Cogito, Ergo Sum

ONEPIECE 893「C家36女フランペ」

2018/02/06
 




この記事を書いている人 - WRITER -


なぜ気を抜いた…
お前を認め始めた矢先に…、失望させてくれる…

カタクリ気付いてなかった!!

ルフィに命中したフランペの吹き矢は無音だそうなので、百歩譲って気配も薄かったとしても、手下のボウガンが届く距離で集団でゴソゴソしていたことに、世界でも指折りの「見聞色の覇気」使いであるカタクリが気付かなかったとは、普通なら考えられない。


しかも、その気配が薄い(かもしれない)フランペの吹き矢を、ルフィは無意識に躱してみせた。これはルフィの「見聞色の覇気」がカタクリを超える可能性を示唆するものだ。なんだかカタクリが大した事ない奴に見えてきた… いや、ルフィの成長が著しすぎるのだが。

張りつめた勝負の中でルフィの気迫が一瞬途切れた理由が、フランペの加勢にあったことにようやく気付いたカタクリは、


自らルフィと同じ傷を負いケジメをつけた。


男の戦いに薄っぺらい援護などするな!!!

カタクリは、てっきりホメてもらえると思っていたフランペを激しく叱責し、家族の誰にも見せたことがなかった素顔を晒した。

はて?
この戦いは、カタクリにとって、いつから「男の戦い」だったのだろうか。

当初はルフィのことなど、勝って当たり前の格下の相手、数時間前までは、家族と海賊団にとって排除すべき存在としか認識していなかったカタクリ。そこに戦いの「質」を求める意義はなかった。

であれば、そこで不肖の妹が不躾な横槍を入れたとて、ルフィに対しその責任まで感じる必要はないし、カタクリはそこでケジメをつけるような漢らしい男ではない、と僕は思っていた。

ところが、この戦いの中で目まぐるしく成長を遂げ、自分と同じ「見聞色の覇気」の高みに登りつめようかという敵ルフィを認めるということは、周囲に同じレベルの者がいない不幸、王者の孤独を分かち合える好敵手に、カタクリが出会えた歓びを意味していると言ってもいいだろう。

また、ルフィと仲間の信頼関係が、自分たち家族にないものであることを、フランペの愚かな行動で思い知ってしまったことも、考えを改めた原因のひとつに違いない。

近い未来を予見することができるとしても、他人の将来まで見通すことはできないはず。
そもそも最初に、ルフィをここで叩いておかねばビッグ・マム海賊団にとって大きな障害となる可能性を感じ取ったのは「見聞色の覇気」ではなく、カタクリの漢の、または戦士としての勘だったのかもしれない。


状況が五分とはとても言えないが、ここからが本当の男と男の戦いだ。

果たしてルフィは10億の男を超えられるか!?


さて、カッコよくて無敵のカタクリおにー様に気に入って貰いたくて、余計なチャチャを入れたシャーロット家36女フランペ。


おにー様が激おこなのには驚いたが、もちろん自分の行為を反省などするはずもなく、はじめて見たカタクリの醜い素顔にこれ以上ないくらいに勝手に幻滅し、


あとはもう…まぁ予想通りの逆ギレ。うん、どうせそういう役割だって解ってたよ。

カタクリがこれまでひた隠しにしてきた素顔を晒したのは、家族から一方的に期待される「完璧なカタクリ」を演じることをやめたということ。その真意もフランペには分かるまい。

「生まれてこの方、地に背を着けたことがない」などという嘘っぱちの伝説などもう要らない。目の前の男のように、何度倒れても、どんなに無様でも心折れずに、成長を見せ最後には勝ち、そして家族から本当の意味での信頼を勝ち取る。

明らかな格下から、自分と対等の高みまで一気に駆け上ってきた、信念を決して曲げず折れないルフィに、今、カタクリは多大なるリスペクトを表しているのだ。

またひとつ和解ルートへの布石がひとつ積まれたのかもしれない・・・。
※布石は打ったり敷いたりするもので、積むものではないとご指摘いただきました。

この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. あき より:

