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ONEPIECE 1065「6人のベガパンク」

 




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PUNK01「正シャカ」に促されるままサンジたちをラボまで案内してきたPUNK02「悪リリス」が姿をくらました。
知的好奇心の塊であるPUNK03「想エジソン」がいたずら心で横槍を入れたからだ。

時代を塗り替えるごとき破竹の快進を続ける新たな四皇の一味がどれほどのポテンシャルを秘めているのか、ベガパンクが興味を持たないはずはない。


彼らの前に現れたのは


ジンベエの姿をしたセラフィム。
子どもっぽい容姿をしてはいるが、図体はジンベエ本人に劣らず巨体なのだそうだ。
そういや、黒ひげもそんなこと云ってたっけな。あのときは何のことを云ってるのか、イマイチ分からなかったが…


そのとき黒ひげと対峙したのが、ミホークのセラフィムと巷では云われていて、他にはハンコック、くま、そしてジンベエ…と、これまでに登場したセラフィムはみな元王下七武海の姿をしている。(まぁ、パシフィスタももれなく“くま”の姿をしていたわけだが。)

ミホーク天使は剣を振るったし、ジンベエ天使は魚人空手が使えるようなので、決して見た目だけをコピーした訳ではなく、明らかにモデル本人の素養が反映されている、と考えていいだろう。

セラフィムがどういうコンセプトや技術をもって開発されたかはまだ分からないが、何といっても「王下七武海」とは海軍と海賊の駆け引きの末の契約である。信用ならない相手との取り引きに、たとえば「血判状」のようなものが認められていたならば、遺伝子情報の入手は容易だっただろう。

今後、クロコ天使やロー天使、黒ひげ天使やバギー天使(弱そう…)が現れたとしても何ら不思議ではないのだ。

ところで、くだんのジンベエ天使だが、なんと壁や地面に潜り泳ぐことができる。言うまでもなくオリジナルのジンベエにできる芸当ではない。


この特殊な能力にフランキーが思い当たるのは「スイスイの実」の能力者、ドンキホーテファミリーのセニョール・ピンクのことだよな。
ドフラミンゴが海軍に捕まって、ファミリーの幹部たちがどうなったのか…は、ヴァイオレットとベビー5以外はよく分からない。セニョールの能力がベガパンクの目に留まる可能性もそりゃあ無くはないだろうが、七武海ならともかく、その部下の能力が最強の最新兵器に搭載されるというのは違和感を禁じえない。

で、問題はこれが「悪魔の実」の能力なのかどうか。

ベガパンクは、カイドウからその身に宿る「悪魔の実」を抽出コピーすることに成功しているので、黒ひげのような奪い方をせずとも同じ能力の増産ができるはずだ。
また、セラフィムが「生物」でなくとも「悪魔の実」を食わせる技術ももっている。「物」に「悪魔の実」を食わせるのは動物系しか実例がないが、セラフィムがロボットであれ人造生命であれ自我を持つのであれば超人系の実に対応したとて不思議ではない。
(またいずれ書くと思うが、動物系悪魔の実には生命が宿っているため、物に食わせることができるという説

しかし例えばパシフィスタの攻撃は「黄猿のレーザー」と云われながら「ピカピカの実」をコピーして食わせたわけではなく、黄猿の攻撃を似否科学として搭載した光線兵器にすぎない(たぶん)。

黄猿本人が「ピカピカの実」のコピーを作ることを拒絶した可能性が極めて高いが、経緯はともかくジンベエ天使の能力は「悪魔の実」由来である疑いはかなり濃い、と僕は感じている。

まぁ、地面に潜ったり泳いだりというのは、レーザーとは違って似否科学として再現できる気がしない、というのが一番の理由だが、エッグヘッドを見ていると常識や既成概念に捕らわれることに危険を覚えずにはいられないのもまた事実だったりするけどな。

まだルフィやサンジたちの前に姿を現していないが、ベガパンクのサテライトが全員登場した。


PUNK03「想エジソン」はひたすら閃き、構想のプロットを積み上げる。


PUNK04「知ピタゴラス」はデータの解析と蓄積、臨床研究担当。
彼らはそれぞれの役割以外に時間を割くのが惜しいあまり、


PUNK06「欲ヨーク」は人間ならば回避が難しい生理的欲求を、他のサテライトの分まで食べて、出して、眠って解消する、おそらくそれだけのために存在する。(性欲がどうなってるのかは知らんが、それはそれでロマンがあるなww

「想エジソン」や「知ピタゴラス」はロボットのように見えるが、では人に見える「悪リリス」や「欲ヨーク」はどうなのか。


そしてサンジたちの前に現れた「正シャカ」の独白が衝撃だ。


これまでに見たこともない未来科学にひたすら感激するフランキーに対し、その未来科学の粋を尽くしたこのエッグヘッドは「過去」だと云い放つ。


言葉の真意はまだ定かではないが、エッグヘッドと同じような高い文明を持つ「王国」が、900年前にすでに在ったのだという。

エッグヘッドで使われている科学技術がベガパンク独自のものではなく900年前の遺跡から復元されたものなのか、はたまた、現代の超天才がその頭脳を並行多角的に拡張してもなお900年前のテクノロジーに及ばないという意味なのか。

それとも、せっかくの最先端科学技術を人類の発展や救済に使うことをせず、自らを優位とするための戦争の道具として、900年前と同じ愚を犯そうとしている人類を嘆き、揶揄しているのかもしれないな。


ルフィたちが見つけた太古の巨大人型決戦兵器。・・・これはいろいろと捗る。


これはナウシカでいうところの「巨神兵」だ。世界を滅ぼすこともできたであろう強大な力。それが廃れた理由とは何か。

900年前当時の「当たり前の」科学とはどのようなものだったのか。
この巨大人型決戦兵器がいざ復活した際に、これに対応するために政府及び海軍は「人の巨大化」に血眼になっていたと考えられる。

元はオーズを模したものとも考えられるし、逆にオーズの「国引き伝説」がこれをオーズと誤認された可能性もあるな。
これをモデルにヴァイキングが生まれたとも考えられるし、科学技術だけじゃなくて、のちの文化風俗に多大な影響を与えていたんじゃないのか。



その、高い文明を持つ失われた「王国」とは、「空白の100年」に、後に「世界政府」を名乗る20の連合王国との戦いに敗れ滅んだ「ある巨大な王国」のことに間違いなかろうな。
そこにはワノ国も魚人族も、そしてジョイボーイも象主も大きく関係していたはずだ。

いよいよ盛り上がってきたな。いろいろ明らかになりそうだ・・・。

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Comment

  1. 匿名 より:

    ジンベエのセラフィムがいるってことは、
    物語初期の七武海のセラフィムは全員分ありそうですね。
    個人的には他力本願になる前のモリアのセラフィムを
    見てみたいです。

    • BIE(管理人) より:

      ハンコック天使はレーザー攻撃と徒手格闘だったので、能力を持たされているとしても本人の能力とは異なる可能性がありますね。
      モリアの「素」の強さがどうだつたのか気になりますね

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