ONEPIECE 795「自殺」
── お久しぶりのサンジサイド
シーザーを奪われることなく、マムの船はまいたそうだ。
この時点で、カポネ・ベッジがマムの傘下もしくは
協力者的立場であることがほぼ確定した。
そして今「ぐるわら海賊団」一行は、新たな厄介ごとに首を突っ込んでいる。
情報が意図的に隠されているので、今はまだ不確定なことだらけだが
ちと現状を整理
・今ならまだ救うことができる「何者か」を追って、謎の島に上陸した。
・その島は通常は立ち入ることが困難な島
・「シープスヘッド」率いる一団が「侍」を探している。
・犬っぽい「不思議少女」も狙われている。
・その犬っぽい少女が、チョッパーが救いたい「彼ら」に含まれているかは不明。
・「彼ら」を救うために、シーザーの能力が必要(?
その謎の島は、ぶにぶにと不安定で歩きにくい地面をしており
「噴火雨」という名の海水の洪水を引き起こすことから
たとえば巨大なくじら(などの生命)の背中の上にあることが考えられる。
シープスヘッドがワニに乗っていることや、
地面のテクスチャが爬虫類っぽいのも、何かヒントになるかもしれない。
そのシープスヘッドとやらは、なにやら羊っぽい能力者のようにも見えるが、
ブルックの驚き様からは、通常想起される「いわゆる動物系ゾオン」とは
何かが明らかに違うのだろう。
見たところ、腕が羊のツノのように変形し攻撃をしている。
通常の動物系であれば、モチーフの動物の部位は
そのままの場所に反映されそうなので、
腕は前足に変形し、ツノは頭部に生えるように思うのだが、
いや・・・ペルの腕と翼とか・・・例外もあるか・・・
彼らはカイドウの手下である可能性が高く
カイドウの手下が特殊な動物系の能力者だとしたら、
それは言うまでもなく、人造悪魔の実「SMILE」を食った能力者なのだろう。
「シープスヘッド」という名前から、この一団が「羊のSMILEを食ったチーム」で
「ヘッド」はそのリーダーと考えがちだが
例えば「シープスヘッド」は羊の「頭部」のみに変身するとか・・・
それなら両腕がツノに該当してもおかしかないかな・・・とか
数人で一体の動物に合体・変形する可能性・・ないかな。
まぁ、SMILEの実態はまったく分かっていないので、
どんなびっくり能力者が出てくるか、乞うご期待! だな。
で、なんだかんだ言って、今回すべての話題を攫っていくのが、
とうとう登場した、この男。
男は──
「死に場所」を探していた
海賊として7度の敗北を喫し、一人で海軍及び四皇に挑み捕まること18回
1000度を超える拷問、40回の「死刑宣告」
ときに首を吊られるも鎖はちぎれ、
ときにギロチンにかけられるも、その刃は砕け、
くし刺しにするも槍は折れ、
結果沈めた巨大監獄船の数は9隻。
つまり
誰も彼を殺せなかった…!!!
それは、彼自身も然り。
趣味は「自殺」── 男の名は
百獣のカイドウ
陸海空生きとし生ける全てのもの達の中で「最強の生物」と呼ばれる海賊…!!!
壮絶な登場・・・
世界最強の生物といわれる規格外すぎる男は
最強の名を縦にするのではなく、「死にたがり」だった。
いや、しかし・・・
はて?おかしい・・・
いかに身体が常識離れして強靭であろうとも、
ワンピ世界で、何が何でも死にたければ、それは簡単である。
何でもいい、「悪魔の実」を食って、海に飛び込めばいい。
それが手に入らないカイドウではないし、試さなかったとも考えにくい。
しかし、「海で力が抜ける」と言いながらも、ルフィは海中で能力を使ってみせたし
クザンはその効果を海自体に及ばせることができた。
つまり、
僕個人的には「能力者が海に嫌われる」のは絶対であってほしいと願っているが
実際は
能力者の気力や体力、能力のポテンシャル如何で、ある程度克服できるということ。
仮にカイドウが悪魔の実を食い、海に飛び込んだとて
その体力が凄すぎるため、溺れることもできなかった
・・・という可能性は、考えられなくもない。
しかしそれでも、とにかく死にたいのであれば
じっとしていれば溺れることができるはず。
仮にそれを試したのだとしたら、単に溺れる苦しさに耐えきれず
暴れてもがいた結果生き延びてしまった、という図式も考えられるな。
カイドウは「死にたがり」で、どんな痛い目にあっても平気だが
息苦しいのは耐えられない、ある意味「ヘタレ」である可能性。
そして、逆に
カイドウに窒息はない、すなわち、
この星の生命体ではない、もしくは作られた生命体という可能性。
が、想定される。
追記:
ヤマカムさんでは、悪魔の実食って溺れる方法と、
悪魔の実をもう一つ食って死ぬ方法が提示されてました。なるほど・・・
さぁ、俄然盛り上がってきた!
