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我思う故に・・・新館

ONEPIECE 1138「神典“ハーレイ”」

 




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かつての王城“アウルスト城”でルフィたちが出会ったふたりの門番は、先刻ふいに現れ自分たちを打ちのめし、その後ロキのもとへ向かった二人組の片割れが“赤髪”だったと証言した。

シャンクスを限りなくリスペクトし、その人柄をよく知っている(つもりの)ルフィはその言葉を信じない。
では他人のそら似か、それとも兄弟か…

そういや、ルフィはシャンクスから家族の話を聞いたことがない。


ロジャー海賊団のみんなが家族
通常そういう表現は天涯孤独な身の上に対していうものだ。この世界の海賊にはそういう人多そうだし理由も様々だろうが・・・

自分は知らなかったけど、家族がいたんだぁ。でも性質がぜんぜん似てないし、本人も話したがらなかったってことはいわゆる「訳アリ」で、良い関係じゃなかったってことだろう。シャンクスにとって本当の家族はロジャー海賊団だったんじゃないだろうか。

まぁ、希望的観測も含めてちょっとルフィ察しがよすぎだが、つい最近サンジの家族のことで思い知ったばかりだからな。血の繋がった家族がみな円満、と限らないのはサボのことでも知ってるし。


で、編笠+マントがこのシーンにカットインされるってことは、ロジャー海賊団に縁がある人物っぽいな。


1124話で「来い」とつぶやき、1132話では冥界を歩いていたヤツに間違いないだろう。まだ後ろ姿だが、この人物は扉絵特集 第19弾「世界の甲板から」Vol.16で双子岬を訪れていた人物で、ほぼ決まりだ。

扉絵特集の初見から僕はずっとシキだと思ってるけど、足音がシキっぽくないな・・・ さて誰だろうね。

もしシキだったとしたら「STRONG WORLD」のエピソードがあったことにするんだろうか(都合よくナミもいることだし)・・・。まぁ、シキはゴッドバレー事件のとき現地にいたし、なにか知ってる可能性はあるな。

その頃
ロキサイドでは、くだんの渦中の男が正体バラシ。いや、正体バラシは前回済んでるんだが、どうやらシャンクスと生き別れた双子の兄弟だと。・・・ロキ見えてたんやな。

シャンクスは、38年前のゴッドバレー事件のドサクサでロジャーが保護した天竜人の赤子。
当日、シャンクスとシャムロックの父であるガーリング聖は、ゴッドバレーで行われた“人間狩り”の優勝候補として参加。


その際、ガーリング聖は「見ていろ子供達…」って云ってた。
つまり、子どもを複数人連れてきていたのだ。おそらくふたり。それがシャンクスとシャムロックだろう。

シャンクスは、(おそらく)ロジャーの処刑後、マリージョアのフィガーランド家に一度戻ったことがあるらしい。生家とソリが合わなかったことは容易に想像できるので、自分の海賊団を旗揚げするために“下界”に戻ったのだろうが・・・


ひょっとすると、あのときロジャーとの会話の後で泣いていたのは、自分のルーツとともに何らかの宿命を知ってしまったからなのかもしれないな。(おそらくはそこら辺に、ロジャーの麦わらがシャンクスに託されていた理由がある。それはとりも直さずルフィに麦わらが受け継がれたことにも通じるはずだ。)


で、ロキは今シャムロックとグンコに対しハラワタ煮えくり返ってるわけだが、シャンクスのことも恨んでるそうだ。理由は不明だが、そうなると時間を忘れて語り合ったというシャンクスの旧友はこいつではない可能性が高くなってきたな。

これ以上ロキと話しても何も得るものはないと感じたグン・シャムはこの場を去ることに。ただし凶悪な置き土産を残して・・・。


シャムロックの剣は、どうやら「悪魔の実」を食わせた剣。こりゃ「イヌイヌの実“幻獣種” -モデル:ケルベロス-」・・・だよな。
「ケルベロス」の悪魔の実がここで出てくるってことは・・・ アレだ。まぁ云いたいことあるけど今はいい。


口から剣を生やした三つ首に貫かれたロキ、万事休す。


このときグンコは、移動するに際し気配を消すようシャムロックに告げている。つまりこの瞬間まで気配を消すように気を配っていなかったわけだが、ロキ周辺の気配の変化に最も気づきそうなルフィはまだ中層の王城にいる。
誰かが近づいているから姿を隠すという意味合いではなく、移動するこれから先の足取りを掴ませないために、ということだろう。


エルバフを制圧するためのグン・シャムの次なる作戦は、子供達を人質に取ること。そのために増援を要請するようだが、ひとりのみ。次なる戦士もクールなヤツだろうか。グンコは見た目も込みでいいキャラしてるけど、お高くとまった「神の騎士団」にもエキセントリックなヤツがいてくれると嬉しい。


その頃、ロビンはフクロウの図書館で「神典ハーレイ」を目にし、

同じ頃、リプリーをお伴に宝珠アダムを見物しにきたフランキーが見つけた「壁画」は、大昔、ちょうど「空白の100年」の時代に描かれた「子どもの落書き」だというが、その謎めいた描写と「神典ハーレイ」との相似性が歴史的価値を認められ、エルバフの文化遺産になっているという。

「神典」にはニカを表すような“太陽の神”とほかにも様々な“神”が登場し、世界の移り変わるさまが書かれている。その中には“空白の100年”や“D”を暗喩するような言葉もあった。

そして「壁画」には、火を吹く巨大な生物が世界とともにある(っぽい)様子と、荒ぶる神に様々な種族が手を取り合って対抗する(っぽい)様子が描かれ、我々が見知った種族や乗り物を彷彿とさせるキャラクターが目白押しだ。・・・これは捗る。

具体的にはイカヅチを放つマクシムや方舟ノア、古代巨人族、ルナーリア族、ミンク族、人魚姫にトンタッタやサムライなどなど、あとどう見てもエメトっぽい鉄巨人と、そしてもちろんニカが描かれている。

これは面白すぎて語りきれない・・・やべェどうしよ・・・


ここに描かれてるの「アレ」じゃね? って気づいた方はお知らせください。

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