ジョジョの奇妙な冒険 #09 最後の波紋!
コミックス5巻04章~07章。
さぁ、いよいよ第一部最終回です。
スタッフも少し気を抜いたのか、細かい粗が散見されます。
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ウインドナイツロットのディオの居城
コミックスよりも遙かに切り立った断崖絶壁に建っており
カリオストロ城みたいな離れの塔が存在するなど
16世紀の貴人が建て居住していたとするにはいささか無理があるが
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悪魔城ドラキュラを彷彿とさせる
魔物の巣窟としての演出はほぼ満点。
落下中のディオが必死で腕を動かし
波紋が脳まで達する前に、間一髪、首を切断するその腕が左腕。
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これは地味な表現だけど右手ではいけない。
右手は一度ジョナサンに切断されているので
波紋の回りが早い事が想像できる。
このとき右手は動かせなかった・・・
もしくはすでに蒸発していたと考えるべきでしょう。
しかしこの高さからひらりひらりと落ちたディオの衣服は
ひとところにまとまって落ちていなかっただろうに
拾い集めて焼却したジョナサンたちの苦労は想像に難くない。
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ジョナサンとエリナ 結婚
ふたりはアメリカへ新婚旅行に。
その記事を新聞の社交欄に確認するスピードワゴン
しかし、
ロットの事件はともかくとして、
ジョースター家での火事(?でジョナサンは瀕死の重傷を負い、
前宰主ジョージの死と警官の死者多数
養子であるディオは行方不明(おそらく死亡と公表されないだろう)
これらにまったく触れず、
わずか二ヶ月後にめでたい結婚報道とは恐れ入る。
「喪に服す」という文化がなかったとしても・・・だ。
しかし
報道されるほど話題性のある婚姻だったにもかかわらず
この見送りの乏しさはどうよ。
身分や階級にうるさい当時の富裕階級の結婚式で
見送りがチベットのモンクと、庶民の姉弟と、
貧民街のごろつき三名。
これは一見
「人を見かけで判断しない」
という、当時の富裕層には稀有というべき
ジョナサンの人柄を表しているようにも見えるが
もし本当にそうなら、
ペンドルトン家だって黙っていないハズだし、
新聞記者も提灯記事など書かないだろう。
(逆に社会問題として罵倒することすら考えられる。
原作にない表現として甲板から手を振るふたりの画があり
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こちらだけではなく
やや違う方向にも笑顔で手を振る様子が描かれている。
ここから
表向きは貴族や富裕層に大いに歓待された二人の結婚式には
スピードワゴンやポコなど育ちの卑しい者たちは列席できず
彼らは有志として、見送りのためだけに集まった
と、些か切ない事情を汲んであげるのが妥当だろう。
トンペティとストレイツォが
あれから二ヶ月もイギリスに滞在していたのか
今回わざわざチベットから再来英したのかは分からないが
いずれにせよ、このためだけだとしたら大変な苦労である・・・。
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-大西洋上 アメリカ航路-
あぁ、よかった。
実は、例の劇場版では太平洋上と記されていました。
お前はイギリスからアメリカ行くのに
どこ通って行く気かと、各所で批判されていましたね。
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ふたりの至福のひとときを打ち壊す
ワンチェン発見
さりげなくこの後出てくる赤子を抱いた婦人も写っています。
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一方、偶然乗り合わせたスティクス神父
くそーッ下は機関室か…
ダーティなところに十字架を落としちまったぜ
原作では「船倉」でしたが「機関室」に変更されています。
この後の展開を考えると、
ディオの棺が機関室にないとおかしいからでしょう。
どちらにしても豪華客船の床に
足を取られるほどの大穴が開いているのはトラブルの元だし
蒸気船の機関室天井にキャビンへ通じる大穴が開いている
なんて絶対にあり得ない話なのですけどね。
(熱風が漏れて絶対苦情が来る
しかも、ディオの棺の回りには積荷が置かれています。
蒸気機関のすぐ横にワイン樽を置いたまま
数日間も航海するなんてキチガイ沙汰ですね。
ワンチェンを追って船倉機関室まできたジョナサン
そこで出会ったのは
肉体ボディ…来たか…
首だけになったディオ!!!
ディオが入っているカプセルの意匠が
中途半端に原作を継承された結果
妙に未来的になってしまったことには
この際目を瞑らないと仕方ないな・・・
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我が肉体となって生きよ!ジョジョーーー!!
