“D”はまた必ず嵐を呼ぶ
・・・お前が呼べや
と、速報では書きましたが、
「嵐を呼ぶ”D”」が、誰か一人のことを指すとは
僕も思っているわけではありません。
何かの宿命を因縁づけられた”D”が
ふたたび世界の表舞台に立つ日がいずれやってくる。
そのときは世界に激震が走るときだ。
のような意味合いでしょうから、
ローが”D”だったとて、ローひとりで何かできるハズもなく、
ましてや、13年も私怨にかられて生きてきた男が
すぐさま別方向の目的へシフトできるとは考えていません。
今回、僕が最も気になったのはコラソン。
「なぜ喋れないふりをしていたのか」もさることながら、
「コラソンはいったい誰の味方なのか」ということです。
[ロシナンテ]
ロシナンテといえば、電波少年のロバ・・・ではなく、
スペインの小説「ドン・キホーテ」の主人公:ドン・キホーテが乗る痩せこけた馬。
スペイン語でトランプのスートを指す「ピーカ」「トレーボル」「コラソン」が
都合よく本名ということはないと思っていたのは、案の定コードネームだった。
ちなみに「ダイヤ」を指す言葉は「ランバス」だそうで、
「ディアマンテ」は「ダイヤモンド」を指す言葉なのですこし微妙な感じがする。
まぁ、ポセイドンとネプチューンとか、
バーソロミューとバルトロメオとか、由来と使い方が統一されていないものは他にもあるので
そんなに気にしなくてもいいだろう。
とにかく、ドフィの弟の本名がロシナンテ。
幼いドフィが、弟を「ロシー」と呼んでいる。ロシーはロシナンテの愛称だろう。
しかし、父親は兄をドフィ、弟をロシナンテと呼んでいる。この違和感は何だろう。
幼いドフィと一緒にいる目を隠した少年。
彼はロシナンテでありロシー、ドフィの弟に間違いない。
しかし、彼と、いまコラソンと呼ばれている男が同一人物とは限らない。
さらに言うなら、父親とごく親しい幹部だけが呼ぶ「ドフィ」という呼称は、
本当にドフラミンゴの愛称なのか?という疑問も涌いてくる。
ドフィが本名で、ドフラミンゴが偽名またはコードネームなんじゃないのか?
とも思ったが、今回ローが”D”だったことで、
ドフラミンゴは、実はD・フラミンゴなんじゃねェの?とかねてより抱いていた疑問が、
そう勘繰らせるただのブラフだった可能性が僕の中で濃厚になった。
で、本題の「コラソンはいったい誰の味方なのか」。
お前はあいつと一緒にいちゃいけねェ人間だ!!!
これ、誰のために言ってますか?
幼い頃から辛苦を共にした血を分けた兄弟ドフィの為なら、
ローを殺せばいい。それだけの話だ。
しかし「ドフラミンゴと一緒にいてはいけないから出て行け」とは、
ローのため、もしくは”D”のために、言っているように聞こえますね。
しかし僕には
この切羽詰まった状況から察するに、両方のことを慮っている気がします。
どちらかを切り捨てることができず、止むに止まれず危険を犯して口を開いたのです。
ドフラミンゴが”D”を抱き込むとヤバいことが起きかねない。
また、世界政府を打倒するためにも、”D”は悪に染まってはいけない。
こんなことが考えられますね。
鍵になるのはあとひとりのコラソンかもしれない。