Cogito, Ergo Sum

ONEPIECE 934「花のヒョウ五郎」

2019/02/26
 




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キングによって滝の上から船ごと叩き落とされたビッグマム海賊団は、なんとママがいないこと以外にはほぼ被害がなかった模様。

ママは滝の上で落水し、息子たちは船ごと滝の下へ。上空をキングが警戒しているであろうことから、ふたたび滝を登り直すことも、ママを救助に向かうことも叶わなかった。
なるほど、滝の上で海に落ちたから、ママはサニー号と似た場所に漂着したというわけだ。

ママの常人離れした生命力を信じつつも、所詮はみな種違いの異父兄弟たち。もとから一枚岩という感じではなかったが、ママという唯一極太の絆の存続が危ういとなれば、その結束は意外ともろいのかもしれない。早くも「跡目争い」が始まりつつある。


ペロスが長子継承を謳うのはともかく、ダイフクが(おそらく)自分の地位確立のために自分ではなくカタクリを推しているのが、なんとも醜い。

小紫を斬り殺したと町で大変な騒ぎとなっている狂死郎親分は、カン十郎の20年前の知識には当たらず、当時ヤクザの大親分といえば「花のヒョウ五郎」ただひとりが代名詞的に存在していたという。


その頃と今とでは行政も物流も、娯楽・嗜好など市民生活もまるで違うので、ふたりを単純に比較することはできない。
ただ、社会構造から作り替えたオロチの政権に取り入るには、縁故でもなければ、相当な実績か貢ぎ物が必要だったはずで、無名の狂死郎がいったいどのような実績をもってオロチに召し抱えられるに至ったのか、そこにはただならぬ執念を感じざるを得ない。

その話題の「花のヒョウ五郎」。
ルフィが助けてきびだんごの食券をあげた爺さんだった。


義を貫き、弱気を助け、強者に屈せず。強く優しく気っぷのいいルフィの男気に感じ入ったヒョウ爺最大級の賛辞だ。
昔はそんな男たちが大勢いた。お前らがみんな殺しちまった。

見たところ、ヒョウ爺は腕っぷしではなく、かつて、その男っぷりで人望を集めていた大人物だろう。
光月家を追い落としオロチがワノ国で好き放題し始めたときには、同士とともに激しく抵抗したに違いない。しかし彼らの「任侠」は、カイドウ率いる軍団の「暴力」に敗北したのだ。
その「暴力」にはやはり勝てないながらも、今、ルフィの心意気に「任侠」で応える胆が決まったのだ。


再度助けに来たルフィに、「おい、ダメだ、よせ…、これ以上…」


「泣かすなよ…」いいセリフだわ。
もはや自分のこともルフィの処遇も心配などしていない。ただただ、ルフィの気持ちが、こういう男にまた出会えたことが嬉しくてたまらない。

またひと騒動勃発…そこへ前触れもなく到着するクイーン。


なんだか某世紀末救世主マンガの世界みたいだ。心意気や信念が駆逐され暴力だけが支配する世界だものな。

ユースタス・キャプテン・キッドは兎丼を脱走したとか。したたかにカイドウの傘下に収まったアプーやホーキンスとは異なり、はっきり敵対したからこそキッドは半殺しにされたのだろうし、キラーほか海賊団の仲間たちはいったいどうなったのか?
どこかに幽閉されているにせよ、敗走して雲隠れしているにせよ、キッドは仲間のもとへ向かうだろうな。

ともあれ、このシリーズは登場人物も、勢力も多分化しすぎなので、しばらく積極的に動かなくていいわ。たぶんママが記憶失くしたのもそういう都合があるんだと思うな…。

モモの助がゾロから教わったという剣の気合い、ってか掛け声。


スナッチ


スナッチ「snatch」とは、引ったくる、ぶん取るの意。またはスラングでヴァギナのことを指すらしい。…確かにゆくゆくはワノ国を束ねる男が軽々しく使うに値しない下品な言葉のようだが、菊が気にしているのは、似た響きのワノ国の方言だという。

