Cogito, Ergo Sum

ONEPIECE 954「龍に翼を得たる如し」

 




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拷問室のような部屋で語らうローとホーキンス。語らうといっても、立場は一方的だ。だが、いつの間にやらその立ち位置は逆転し、仲間の命の生殺与奪という絶対的優位を愚かにも手放したホーキンスが、今やローによってバラバラにされ、身体を横たえていた。


ルフィやカタクリほどの精密度はないにしても、危機回避には十分な未来予知(といっても占いだが…)を持つホーキンスが、この体たらく。一体何があった?
ホーキンスは、ローに対して何か私怨がありそうだと度々書いてきたが、それがホーキンスの冷静さを欠き逆転を許したのか、それともローには腹案があったのかは現段階では分からない。


ただ、ローを逃がす手助けをした人物がいたことは確かで、シルエットなので、それが誰なのかは明かされていないが、まず怪しいのは不審な言動が見られたドレークだ。

ドレークは、2年前にスコッチを倒して実力を示し(ただしスコッチはカリブーに負ける程度の実力)、後のホーキンスたちと同じように「部下になれ」と勧誘されたのか、自分から傘下に入ることを願ったのか、ともかく早くからカイドウの旗下にいた。
シルエットの正体がドレークなら、カイドウに従ったことは彼の陰謀(野望?)のための一段階に過ぎなかったことになる。
海軍少将の立場を捨てて海賊として名を挙げたというドレークの略歴を見ると、どうも「父親越え」の呪縛に捕らえられているように思われ、初見のイメージよりも実は中身が無いのかなぁ…なんて感じるのだが、かつて奴隷同然だった少年ドレークを解放させるキッカケを作ったのがローであることを知り、その恩返しをすることに父親の呪縛からの解放を求めているのだとしたら、それは理解できる話だ。
陰謀とやらは、ドレークがようやくひとりの海賊として歩み直すための壮大な計画なのかもしれない。


ローはベポたちを解放したとき、麦わらの一味には言うなと言った。それは錦えもんたちの計画の足枷とならないように、またルフィたちに心配をかけないようにという配慮である場合と、単にひとりの方が動きやすい隠密行動に移るつもりだからというケースが考えやすい。
後者の場合、ホーキンスを確実に仕留める自信がないと単独行動もへったくれもないのだが、今回のふたりを見るとお互い傷だらけ。ふたりが対等の立場でガチ戦闘をしたとは考えにくいので、ベポたちを解放した後、ホーキンスはローに拷問をはじめたが、調子に乗っているうちにいつの間にか枷が外れていて、さらにローが刀を持っていたため形勢逆転された、というところだろうか。

海楼石の枷を外して武器を与えたのがシルエットの人物なんだろう。

では仮に、シルエットの正体がドレークではないのだとしたら、いったい誰だ?
マントにブーツの人物はドレーク以外にも大勢いるので特定は難しい。しかし、服装からワノ国の住人ではないことは間違いない。ローを逃がすことができる、すなわちカイドウ側の内通者で、洋装の人物ってかなり絞られるんだが、う〜んドレーク以外思いつかないなぁ・・・。


前回に引き続き、「秋水」をワノ国に返還してくれるようゾロに詰め寄る日和。いや、今回は「奉納」してくれっつってるね。


「奉納」とはすすんで供物を納めること。「秋水」は不当に奪われた侍の魂。ワノ国にとって大切な神器だから返してほしい。…と、言ってることは牛鬼丸と同じなんだが、ゾロがそれを受け入れたのは、言っているのが日和だからではおそらくない。それを申し出た日和本人が「父の形見」というかけがえのない物を差し出す覚悟を見せ、幸いにもそれが「秋水」の代替品となりうる名刀だったからだ。

父:おでんの刀で、過去唯一カイドウに傷をつけたらしい、確かな名工の作という「閻魔」は、もう一本、「天羽々斬 アメノハバキリ 」と対の大刀であり、おでんは大刀二本使いだったらしい。


その二振りの愛刀を「天羽々斬」はモモの助に、「閻魔」を日和に託されたのだという。

前回僕は、おでんの刀だったのなら「閻魔」はモモの助が持つべき刀だろうと考えたのだが、モモの助も一本持っていたとは意外だった。
そうなると、カイドウに傷をつけた「閻魔」は対カイドウ戦で役に立ちそうだし、その名前から「天羽々斬」はオロチを退治することにこそ相応しい。


