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我思う故に・・・新館

ONEPIECE 832「ジェルマ王国」

 




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鏡写しの左右逆ルフィは
ビッグ・マムの娘による「なりすまし」だった。
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ビッグ・マムの第8女 シャーロット・ブリュレ
ビッグ・マムの娘なのだから、
なにか特殊な種族とのハーフなんだろう。
・・・魔女・・・かな?
化けていたことはともかく、
ルフィとぴったり同じ呼吸で、同じ技を、
同じ威力で出すことができたカラクリはまだわからないが
こうなってくると、サンジのそっくりさんは
また別の仕組みで存在していたと考えるべきなのか、
ルフィたちをおびき寄せるためにブリュレが用意したと考えるべきなのか…。
サンジは客観的に見てそっくりに作ったが
ルフィは鏡を見ながら化けたから左右逆とか・・・
まさか、そんな・・・マヌケな話じゃ・・・ないと思うんだが・・・
ついに登場したサンジの父親。
ジェルマ王国国王にして、ジェルマ66総帥
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ヴィンスモーク・ジャッジ
マスクをしているので、イマイチ確証はないが
「グルまゆ」ではないように見える。
「ジェルマ66」のネーミングからも想像できるように
「グルまゆ」はジェルマのアイデンティティそのものであるはずだ。
サンジのまゆげの「巻き」が、他の兄弟と逆だ。
と、以前指摘したことがあるが、
サンジは、そのせいで「落ちこぼれ」の烙印を押された可能性がある。
であれば、もし父親も同様に「グルまゆ」があるべき形をしていなければ
一族の体面上それを隠すかもしれない。それゆえのマスクではないだろうか。
※口髭と口とアゴ髭が「六」を逆さまにしたように見えなくもないな・・・
母親が、それはもう立派な「グルまゆ」の持ち主である可能性はもちろんあるが
それならばなおのこと、
ジャッジは生え抜きの「ジェルマ」ではないのかもしれないな。
一兵卒から腕力ひとつで国王まで成り上がったとか・・・。
それゆえ「グルまゆ」を持たない劣等感・・・とか。
ま、そういうのは、つい最近キュロスが居たので、無いかもしれないが。
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海遊国家 ジェルマ王国
国土を持たず、船を何十隻も連結させて、
その甲板の上に城を築き、都市を造り、国の体を作っている。
大昔には、北の海を武力で制圧したというジェルマ。
制圧した国々の国土はジェルマの勢力下に入ったはずだし、
現代に至るまでの間にそれを失ったとしても、
少なくともサンジの父が倒した4つの国は、領土にも植民地にもできるはずだ。
では、なぜ今なお流民のように国土を持っていないのか。
それは「正体不明で神出鬼没の無敵の軍隊」であり続けるために他ならない。
それでいて、れっきとした「王国」として政府には認められ、
しかし、世界中の一般人は彼らが「実在する」ことを知らない。
現国王であるサンジの父、ヴィンスモーク・ジャッジは
再び北の海を武力で平らげることを目論んでいるというし
それを政府が容認(黙認?)していることも
海軍の敵(ライバル)として創作中で祭り上げられていることも
政府並びに海軍とのプロレスゲームを感じて仕方ない。
なんという茶番か・・・。
話の流れからすると、
一度は制圧した北の海を、ジェルマの傘下から解放した者がいたのだろうな。
政府との蜜月も、陰の存在であり続けることも、そこに理由がありそうだ。
どうやら、サンジの過去編はヴィンスモークの先祖の話も含んできそうだな。
「ジェルマ」はヴィンスモーク家が治める国家。
古くから武力でその地位を築いてきた。
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だが、国民のほとんどが男では、より一層の繁栄は望めない。
これの意味するところは、
この男たちは、より強くなり実績を示す事で、ある程度待遇が変わることはあっても、
基本的に一生使いっぱの戦闘員だろうということだ。
彼らはジェルマの武力の「量」を担っているが
おそらく、民として王国の繁栄に寄与しない。
ジェルマは「科学戦闘部隊」というが、そういう最新装備すら与えられることもなく
彼らのほとんどは肉体ひとつで「その他大勢」の捨て駒にされるのだろう。
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レイジュのセリフからは
武力を消費するのも、お金を稼ぐのも兵士たちを巧みに使えばいいことで、
しかし王族であれば、国内には貴重な女性を大勢はべらすことも自由。
国家は、イコール「ヴィンスモーク家」というミニマムな規模で
繁栄を続けてきたことが伺える。
–国とは”人”なのだ。– ネフェルタリ・コブラ
国という「形」が滅んでも、その国を尊ぶ民がいるかぎり国が滅ぶことはない。
人はいつ死ぬと思う? 人に忘れられた時さ… という
ヒルルクの言葉にも通じるだろう。
これらがワンピースの世界において正道の考え方だ。
絵物語の中にだけその名を残し、実態は闇に紛れながら、
しかし政府に対してはしっかり王国としての権利を主張し、
少ない王族の繁栄のために国民を使い捨てにする。
ワンピの作品世界に於いての「邪道」が見事なほどに当てはまる。
ジェルマに正義はないな。
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ナミたちを襲ってきた、鶴に乗ったウサギは
ビッグ・マム海賊団の「鶴騎士」ランドルフ
キャロットによると、ミンク族ではないらしい。
ミンク族なら「エレクトロ」が使えるはずなんだと。
ビッグ・マムの子供ではないようなので
劣性遺伝で「エレクトロ」を使えなくなったミンク族とのハーフ
というわけでもなさそうだ。
とはいえ、ウサギの動物ゾォン系能力者か?というと
ウサギらしい戦い方はまったくしていないし、どういう種族なのかは不明。
まぁ、パッパグみたいな例もあるし
勢いで二本足で歩けるようになった「生粋のウサギ」である可能性も無いとはいえない。
そんなことより、
ミンク族が全員もれなく「エレクトロ」を使える。という事実の方に少し驚いた。
確かに子供も老人もみんな「エレクトロ」使ってたけど、
何か道具を使っていると思っていたからな。
・・・ペコムズも使えるんか「エレクトロ」
おまけ:
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キャロットちゃん・・・スカート忘れてる!!

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Comment

  1. カギッコ より:

    ミンク族は皆モコモコなようなので、エレクトロとは、そのモコモコで静電気を増幅させたものではないかと僕は思っています。

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