    最初カタクリに関して、ブログ主様と同じ考えでした。でも、以前の話でルフィがミラーワールドから脱出し、再び戻ってきた回がありました。あの時、ブリュレを殺せば、カタクリも倒せた。けど、ルフィせずに正々堂々戻ってきた。これがカタクリに大きな影響を与え、敬意の表れとして腹串刺しと男の戦い宣言だったのかもしれませんね。

  2. thorsize より:

    期待と失望。
    個々が個々に失望したと相手に伝えているけど、期待に応える責務みたいなものって何に依るのかとか考えたくなる話でしたね。

    カタクリを尾田さんの立場とかぶせて見てみると…。
    ワンピースという作品に対してこんなフランペみたいな期待と理想が過大に膨らみすぎてしまったファンに悩まされていることがあるんだろうなぁと思った次第。

    • BIE より:

      僕のように勝手な妄想垂れ流しては好き放題いう輩がいますからねぇ…
      耳が痛いです。

  3. 船員 より:

    この後、マムとルフィの直接対決がなく、逃げ切れればルフィ側の勝利というカタチになるのではないでしょうか?
    四皇、ルーキーにナワバリ荒らされる的な記事が出る可能性もありますしね。ポーネの写しもGET出来ましたしね^^

  4. 匿名 より:

    自分の腹を裂くって
    1.こいつに対等な立場で勝つことができれば自分はもっと強さの高みを目指せる(ゾロ)
    2.長年切磋琢磨しあった強敵(とも:ライバル)なので卑怯な勝ち方は許されない(あの巨人族)
    3.もともとものすごく気位が高くて自分の矜持を曲げることは許されないぐらいストイックな性格(これもゾロ)
    なら分かるんだが、カタクリはどれも当てはまらないだろ。
    自分の矜持よりもママや兄弟、あるいは国が優先っていう性格だと思ってた。
    なんか違和感。
    「腹のことは残念だがもう氏ね」が妥当だろ。

  5. モモクリ より:

    両者共相手に集中(熱中?)するあまり外野に
    気づかなかったんじゃないですか?
    ギア4も阻止してた当初のカタクリはどこへやら
    あれはあれでカッコよかったですけど(スマートで)

  6. かぐや より:

    カタクリが国やママより男の闘いを選んだことに対して
    「だっさ~~!!」って言ったかと思ってたから
    『この女、救いようがねぇな・・・』って感じたけど
    単に避けた口元に対してだったんですね。
    おまえはアイドルの追っかけか。

    当の力夕クリに負ける気など微塵も無いわけだから
    そういう意味でも”信頼の差”が描かれてるんでしょうね。
    ブリュレがなんかまともに見えてきた(笑)

    • BIE より:

      ブリュレはわが身可愛さにママの暗殺に手を貸してますからね。
      考えなしだし、覚悟もない。
      自分のことしか考えていないフランペとそう変わりないと思いますね。

  7.  つが より:

    「俺は信じられてる!」って断言するところにやっぱり思うところあったんでしょうねカタクリ
    考えてみれば絶対の信頼を置かれてるリーダー格といっても「普段から馬鹿やりつつ良くも悪くも自分を曝け出してるルフィ」と「過度な期待に応えようとして自分を抑え込んでるカタクリ」では正反対ですし

  8. かな より:

    これって次回か次々回に決着がつくのかな?ワンピースって敵側の辛い(又は感動的な)回想シーンの後に決着!というのがこれまでにあったので。(ドレスローザなど)
    それからこの後の何処かでカタクリの秘密を誰がバラした上で軽蔑されてルフィがその者達に叱責するパターンがこないかな?

    • BIE より:

      カタクリの過去は今回のひとコマで十分な気もしますが、兄弟たちの期待を裏切れなくなった流れなんかも描かれるかもしれませんね。

  9. きとちん より:

    やはり、ビッグマム海賊団・・・打倒ではなく「和解」ですよね
    私もそれは感じていました
    サンジくんのケーキで、どれだけマム様を魅了できるか、楽しみですねヽ(^o^)丿

    • BIE より:

      ルフィが「四皇はぜんぶ倒す」とか言わなけりゃ、和解エンドは全然アリなんですよね。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 我思う故に・・・新館 , 2018 All Rights Reserved.