化しそうな気がしますけど、王政以外ありえないんですかね?
ドレスローザでは、その時新しく建てられた王家がリク家であり
世界の”創造主”として「聖地マリージョア」へと旅立ったのが・・・
ドンキホーテ一族だ!!! ドン!!
「世界政府」をも動かす権力の正体は、やはり天竜人だった。
しかし話はそんなに単純ではありません
子供の頃の貧しそうなナリといい、
ドフラミンゴは、気になることが多すぎます。
ドフラミンゴに関する考察は、
ちょっと資料をまとめて別記事にしますので、すいません…時間ください。
驚いたのは、アラバスタのネフェルタリ家が
世界政府を作り上げた20人の王の一人だったことです。
アラバスタの現王コブラは、ネフェルタリ家12代目の王
800年の間、それぞれの代で平均66.6年間即位していたことになり
今12代目というのは、ちょっと少ないような気もしますが、
代々長命で、内紛などと縁がなかったと考えましょう。
800年前に世界政府を作り上げ
されどマリージョアへは移り住まなかったというのが
ネフェルタリ家初代の王なのでしょう。
古代エジプトをモチーフにした、アラバスタの王宮や葬祭殿などは
4000年の歴史を持つと言いますから
太古の遺産を守る確固たる意思を持って
ネフェルタリの初代王がアラバスタを建国したことが想像できます。
その人物像から、
当初は、世界政府をつくるということにも、世界を守る側面があったか
もしくは、世界政府の暴走を内側から防ぐために樹立に携わりながら
古代兵器を後世へ伝える役割を自らに架したか。
空白の百年の謎に等しく荷担しながらも
19人の王とアラバスタの王の間に、何らかの確執があったことは間違いない。
ドンキホーテ一族は、その中でどのような役割を担っていたのか
そして、そのような経緯も知らず
単に、世界を征服するために歴史ある王国を乗っ取り
社会的地位と古代兵器を手に入れようとしたクロコダイル。
ドフラミンゴがこの男と手を組もうと、ひとときでも考えたのは
単に思考ロジックが似ているからなのでしょうか。
アラバスタを手中に収め
20人の王が全て揃うと、何かを起こすことができるのでしょうか。
そんな展開になったら、
そのときアラバスタにはビビ女王が即位していると思われ
先祖が800年守ってきたもの、世界政府に対峙する覚悟と決意、
そして、麦わらの一味の仲間としての行動が問われるでしょう。
なんとも壮大な話になってきました・・・