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ONEPIECE 820「犬と猫に歴史あり」

光月おでん様と、イヌアラシ・ネコマムシの過去にまつわる
人間関係がいろいろと明らかに。
その前にログポースの話。

クロッカスさんの話では
「記録(ログ)」を辿れば最後にはすべての航路が1本にまとまる。
そして最後にラフテルに辿り着く。」ということだったが、
ここ数回の目まぐるしい新情報で明らかになったラフテルの位置は
ロード・ポーネグリフによって示されるという。
これは矛盾してないか?、と、ヤマカムさんでも先頃問題にされていたが
少し言い訳がましい気がする今回の解説によると、

記録の終着点で、ロード・ポーネグリフの謎に初めて気づく。
そしてそこからラフテルを「目指し直す」のが正しいルートだという。

クロッカスさんの言う
「やがて引き合い…一本の航路に結びつくのだ」と、
「そして最後にたどり着く島の名は『ラフテル』偉大なる航路の最終地点〜」
の間には1ステップあり、このミッションが挟まるということか。
7本の磁気から派生した航路が、最終的に1本に結びつく島が「ラフテル」だとは
確かに言っていない。
今回のは、激しく後付けくさく、かなり苦しく聞こえるが
辻褄はあっている。
はじめからこれを想定していたのだとしたら・・・
やるなオダッチ。流石だな。

おでん様は、ワノ国では異端の「開国派」だったため、
国家の理を蔑ろにするおでん様に、家臣たちは手を焼いていたらしい。
錦えもんたちも例外ではなく、
海賊船に乗り込もうとするおでん様を必死に止めていた。
そのため、錦えもんたちは海賊船に同乗することはなかった。
おそらく、禁じられている「異国の文化」に触れることで
家臣たちにまで累が及ぶことを危惧したおでん様が
直属の家臣ではあるがワノ国の法に縛られないイヌネコを重用したか、
もしくは、
自分たちまで要職を離れる訳にはいかないと考えた錦えもんたちの要請を受けて
イヌネコが「お目付け役」を仰せつかったか・・・だろうな。
しかし、当主が率先して法を破っていては
家臣が留守を守ろうが、伴をしようが、家臣の立場や罪以前に
「お家取り潰し」になっていてもおかしくない。
まぁ、よく出来た影武者でも立てていたのだろう。
そうでなければ、当主の長期不在など不自然極まりない。
その影武者にも裏切られた・・・とかありそうな気がする。
また、おでん様は、なんと元々白ひげの海賊船に乗っていたらしく
そこからロジャーにスカウトされたそうだ。
こういう引き抜きって
わりと普通にあるのな。
そのため、イヌネコは
ロジャー海賊団のレイリーやシャンクス、バギーはもちろん
クロッカスさんとも面識があり
船大工のトムさんのことも知っていた(面識があるとは言ってない)ばかりか
白ひげの部下たちとも繋がりがあり
ルフィが所用を済ませている間に、望みは薄いが
元「白ひげ海賊団」一番隊隊長:マルコに加勢を頼むつもりだとか。

「白ひげ海賊団」の残党は、1年前に黒ひげ海賊団に惨敗して
隊長たちは消息不明らしいが、
他にも隊長たちを探してるヤツがいるよな。

ここにウィーブル混ざってくるのは、実に面倒くさいなぁ・・・
最後に、今回の目玉をふたつ。

話はまとまったところで、突然激しく揺れるゾウ。
象主(ズニーシャ)が奇声を上げている明らかな異常事態。
これはおそらく前回ラストに現れたジャックの一団が
巨象=象主(ズニーシャ)を攻撃し始めたのだろう。

そのときルフィが、何者かの「声」を聞いた。これがひとつめ。
これは魚人島で海王類が言っていたロジャーと同じ能力っぽい。

・・・と、すると
ルフィが聞いたのは、象主(ズニーシャ)の声である可能性が高い。
しかし、直前のコマにくじらの森のクジラが描かれており
クジラが喋っているのか・・・?と思いきや
クジラの中身は階段も記録の本文の部屋も樹木まみれだったものの、
ラブーンの体内だって
クロッカスさんが通行できるように金属板で加工してあったし・・・
クジラが生きている可能性もなくはない・・・か。

以前、816、817話においてモモの助が
「ゾウに来てから心が落ち着かない。クジラに近づくほど大きな声が聞こえる」
と言っている。
これは、もう一つの目玉と関わるので
先にそっちに触れると、
今回モモの助は

「せっしゃもロジャー達に会っておるが記憶は曖昧でござる
若かったゆえ」
と言っている。8歳のモモの助がだ。
これ、すごく重要!
これを、
ロジャーは死んでおらず、モモの助が実際にロジャーに会った可能性や、
ロジャーの映像を見たとか記録を語り聞かされたものを
幼かったので実際に会ったと勘違いしていることも考えられるが、
「幼かった」ではなく「若かった」というのが、僕には引っかかる。
前述したように
モモの助は、ここゾウで明らかに、何かに感応する能力を発現している。
これは、先代光月おでんの記憶、もしくは人格が、なんらかの方法で
モモの助に引き継がれていることを意味しているのではないか、と思うのだ。
ゾウに来たことで、記憶の封印が解かれたのではないか。
もしかしたら、
親友だったイヌアラシとネコマムシが仲違いしていたのも、
二人がふたたび協力しなければならない程の「光月家の危機」には
モモの助に封印した「おでんの記憶」が目覚めるように
仕掛けが施されていたのかもしれない。
封印解除のトリガーはイヌネコの仲直りだ。
そうすることで、おでん様は古代文字を読み書きする技術をも、
絶やさずに伝承させていたのだと推察する。
すると、最後にルフィが聞いた声も
モモの助の深層意識下から目覚めたおでん様の言葉である可能性がある。
う〜ん・・・
早く次回が読みたいが・・・休載なんだな、これが・・・

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