Cogito, Ergo Sum

我思う故に・・・新館

ONEPIECE 1127「謎の国の冒険」

 




この記事を書いている人 - WRITER -

新章の幕開けは見知らぬ城で目覚めたナミから。


どうやらそこは「ビッグステイン城」という城らしいのだが、その見た目は「ドット絵」… というより、やはり「レゴ」だな。

ヴァイキングをモチーフとした巨人たちの国“エルバフ”が舞台となりそうな今回の新展開。
“ヴァイキング”といえば9世紀から11世紀中頃にかけて栄華をきわめた北西欧沿岸の武装集団のことで、正確には“海賊”ではなかったらしいが、物語や数々の伝承のせいでそうイメージされているのだとか。

「レゴ」はデンマーク企業だし、シリーズの導入部を担ったナミの公式イメージ国はスウェーデン。ということで、スカンジナビア地方の意匠が今後チラホラ出てくるものと予想される。

「北欧神話」とか… あんまり詳しくないんだけどなぁ…。

あぁ、ちなみに余談だが、「アナと雪の女王」の舞台もあそこらへんがモデルで、“オラフ”とか“スヴェン”とかいう名前はデンマークの古い王族の名前だったっけか。

話は戻って、


ナミを呼び起こしたのはどうやらウソップだったみたいで、しかしナミもウソップもそれぞれ巨大な動物に襲われていた。
巨大な猫はいつの間にかライオンに姿を変え、ウソナミ万事休す・・・というところで


ルフィゾロサンジが駆けつけて事なきを得た。


しかし、
誰一人この状況を説明できる者はおらず、全員いつの間にか着替えさせられている。
ルフィとウソップが角付きの兜を被っていることと、サンジがスケイルメイル(っぽいもの)を着ている以外は、“海賊”というより単なる“蛮族”という様子で、誰がどのような意図で着替えさせたのかは不明。

ルフィ・サンジ・ナミには、普段持たない武器が装備されているところ、ウソップは丸腰。
ゾロの三本の刀がそのまま持たされていることから、着替えさせた何者かが、武器を持っていない者に持たせてくれたと考えられる。
ナミの天候棒クリマ・タクトは武器に見えなかったということで、ウソップはがま口バッグがそのままなので、道具を用いる戦士とでも思われたんだろう。


ところで蛮族ルックのルフィは、刀を背負っている様子が描かれたふたコマ後には斧を背負っているんだが、どっちが正しいんだろうな。


あと、ゾロが口に咥えた“和道一文字”が、技の前と後で向きが逆になっているんだが… 器用なことするな・・・。ってか、なんだか色々と「雑」だ。がんばれオダッチ。

で、ここはどこなのか・・・というと、ぶっちゃけまだ断定するには情報が足りない。


ルフィたちがバタバタしているのと並行して描かれる島の様子は、建物の形状から類推して同じ島の出来事と考えるべきで、ルフィたちが起こしている騒動を現地民が遠巻きに体感しているようにも思えるが、いくつかの違和感が拭えない。

まず、ナミが目覚めた「ビッグステイン城」は、人間には少し大きめのサイズだが、決して巨人サイズではない。
そして、城と似たような意匠の建築物と一緒に描かれた島民は、確かに“海賊”のような出で立ちをしているが、建物に比していたって普通のサイズに見える。彼らは巨人ではないのかもしれない。というのがひとつ。

また、これら「レゴ」様の町並みが彼らの日常の暮らしであるかのように見受けられるが、これはこれまで作中に登場したエルバフ風の建築とはまるで違っている。


そして、「世界樹」だとか「太陽神」だとか、北欧神話っぽい重要語句が出てきてるが、


この巨大樹はこれまでエルバフを象徴するように描かれていた巨大樹とは異なるものだ。

これらのことから、ここはエルバフではない可能性が高い。
まぁ、たとえばエルバフのいち地方にある独特な集落で、今見えている巨大樹は「世界樹」とは別の木かもしれないので、判断が難しいところだ。


彼らが話している内容が、麦わらサイドで起きている事件とリンクしているが、ルフィたちがぶっ飛ばして食ったという巨大うさぎとやらが、彼らの云う「耳神様」だったとしたら大事件だし、


空から降ってきたという「蜜蜂兵」はあきらかに殴られた跡があり、同じ頃にでかい蜂を撃退したナミの仕業ではない。

まぁ、神様をそうと知らず倒して食うなんてことは、ルフィならやってもおかしくないし、殴られた蜂はルフィたちが倒したのかもしれないが、


最後に遠くから聞こえた化物の怒声(悲鳴)は、ルフィたちが倒した巨大猫のものとするにはタイミングがおかしいし、声(書き文字)も異なる。


それに、森の方で起きた異臭を伴う火事とやらが、仮にルフィたちが「巨大うさぎ」を焼いて食った臭いだとして、海賊がそれを「臭い」と感じるだろうか。

などなど数々の理由から、「ビッグステイン城」が、くだんの巨大樹が見える場所にあることだけは間違いなさそうだが、森の方で起きてる火事や、島民が耳にして目の当たりにしている事件は、ルフィたちとは直接関係ない騒動と思えてならないのである。

ひょっとすると、彼らは何者かが創ったレゴ世界の箱庭の中に用意されたNPCなのかもしれないな。


あぁ、あと「耳神様」に対する彼らの反応を見てると…
猫・ライオン・ハリネズミから考えて、うさぎはせいぜい猫より少し大きいくらいだろう。それを「あんな巨大うさぎ」と表現するかね。これはルフィが倒した巨大うさぎと「耳神様」が別個体であるか、でなければ、彼らがやはり巨人ではないか・・・だ。
ライオンよりもっともっと巨大なうさぎである可能性もないわけじゃないがな。蜂はでっかかったし・・・

まぁ、タイトル通り「謎の国の冒険」がはじまった。ホント謎・・・。


で・・・チョッパーはどうした・・・?
異臭がする森林火災は、もしかしてチョッパーが関わっているとか・・・

この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. っj より:

    ばなbsms

  2. あさのきしだ より:

    ユグドラシルそんな簡単に延焼するの?っと思ったけれど
    回想シーンの巨大樹と比べたら全然細いな今回のユグドラシル…

    これもしかして、エルバフの地方の集落ですらなく
    エルバフの、どこかの個人宅のオモチャ部屋なのでは…ユグドラシル(仮)も、近くで見たら実はレゴとか

  3. 匿名 より:

    ユグドラシルって検索してみたら面白い画像が出てきました。
    もしかしたらエルバフもそんな感じの地形なのかな…って思ったりしてます。

    • BIE(管理人) より:

      いくつもの世界を内在させた… とかいうやつですよね。
      北欧神話勉強しないとなぁ・・・

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 我思う故に・・・新館 , 2024 All Rights Reserved.