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ONEPIECE 913「鶴の恩返し」

 




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バジル・ホーキンス 懸賞金3億2000万ベリー
「魔術師」と称される北の海出身の海賊。二年前の懸賞金は2億4900万で、11人の超新星の中ではキッド、ルフィに次ぐ賞金首だった。

懸賞金の高さはイコール「強さ」ではない。思想や行動なども鑑みて政府や海軍に対するその存在の危険度を数値化したものである。
海軍の闇の部分まで知っていそうなドレークや、自由に行動していること自体が危険な存在っぽいボニーよりも、ホーキンスの方を政府が危険視しているということになる。
常に冷静に「占い」に身を委ね、黄猿を前にして、戦ったら100%負けるが絶対に死にはしないと冷静を通したホーキンス。一見すると無闇に無関係の人を傷つけたりしなさそうな温厚な人物に見えるが、彼の危険性とはいったい何か。


ホーキンスは「ワラワラの実」の能力者。

能力の詳細はいまいち掴み所がないが、他人の藁人形を「身代わり地蔵」として体内に宿し、受けたダメージを藁人形→他人へ受け流すことができる。何体まで残機を保持できるのかは不明。


ホーキンスが剣から生み出した強大な鬼藁人形は、


二年前にホーキンス自身が变化した「降魔の相」に酷似しているが、 この二者にどういう違いがあるのかは目下のところわからない。五寸釘を使うなど降魔の相と同じことができるとしても、鬼藁人形への攻撃はホーキンスへ連動している(受け流されるが)のだから、傀儡を介する利点が今のところ不明だ。

また、ワラワラの能力と「占い」とは直接関係がないと思っていたのだが、占いに使っているカードは藁人形ストローマンズカードというらしく、引いたカードの通りの結果を導き出す効果がある。その辺りから、単純に「藁」の能力ではなく、藁を媒介として呪術を高める能力と推測してみた。

さてこのホーキンスの能力。
もっとも特徴的なことは、致命傷を受けてもそのダメージは受け流され、ホーキンス自身には傷一つ残らないことだが、気になるのはホーキンスがその身代わりをまったく「使い惜しみ」していないことだ。


自分にダメージがなくとも、頭部への致命傷はすなわち部下一人の死を意味する。


実際に受けてみてゾロの斬撃の強さを計る意味もあったかもしれないが、そのために使い捨てにされた部下に感謝も慰労も示さないホーキンスに違和感を覚えた。ただ「人でなし」「BLACK船長」と言いくだすのは簡単だが、そこには何らかの意思が秘められているような気がしてならない。

藁人形提供者(?)は「部下たち」とされているので、何かしら「黒魔術」的儀式を施された、ホーキンスの信奉者からのみ藁人形を作ることができるのか?…と思いきや、シャボンディ諸島では無関係な海賊が犠牲になっていた。


そして、2年前に描写されていたホーキンス海賊団の船員たちは、皆ホーキンスが喉元に刻んでいる「バルケンクロイツ(のようなもの)」をシンボルとして着衣に纏っていたが、今回の「部下」たちにはそれがないし、「船長」と呼ばずに「ホーキンスさん」と呼んでいる。

ここから推察できることは、
今ホーキンスに従っている「部下」たちは、ホーキンス海賊団の生え抜きではなく、カイドウやオロチから貸し与えられた兵で、ホーキンスはカイドウやオロチにまるで忠誠心を持っていないということだ。
ホーキンスは、体裁上カイドウの傘下に入ったが従う気はさらさらなく、弓引く機会を伺っていると妄想することくらいまでは許されるだろう。ホーキンス海賊団の正規のメンバーが人質に取られている可能性もある。※と思ったら…、辮髪?ドレッド?の男は本来のホーキンス海賊団の手下っぽいね。

ホーキンスは、後々ルフィ側に着く可能性が低くないと見た。コウモリ野郎のアプーは機会を見て優勢な方に着くだろうし、キッドは言わずもがなカイドウ憎しで同じ方向を向く可能性が高い。
ドレークはまだわからないが、ボニーも敵ではなさそうだし、ロー、ベッジに続いて最悪の世代がルフィに次々同調する展開は悪くないで。


お鶴
海軍のおつるさんとの関係は不明…というか、おそらく無関係だろうが、ゾロに助けられたお鶴が「恩返し」を申し出た。川の毒水に倒れたお玉に解毒薬を煎じてくれるらしい。玉とは顔見知りらしいし、どうやら信じて良さそうだ。

 


一方、ある山の上に潜伏中のベポ・シャチ・ペンギン。

ルフィを見つけて接触を図ろうとしているようだが…、それは本当にルフィなのか?

普通に、今のホーキンスとの諍いか「おこぼれ町」の様子を見ていた可能性ももちろんあるが、何かをルフィたちと見間違えて、またぞろ新しい騒動を巻き起こすことにならないだろうか…。 オダッチならそれもアリだと思うのだよ…。

ところで、


ルフィが持ってきた二代鬼徹にゾロが反応した。


さすがは手に持たずともその妖気を感じる妖刀の系譜。
これはもう二代鬼徹をゾロが手にする布石としか思えない。
●三代鬼徹が折れる → 二代に持ち替え
●三代を天狗のおっさんに返却 → 二代を譲り受ける
●秋水をワノ国へ返却 → 二代鬼徹を譲り受ける
こんな感じでゾロの手に渡りそうだ。和道一文字をゾロが手放すことはありえないからな。

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Comment

  1. かぐや より:

    さすがにホーキンスとお鶴たちが
    結託してるなんてことはないでしょうけど
    正直お菊のほうは現時点で信用してません。
    だっていい子すぎるしw
    なにか茶屋を離れられない理由があるんじゃないかとか
    もっと上(=金持ち)をねらってるんじゃないか、とか。
    例のタコの一件にしてもどうも単純ではなさそうですから。

  2. 流星群 より:

    パンクハザード編の作戦成功の見立てより、10%くらい落ちてますね(確か、ローは30%が作戦成功と見立ててた)。当初はドフラをぶつけるつもりだったので、あながち間違いじゃない数字っぽかったですね。

  3. けんと より:

    新世界で初めてゾロが傷負いましたね。ダメージはほとんどなさそうですが、
    これまで圧倒的強さで勝利してきたので、ちょっとビックリしました。

  4. かな より:

    もしかしたら、カタクリ戦はお情けということで勝っていてそれで懸賞金がアップだからホーキンスといざ戦うとなるとやはり普段の戦闘と変わらないor苦戦気味になるということなのかな?(−_−;)
    それとも、今はお玉のことが先で現状が現状だからこういうことになったのかな?
    問題が解決したらまた…という流れで。

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