こんな退屈な世界壊れてもいい!!!
世界最高の戦争を始めようぜ!!!
カイドウの目的は世界を壊すことではない。
「結果、壊れても構わない」と言っている。
おそらくカイドウは、海賊王の地位にも「ひとつなぎの大秘宝」にも興味が無い。
ただ強靭に生まれすぎて、
出来ないことがない退屈な日常に、刺激を求めているのだ。
果たして、カイドウは誰を相手に世界最高の戦争をしようとしているのか。
ジョーカー(ドフラミンゴ)陥落を知ったら、彼は何を思うのか。
そして、彼はヘタレなのか・・・。
自殺するカイドウを見送ったウルージ
落ちてきたカイドウを目の当たりにしたキッド、アプー、ホーキンス
カイドウと協力体制にあるドレーク
マム傘下で、シーザーを求めてサンジたちを狙うカポネ・ベッジ
そしてルフィとロー
ボニー以外の「最悪の世代」たちが、ふたたび一堂に会する予感にも
何やら期待が高まるね!
余談だが:
幸せそうに眠るベビー5の左手前で、鎖に巻かれてるのは
誰かと思えば、キャベンディッシュだな・・・www
ハクバが目を覚ました時の対策らしい。
てか、ハクバになってるなwww
Comment
デッケンの件はちょっとどころかかなり特殊ですよね。
溺れるわけではないなら、なぜ頭にシャボンをかぶる必要があるのか。
そして、溺れないけど海に嫌われた=力が抜ける、のであれば、なぜ全身をシャボンに包まないのか。
手足は完全に出しちゃってますよね。
悪魔の実の能力者と、海(水)の関係についてはまだ分からないことが多すぎだと思います。
分かっているのは
「海に嫌われる」
「力が抜ける」
この程度じゃないですかね?
海に嫌われるっていうのが具体的にどういうことなのか、はっきりと描かれてないですよね。
力が抜けないデッケンのせいで、余計に混乱してます。
・・・まさか、慣れれば力が抜けなくなるとか???
なわけないですよね。。。
カイドウは二重人格じゃないかな 覚醒した意思が自殺も拒絶するのかな
駄レスですみません
「力は入らないが溺れることはない」
なるほど!能力者=溺れる と勝手に結びつけていました。
なんか興味深いですね、カイドウ
・「最強」のはずが7回も敗北→途中で試合(?)放棄とか?
・敗北は7回なのに捕まったのは18回→残りの11回は自首?
目元についてはよくわかりませんが、傷があるようにも見え、もしかしたら藤虎のように盲目なのかも?(拷問で潰された?)とも思えますね
サングラスは単なるキャラ付けだと考えていましたが…
今回サングラスは割れてしまったので、ドフラミンゴが再登場するときにどういうルックスになってるか気になりますね。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
カイドウの目元が隠されているのは、単純に読者を引き付けるため、全貌はまだ隠しているのではないでしょうか。そして、目元が隠されているといえば、ドフラミンゴもそうです。カイドウに対し、ドフラミンゴは意図的に目元を隠している理由があると思われます。いまの段階では何とも言えないとは思いますが、管理人さんはドフラミンゴの目元についてどう思われますか。
>にわかさん
そうですね。デッケンニキは魚人で能力者という謎仕様のため、バルーン被ってましたね。もちろん彼も海に嫌われると力が入らなくなるとは思いますが、エラがあるので呼吸ができなくなることはない、すなわち溺れることはないと思われます。
魚人で能力者といえばバンダ−デッケン九世ですが、彼は「魚人なのに海に嫌われた」旨の発言をしてたように思います。
>mrさん
「さらにもう一つ大変な事態」は藤虎の土下座が世界に発信されてしまったことだと思ってましたが、さて、どうでしょうか。
>アーバンさん
魚人かぁ・・・なるほどそりゃ死ねませんね。
ヒゲ、ウロコ、ツノが「竜」っぽいのかも・・・とは思ってましたが、魚人もありだなぁ。
> aohigeさん
モモの助が能力者であることはナミも知っていると思います。溺れたのは「竜なのに飛べない」ことを暗に描写している気がします。
>赤鬼さん
まぁ「自殺」は趣味ですから、カイドウなりの拘りがあるのでしょうね。
毎週楽しませてもらってます。
カイドウはただの死にたがりではなく
白ひげのような理想的な死に方があるのだと思います。
幽遊白書の戸愚呂弟のイメージに近いですね
カイドウの目元が意図的に隠されているのが気になりますね。
今回先生はナミに、桃のスケが泳げない事をわざわざ発言させてましたがあれはどういう事なんでしょうかね?桃が人造悪魔の実の能力者なんてナミは知らないハズですが・・・。
もしカイドウが魚人の血を引いていたら、能力者となって海に入っても窒息はしませんね。
五老星赤犬に報告された「さらにもう一つ大変な事態」とはカイドウ絡みなのでしょうね