ONEPIECE 「MADS」について
あけましておめでとうございます。
本年も、ほぼワンピのみを中心に書いていきますので、どうぞよろしく。
ONEPIECE 1071話のバレをネットで見かけたんだけど、ちゃんと読めてないので今回は速報はパスします。
ホンマすいません。
さて、
お正月休みのうちに何かできることを・・・と思って、とりあえず溜まっていた「扉絵シリーズ」を更新。MADSの全容が少しずつ明らかになってきたので、少し考察してみようか。
「MADS」というネーミングからして、僕は狂科学者の集団だと思っていた。しかし「世の為人の為、集められた有望な科学者達」なのだという。
まぁ、タテマエはそうなのだろうし、メンバーの筆頭ベガパンクの思いもそうだったかもしれないが、他のメンバーも同じように崇高な理想を掲げていたとは限らない。
第一、出資者が「闇金王ル・フェルド」である時点で、真に慈善事業であるはずがない。
それにVol.27のメンバー勢揃いを見ても、全員武装してんじゃん。これは周囲から敵視されていたってことだろう。
ベガパンクが確立した「血統因子」が政府に危険視されたというが、ル・フェルドによる広報活動や彼らの思いとは裏腹に彼らの敵は政府だけではなく、世間での評価は「何をやらかすか分からない危険な科学者たち」だったのだと思うよ。
危険な天才集団が野放しになっているなら、政府にとっては討伐するか懐柔するかが望ましい。生み出した技術を闇金王が独占するのもいろいろとよろしくないからな。況んや「血統因子」をや。
MADSは解体され、政府の傘下に吸収されるときに一部メンバーは抜けた、というところだろう。
Vol.27の5人が主要メンバーだとしたら、ベガパンク、シーザー、ジャッジ、そしておそらくクイーンとステューシー。これっていつ頃なんだろうか。
回想シーンのオハラでは、ベガパンクは22年前に43歳で、すでにパンクハザードの所長となっていたからそれより以前であることは確定だ。
しかし実は現在40歳のシーザーは22年前には18歳だ。Vol.27の集合絵のシーザーはどう若く見積もっても15歳なので、25年前〜22年前の間と考えるのが妥当なところと考える。
さらに、Vol.25のシーザー・ジャッジの回想では現在のように舌を垂らしているベガパンクが、Vol.27では口を固く結んでいる。
ある時またはある事件を境にベガパンクが舌を垂らしたままになったと考えれば、MADSが政府の軍門に降ったときと考えるべきだろう。
であれば、ベガパンクが白衣を着、舌を垂らすようになってもまだジャッジが仲間にいたことになるが、ヨンジが云うにはMADSが政府の傘下に吸収されると同時にジャッジは離脱して政府の手を逃れたとされている。
ともあれジャッジは政府の手を逃れ単身で研究を続けた。
ジャッジはそのときからすでにジェルマ王国の国王だったのか、それとも放蕩息子だったのか、国に還れば王族としての待遇が受けられたはず。
300年前に国土を追われた後もジェルマ王国は政府・海軍と密接な関係にあり、世界会議への参加資格も有していたので、王国として没落したわけではなかった。ジャッジが帰還したことで科学という力を得、唯一無二の科学戦闘部隊を作り上げたので、その後の研究資金に事欠くこともなかっただろう。
対してクイーンである。
Vol.27の左端の人物がはたしてクイーンかどうかはまだ断定できないが、クイーンは確かにMADSに居た。そしておそらくMADS解散のときに下野し、紆余曲折を経てカイドウの手下となった。
20年前のおでん死亡時には現在の姿で百獣海賊団の幹部となっていたので、海賊としての素養はあったのかもしれない。
政府の手を逃れるときに命からがら瀕死の状態で生き延びて肉体を改造したとか(フランキーみたいだな)、ジャッジのような潤沢な資金もなく研究開発もままならなかったとか、ここらは僕の勝手な妄想だが、どうもジャッジに対し拗らせた劣等感を抱えているらしい。
ちなみにジャッジとクイーンは同い年。ついでに云うと「クイーン」というのは百獣海賊団での名前なので、本名は何というのだろうな。
ステューシーについては、前回の記事で少し推察を書いたが、「いったい何歳なんだか分からねェ」と結論づけるしかないくらい謎に包まれている。
裏の裏もそのまた裏もありそうだから、実はMADSに参加する以前からすでにサイファーポールだった、という可能性もあるな。政府がMADSに送り込んだスパイだったかもしれないし、ドラゴンの自勇軍から送り込まれた二重スパイという可能性だってゼロじゃないよな。
現状では謎すぎて、どんな可能性も否定できないのがステューシー。
ま、右端の後ろ姿がステューシーだとまだ確定すらしていないんだがな・・・。