ONEPIECE 806「右腹の砦にて」
前々回、804話で
上から落ちてきた猿様の某と激突し、落下した錦えもんとカン十郎。
不注意にも程がある激突までの過程があまりにも不自然に思え
落下したふりをして、実は先回りしているのではないかと考えていたが、
新たな絵「ねこざえもん」を擁して地道に登り直していた。
落ちてきた猿様の某も、一緒にねこざえもんに乗っている。
この猿様の某、結局何者なのかはまだ明かされていないのだが
キャロットに「バリエテ」と呼ばれていたようだし
ミンク族の仲間であることは間違いないだろう。
ここで湧き上がる疑問が。
僕はバリエテが、
門を壊して公国に侵入した何者かにつき落とされたと考えていたんだが、
ジャックによって公国が侵略されたのは2週間前だ。
一体なぜバリエテは落ちてきたのだろう。他にも侵入者がいるのか?
また、「バリエテ」はイコール「雷ぞう」なのだろうか。
落下していく中に混ざっていた知らない声の持ち主が誰か
「おのれ勝手な入国は許さんぞー」
喋っている内容はミンク族の立場だし、ミンク族は「喋る動物」なのだから
普通に考えれば、バリエテしかいない。
しかしこのエテ公は、なぜか顔見せでは「エテ」しか喋っていない。
なぜだ。
可能性はいくつか考えられるが・・・
まず僕が思うに、この猿はただの猿で、
ミンク族でもなければ、雷ぞうでもない。
しかし明らかに知らない声が混ざっていた。
その声の持ち主こそ「雷ぞう」であり、この猿は雷ぞうのペットではないだろうか。
すなわち、巧妙に描かれていないか、もしくは忍術で隠れている、が
忍者「雷ぞう」は、今、ねこざえもんに二人(と一匹)とともに乗っている。
というのが僕の考えだ。
今また巨象の噴火雨により、再び落とされる大ピンチ。
ねこざえもんは水流に溶けてしまうそうだし、
ふたりは能力者なので、自由が効かないし、海に落ちるとさらに大変だ。
すこぶる危機的状況だが、落ちた決定的な瞬間は描かれていないので
なんとか助かったのだろうと考える。
それこそ、雷ぞうのおかげで助かるのだろう。
ワンダによってミンク族の砦へと迎え入れられたルフィたち。
彼らは、麦わらの一味を「大恩人たちの仲間」と呼び
集落をおこしての大歓迎ムードだ。
手厚く保護されていたナミとチョッパーとも、再会した。
ワンダがナミの服を着ている理由も、大恩人と呼ばれる経緯も
次回辺りにナミの口から語られるだろう。
しかし・・・
サンジ君が・・・!!!
さぁて・・・大変なことになった。
しかし早合点はいけない。
「右腹の森」にあるらしい、仲間の死体がサンジとは限らない。
事実、今ここにブルックが居ないじゃないか。
しかし情報が乏しすぎる。
・・・だもんで、
ここはひとつ、激しく深い「妄想の世界」に踏み込んでみようか。
「右腹の森」の死体がブルックであることは、僕はまず間違いないと思っている。
しかしジャックらとの戦いで傷ついたとして、
動かぬ白骨死体のまま、2週間も意識が戻らないものだろうか。
それに、ブルックはデフォで骸骨だから心配いらない旨の説明が
ナミから彼らになされてないのも不自然だ。
さらに、モモの助とシーザーもここには居ないようだ。
ジャックは、「侍」を探していたようだったが、
ゾウへやってきた理由は他にもあるかもしれない。
そのときに、その情報提供を拒み、というか実際に知らず(?
