ONEPIECE 555 「オーズと笠」

扉絵シリーズはナミ
“短期集中連載第十六弾”の表記が復活しており、話数表記も「vol」に戻りました。編集さんしっかりしてください。

今回の主役はタイトルの通りオーズJr.（いや、主役というより当て馬かも）
海軍の巨人部隊をものともせず大暴れ。自分のためにワラで笠を編んでくれたエースを助けるために、突破口を開こうと必死です。

しかしそれを阻んだのは王下七武海の面々
バーソロミュー・くま、ドンキホーテ・ドフラミンゴ、でからっきょゲッコー・モリアに相次いで技を喰らい、延ばしたその手はエースへ届くのでしょうか。
エースがワラで編んだ笠というのは、ルフィの麦わら帽子に通じるものがあるような気がします。

今回も新たな戦力がいろいろと明らかになりました。
センゴク元帥にして「あの女は強い」と言わしめた、海賊女帝ボア・ハンコックが久々に繰り出した技は、以前自国領内で見せたようなおとなしいものでは、やはりなく、

魅入られなくても、射た相手を問答無用に石化させる”虜の矢スレイブアロー”

蹴った相手の当たった部分が石化して砕ける”芳香脚パフュームフェムル”

白ひげ軍・海軍お構いなしに攻撃しますが、

美しさに免じて許してほしい。ハイ、許しますとも。

さて、麦わら一味が総掛かりであれだけ苦労したオーズが

くまの”熊の衝撃ウルススショック“一発で走馬灯を見ています。
それだけ七武海が強いということなのか、さんざん改造してルフィの影を入れたオリジナルオーズはより強かったのか（痛み感じなかったしな

また、はじめて戦いらしい戦いに参加したドフラミンゴは、どうやったのか、巨大なオーズの足を切断。

お得意のグワシだかサバラだかで、オーズを操ることができれば

そりゃもう無敵だと思うんですが、これだけ巨大だとできないのかも。
「操る」「切断」でなんとなく想像できるのはピアノ線のようなワイヤー？ドフラミンゴの技はそういうものでしょうか。

モリアもここらでいいところを見せておかないと政府や他の七武海への示しがつかないので、

新技披露で以下次号。

余談

実はずっと以前から登場していたヒゲの将校の名前が“ラクロワ中将”※後注あり


おつるさんも含めた上層部の軍議や、七武海との会食など、重要そうな所にずっと登場していたラクロワ中将。

もうひとりの顔に刀傷がある眼鏡の男とともに、ぽっと出の能力者ではない、ガープのような叩き上げの実力者ぽい匂いがします。
赤犬が能力者であることが先週明らかになってとても残念なので、せめて中将クラスに、強い非能力者がいてほしいものです。センゴク元帥やおつるさんは知略に長けた軍人ぽいので除外するとして、ガープ以外に存在感のある非能力者が出てくることを大いに期待します。
はっ!!　コーミル中将!?

※後注

ラクロワ中将の名前が出るのは上の1コマだけなので、ヒゲの将校ではなく、オーズに斬られている巨人のことじゃないのかというご指摘をいただきました。

そうですね、そうとも読み取れるんですが、僕個人的にはオーズに斬られるだけの役割の男に与えるにしては、些か立派すぎる気がしますし、上に書いたように僕はヒゲと眼鏡+刀傷には期待しているので、ヒゲの名前だと思いたい。真実はどうなんでしょうか。

違ったらまた改めて謝りますよ。ええ。謝りゃいいんでしょ。