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放射線の角度が、どんなロンパリから発射されていたとしても
不自然なほど広いが、気にするな
船中がゾンビに!
ご存じでしょうが、
この女性は、二部で重要なある人物の母親であり
すなわちある別のキャラの祖母にあたるのですが、
どちらともまったく似ていません。
原作ではいいかげんに描かれていただけなので
きちんと描くなら、そういう今後の経緯も踏まえて
描いてもらいたかったですね。
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もはや呼吸が出来ないジョナサンは
体内に残されたかすかな波紋で抵抗を試みる。
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腕の中、唇を通して実感する夫ジョナサンの「死」
ともに死ぬ決意をするエリナに
ジョナサンの指さす先には
先ほどの婦人の赤子が。
これはもちろん、
憐れな赤子を助けろと言っているのではなく
赤子を守れ → そのためにエリナに生きのびろと言っているのです。
エースが死に際にルフィにみんなへの伝言を託したのと同じですね。
※ONEPIECE 68巻102ページSBS参照
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その残酷な懇願に困惑するエリナ
原作のこのシーンのエリナは
肩から腕にかけての曲線がこれ以上ないほどに艶めかしい。
それが微塵も再現できていないことは非常に残念だが
左手はジョナサンを抱いたままという表現も悪くない。
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爆発は始まったが、
ジョジョが波紋を出せない今こそ肉体を乗っ取れるッ!
なんかもう当たり前に使ってるけども
この太さ10ミリもありそうな『血管針』ってのは血管なの?
どうやって延ばしてんの?
うねったり締めたり、筋肉ついてンの?
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波紋こそ使えなくともジョナサン最期の抗い
このシーン、原作のエリナは赤子を抱いておらず
その後、倒れ込んだところにいる赤子を抱き上げる。
心象のイメージとしては三者以外誰も不要なシーンだが
ふたりから目を離せないこの事態で、
エリナが気持ちを赤子に移せるかどうかは確かに疑問。
この時すでに抱いていた方がエリナの心情としては自然か。
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1889年2月7日 ジョナサン・ジョースター死亡
第一部完結
「Part1 ファントムブラッド」ってここに来て初めて銘打った。
次回からは第二部スタートです。
さぁ!どこまで続けるの?wktk
なんてヤボ言っちゃいけません。
第二部で終わりになるに違いないからです。
なぜなら、この結末でエリナがディオの棺に乗っちゃってるから。
第三部を作る予定があるのなら
ここを改変したと思うのです。
ディオの棺に似た別の”何か”に乗ってる・・・?
いえいえ、
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箱側面の装飾まで同じなのでそんな言い訳は許しません。
もちろん、まだ決定していないだけで
人気やDVDの売上如何では続行するかもしれません。
そのときにディオが生き残っていた方法として
別の手段が提示されることにことになるのか。
それはそれで、何だかなぁ・・・・
とりあえず現状で第三部を作るつもりは、無いと確信しました。
余談です。
詳しく調べていないので
もし詳しい人がいたら教えていただきたいのですが
19世紀末ごろのイギリス-アメリカという長距離航路の旅客船として
蒸気機関による外輪船が使われていたかどうかが
実は僕にとって昔からかなりの疑問なのです。
外輪船はそれまでの帆船にくらべて
機関室や燃料庫などの関係で船倉が著しく狭かったはずで
湖や河川の遊覧船や、小中規模の商船ならともかく
結婚が報道されるほどの名家の子息が乗るような豪華客船が
英-米航路という長距離を、はたして航走していたか?
という素朴でいて激しい疑問が湧き上がるのですが
それを改訂してしまうと船を爆発させにくいし
爆発を爆薬などの別の原因に差し替えるのも
展開的に、いや、
何よりファン心理的に無理がある。
外輪船が英米航路を走っていたなら、もちろん問題ないですが・・・
Comment
>じょしょさん
マジすか!?・・・これは恥ずかしい・・・
いつもこっそり楽しんでいます(笑)
ディオの棺(シェルター)についてですが、第三部で「もう一つ用意してあって、それで難を逃れた」的な記述があった気がします(^_^;)うろ覚えなんですが…
二部が始まるのは胸熱ですね(^^)早くカーズ達が見たい。勿論ジョセフも(^^)