ミンク族にとって(もしくはワンダ個人にとって
大切な人物が殺されたらしいが、それはまた後に話題となるだろう。
求めるものを見つけることはできなかったが
ジャックはとりあえずの慰みの対象を見つけた。
それがモモの助とシーザーだったのではないか。
モモの助は貴重なオリジナル「SMILE」の被験体で、
シーザーは世界で唯一「SMILE」の養分となるSADを作り出せる科学者。
トンタッタの協力なき今「SMILE」の生産は困難を極めるだろうが
シーザーが時間をかけてモモの助を研究すれば、
新たな打開策が見つかるかもしれない。
そしてジャックは、その「SMILE」を流通させていた死の商人
ジョーカー=ドフラミンゴを、海軍の手から奪還しようとしていた。
ドフラミンゴへのいい手土産ができたと考えたかもしれない。
さらに、配布されたばかりの手配書の中で唯一の1億超え、
1億7700万の賞金首を見つけた。・・・サンジだ。
(3億のシーザーが居るが、突き出すわけにも、殺すわけにもいかないからな
通常、海賊が海賊を倒したとて、懸賞金をもらうことはできないだろうが
なぜだかサンジは「生け捕りオンリー」。
つまりは、サンジに死なれては困る奴が居るということだ。
そういうことならば、取引の材料とできるはずだ。
ということで、サンジは半殺し状態で拉致されたと予想する。
そしてブルックは・・・
攫われたサンジ・モモの助・シーザーの後をつけるため
見つからないように霊体だけになって追っていったのだ。
・・・
なんて妄想、どうでしょうか。
そもそも、サンジが「生け捕りのみ」とされている理由は皆目わからないんだが。
しかし真相は、2週間後なんだよなぁ・・・
Comment
えっ、また休載ですか?(T▽T)
おだっち、大丈夫ですかねー。
レスと関係ない発言ですみません。
>しかしこのエテ公は、なぜか顔見せでは「エテ」しか喋っていない。
「ゆティア」だの「あガラ」だの、会話によくわからないカタカナが混じるミンク族ですし、
ミンク族というよりサルそのものな、その名の通りバリバリエテモンキーなバリエテ氏、「エテ」はただの口癖で人語自体は普通に喋れるのではないかと。
…しかしあれほどサルそのものでもミンク族に入るなら、ルフィに思わず「何類だ?」と聞かれてしまったショウジョウやマシラも実はミンク族だったんじゃ…とか
フーシャ村扉絵、村長さんの服の柄、明らかに「S」ですね。
僕は、それは誰が発言しているかわからないと思っています。
噴火雨のことを二人が知っていたとは考えにくいですが・・・。
猿は今回、「噴火雨が溢れて~」とセリフを喋ってますよね。
サンジの手配書が生け捕りのみになった後でのこの展開、関係は大いにありそうですね。北の海と言えばルブニール王国の名が一番印象深い気もしますが、まだちょっと考えるに足る情報は少ない印象。
大恩人たちの仲間、というからには先にゾウに着いたメンバーがミンク族を助けたであろうことは明白で、少し前の展開から考えても、シープスヘッドを倒した辺りから侍を探す者たちとのバトル、そしてそれらが海賊ジャックの一味であろうことが解ります。仮にジャックがサンジを捕らえて連れて行ってたとしたら、ドフラを捕らえてた海軍船とのドンパチの中で、身柄を海軍に抑えられてるかもしれませんし、あるいは死んだといわれるジャックが生きていてそこにサンジもいることも考えられますね。
コラソンの言っていた北の海の闇が関係してくるのかどうか、いずれにせよワノ国に行くまでにまだかなり時間がかかりそうですね。
管理人さんの妄想、拝見致しました。ほぼ同じ解釈ということで、私の勉強不足でした。すみません。
しかし、私の妄想が管理人さんと同じ妄想ということで、妄想がより確信に近い妄想へと変わりつつあります。笑 あの場面で不必要に盛り込まれたサンジの血液型イベントがここで回収されるのかと。
もう少し踏み込んでみると、サンジが北の海出身という設定も関わってくるのではないでしょうか。
やはりサンジは天竜人なんじゃないかと思います。単にサンジが天竜人なので殺さずに生け捕り、なのではないでしょうか。サンジの出生の秘密、髪の色、出身地の謎、船での遭難、等々を考えれば、サンジが天竜人であっても不思議ではないですし、サンジの血縁者(天竜人)がまだ生きていて、サンジを探している、ということも考えられるのではないか、と。もっと言えば、サンジ手配書が顔写真に変わりましたから、その顔を天竜人の血縁者が見て、手配書のサンジが生き別れになった血縁者であることに気が付いたのではないでしょうか。
「生け捕り限定」の理由については、801話のレビューでもいろいろと妄想しています。
お暇ならどうぞ。
流れとして完璧ですね!非常に理屈が通っていると思います。
となると、サンジ合流がまだまだ先になりそうですね。。笑
サンジが生けどりのみの理由として、特殊な血液型であるというのはどうでしょうか。天竜人の血液型がサンジと同じで、大量に必要とされている?なんて妄想どうでしょうか。