日和はカイドウ戦で活躍できそうにないし、「オロチを自分の手で殺したい」というくらいだ。「天羽々斬」の方が日和にあってる気がするなぁ・・・。

火祭りまであと6日。
鬼ヶ島にはカイドウの勢力が続々と集結中。その中には、キッドやホーキンスと同盟を組む前からすでにカイドウの部下だったというアプーもいるし、何やら恐ろしげな「ナンバーズ」と呼ばれる巨大な鬼たちも集まってきた。


この「ナンバーズ」、いったいどういう立場なのか・・・。

どこかに遠征していたようなので、カイドウの懐刀と呼ばれる「三災害」より上ということはないんだろうな。巨大な影が少なくとも5体確認できるが、その向こうにもまだ数体いそうだ。大きさもそうだが・・・どう見ても人間じゃないよな、こいつら。
単なる「能力者」ではないなら、なにか特殊な怪物たちかも。「ナンバーズ」という呼び方からは「実験体」のイメージもあるしな。

そして、島が崩壊するかと思われた規模の殺し合いを一晩中繰り広げていたハズのカイドウとママは・・・


意気投合!?

天災レベルの余波を周囲に及ぼすほどの殺し合いが、ふたりの雄叫びと巻き起こす轟音だけで表現されていたことから、途中から殺し合いではなくなっているのではないか(それどころか野獣のSEXしてるんじゃね?)と僕は半ば本気で考えていたんだが、当たらずとも遠からずという感じだったのかも。

とんでもなく最凶最悪の海賊同盟が誕生した。
海軍や世界政府という歴史も規模も桁違いの組織を相手に「世界を獲る」つもりならそれもいいだろう。しかし目下の懸念である、足元にうじゃうじゃ湧いてきている「最悪の世代」の若造どもを相手取るための同盟なのだとしたら、四皇の看板も随分と安くなったものだと思わざるを得ない。

まぁ、どうせすぐに仲違いをして、この同盟は破棄されるに違いないと踏んでいるんだが、さて・・・。

ところで、サブタイトルの「龍に翼を得たる如し」とは、強いものにさらに強い力が加わることの喩えだというが、この場合「鬼に金棒」の方が相応しくないかね・・・。

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Comment

  1. 匿名 より:

    鷹の目がワノ国参戦する…?みたいな噂を聞いて手助けした人物の正体はドレークでは無く鷹の目かな…?と思ってみたり…
    鷹の目ならホーキンスを完封させれそう。
    ホーキンス自身が占って「戦闘勝率は…0%..orz」とかで降伏してローが四肢を切り行動不能にさせた…とか?

  2. 匿名 より:

    この先の展開は未だ読めませんが、もしワノ国編が有耶無耶にならず勝利の末終わるのならば。
    4人が20年の時を取り戻し、成人となったモモの助が新たなワノ国の将軍となるやも知れませんね。

    三大将の桃太郎(犬・猿・雉)に、戦桃丸の金太郎、玉手箱の浦島太郎、と。
    おっと、玉手箱はもう出てましたね。(^◇^;)

    • BIE(管理人) より:

      トキ様の能力が明らかになる前は、モモの助の中におでん様が存在する可能性を考えたこともありました。
      このまま無事勝利して、モモの助が将軍となることに問題はありませんが、ポーネグリフを作り出す光月家伝統の石工の技術は失われたままになりますね。
      なにか別の解決の仕方があるのかもしれません。

  3. MASHA より:

    ドレークが海軍を辞めたのは、バレルズを超えたいという思惑はなさそうに感じました。海軍将校まで地位を上げた事により政府が抱える闇の部分(天竜人や人身売買やノースの闇等?)を見てしまい、少年時代から憧れていた海軍像との違いから軍を去ったのではないかと。
    ドレークが今海賊として何を目的としているかはわかりませんが、四皇の部下として立ち振る舞うことで秘めた自身の計画に利用しようとしているのではないか、みたいな妄想をしてました。

  4. 匿名 より:

    河松、あのね信じられないかもだけどゾロはスリラーバークにてリューマに一度会っておられるのですぞ..(^-^;。 それに、ゾロのことを”馬の骨”だなんてww 河松がプチ悪魔ww♡

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