ゾロとモモの助は一緒にワノ国まで来たはずなので、航海中もトレーニングを欠かさない(というか酒呑んで寝るかトレーニングしかしてない)ゾロに学ぶところがあったのだと思う。
だが、ゾロはまじないなどを頼りにする鍛え方はしていないので、誰かから伝え聞いた与太話をモモの助に伝えたとかじゃないだろうか。「〜〜なんて方法があるらしいぞ。おれには必要ないがな」とかなんとか…
しかし、この掛け声がワノ国九里の方言に似ているのが偶然ではないとしたら、ゾロはこの掛け声をいつ誰から教わったのか。

ゾロはワノ国に着き、浪人として市井に溶け込むや、程なく辻斬りの容疑をかけられ、奉行所から逃走。以後はモモの助たちと合流していない。

ゾロのかつての師匠:コウシロウはワノ国の出身だったはずなので、ひょっとするとその辺りに由来するのかもしれない。幼いゾロにとっては「外国の言葉」だったろうしな。
しかしコウシロウは見た感じ人格者で、汚い言葉で勢いをつけるような剣を弟子に教えたとは考えにくい。この言葉をゾロが知った経緯は、ちょっと捻ってありそうだが、そこにくいなが関わっていたら面白いなぁ。

※後注:)コウシロウの出身地はビブルカードによると「東の海」でした。失礼しました。

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Comment

  1. 坂田金時 より:

    本文中で触れられていない内容になりますが、
    サンジ、いつの間にかウソップ、フランキー、ローと合流していましたね。

    931話の時点ではページワンと戦っている最中であり、
    932話、933話では登場していないですが、ページワンには勝った と思って良いのですよね??

    十中八九勝ったと思っていますが、
    勝ったのか逃げたのか特に伏せる必要無いのであれば、アニメで詳細補完されることを希望…

    • BIE(管理人) より:

      サンジ圧倒的優位のまま逃げ、決着はつけていないものと考えてましたが、それだとまた無関係の蕎麦屋に被害がでるかもしれませんね。確かにどうなったんでしょう。
      僕はアニメ版を観ないのでマンガの作中でケリを付けてほしいです。

  2. 匿名 より:

    管理人様の書き込みに対して、ディスっていることが時々あるからやめた方がよいという意見をされた方がいますが、管理人様がどのように解釈して感想を述べても自由であり、それを否定するのはある意味おこがましいと私は思います。あなたの理想を管理人様に押し付けないでください。

    • BIE(管理人) より:

      フォローをありがとうございます。手厳しいご指摘やご批判も、ありがたいご意見だと考えていますので、一応は歓迎です。でも、あまりに殺到すると凹みます。

  3. 匿名 より:

    偉そうなことを言わせてもらいますけど、今回のダイフクのように、悪意があるとしか思えない憶測を元にしてキャラをディスっていることが時々あると思います。やめたほうがよろしいかと。

    • BIE(管理人) より:

      ご意見ありがとうございます。そういう場合は、おっしゃる通り、悪意を込めてディスっていると思います。
      そもそもその部分に限らず、八割ほどが憶測と妄想による、あくまで僕個人の意見なので、不愉快に感じる方がいればそれは申し訳ない事ですが、たぶんやめないです。
      ですが、深く反省したり後悔した場合は削除したり謝罪します。

  4. 匿名野郎 より:

    コウシロウってワノ国出身だったんですか!?
    それは何話に載ってますか?

  5. 匿名 より:

    ひょっとしたら、ベッジの「マムが昔何者だったか」というものはこのカイドウとマムが仲間同士の海賊団であるロックスと関係してるのかな?

    • BIE(管理人) より:

      ロックスについては、ぼかし過ぎててまだ全然わからないですからねぇ。ロックス時代に二人が本当に仲間だったかどうかも今回まで疑ってました…

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