Cogito, Ergo Sum

我思う故に・・・新館

ONEPIECE 1163「約束」

 




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ロックスの始末が不明瞭なだけにとどまらず、「仮にロックスを消したとて、新しい何かを生み出しそうな危うさを感じる」とかサターン聖がほざいた不安を払拭するべく、


イム様、降臨。(…ってか憑依…?


突然現れた“それ”に対し、海兵たちは大いに戸惑う。なぜなら、“それ”にはサターン聖の顔が付いているから。
どうやら海兵たちの眼の前でサターン聖が見る見る変身したそうで、海兵たちもその場にいたザコ海賊たちも、一瞬“それ”を揃って「海軍側の“なにか”」と認識してしまったのも仕方ない話。


だが、“それ”は海賊のみならず、海兵たちにも牙を剝いた。それこそ問答無用で。


そんな中、“それ”を、サターン聖ではなく“別の誰か(イム様)”と看破した者がただひとり。


ロックスである。


どうやらイム様は、伝説の海賊デービー・ジョーンズと因縁浅からぬ様子。二者の間には何らかの重要な「約束」があったとされ、その「約束」の顛末を(または解釈を)巡って対立している模様。

ロックスはその事情をある程度(すべて?)把握しているようで、二者で交わされた「約束」が不履行であることを咎めている。
一方、イム様はロックスを(おそらく正しくはジョーンズの“血”を)デービー・ジョーンズと呼び、「約束」だからデービー一族を消すと云う。

これは、確かに「約束」しちゃったけどそれは失敗だったから(なかったことにするために)お前ら死ねや。と云っているかのようだ。

海兵たちは、その極めて異質で危険な存在を「サターン聖」だと思っているので、攻撃できないのはもちろん、安全な距離をとりつつも逃げるわけにもいかない状況となっていたが、


ロックスと盛大に暴れ出した“それ”への対応に、ガープが積極的に乗り出した。“それ”がサターン聖であると知りながら…

ロックスの単独行動に加勢したニューゲートとカイドウ。そこへウオウオの実を奪ったカイドウを追って駆けつけたリンリンと、さらにロジャーも加え、


イム様に一斉攻撃!

他はともかくリンリンと、ましてやガープは何で!? と思わないでもないが、なんせこれは「バトルロワイヤル」。もっとも厄介な敵を真っ先にフクロにするのは常套手段といっていい。

リンリンは当然そう考えただろうし、ガープはガープで、異常に強く禍々しい覇気を纏った眼の前のバケモノを片付けるのがまず先決で、あとで海賊どもは普段通りの対応で事足りると踏んだのだろう。
海兵を攻撃してきた謎の生物がまさか五老星とは思わなかったとか、言い訳はいくらでもできただろうしな。

この規模の一斉攻撃を受けては、さすがのイム様も再生に時間がかかるのか、多少弱体化しているように見える。・・・が、


遠くの森を走って逃げるエリスとティーチに「デービーの血」を察知したイム様は、ロックスに必殺の黒転支配ドミ・リバーシ


魔族の傀儡となったロックスに、自分の妻と子を惨殺し一族を根絶せよと命じた。

あぁ・・・なるほど。
このあと、ロックスはエリスとティーチを追っていくとして、そんなロックスを見て「この海賊団ももう潮時だ」「しかしこいつだけは倒しておこうか」とニューゲート・カイドウ・リンリンがイム様の前に残り、ガープとロジャーがロックスを追う・・・ その結果、ガープがロジャーと協力してロックスを倒す・・・という図式がようやく見えてきた(かもしれない)。

そんな状況を知ってか知らずか、ロックス海賊団は瓦解しはじめていた。

この混沌のどさくさに財宝を独り占めしようとするものが現れたからだ。いや、いま現れたのではなく、もともとロックス海賊団はそういう個性の集まりだったわ。


まず我欲に動いたのはキャプテン・ジョン
彼はどうやらキッドの先代(?)の「ジキジキの実」の能力者だったらしい。


1161話のこの右腕がどうにも気になっていたが、考えることはキッドと似ているな。


そしてそれを見たガンズイが力技でそれを阻止。
だがそれは・・・


ガンズイもまた独り占めを狙っていたからだ。
またガンズイの「空蛇乃赤砲」は、Mr.5の「鼻空想砲」に似ている気がするので、「ボムボムの実」の先代能力者だったのかもしれない。

40年近く前だと、少しずつ先代能力者が出てくるの面白いね。


さて、赤毛の双子の片割れを抱いて逃げていたドラゴンは、あと少しで海軍艦だというところでジョンとガンズイの“仲間割れ”に巻き込まれ、


気づいたときには赤子は行方不明
その赤子は宝箱へ・・・ 近くではレイリーたちが逃げながら財宝を拾っていた。

どうやらこっちの赤子をシャンクスと断定していいようだ。
ロジャー海賊団で、ちゃんと名前をシャンクスと呼ばれていたのは、ベビーウェアに名前でも書いてあったんだろ。

ところで、イム様とデービー・ジョーンズか交わした「約束」とは果たして何だろうか。

今回の会話だけでは詳細まで知る術もないのだが、さて、ジョーンズはいつ頃の海賊なんだろうか。
ジョイボーイたちと同じ時代の人物だと思うけど、ジョイボーイが世界初の海賊と呼ばれているので、ジョーンズは少し後発になるのかな。彼の何がどう「伝説」なのかとても気になるね。

ジョイボーイとイム様は対照対比の関係にある気がするので、一時代を築いたジョイボーイを疎ましく思ったイム様がジョーンズにジョイボーイの暗殺を依頼したとか、まぁそんな安易な内容ではないだろうけど、ロックスの話しぶりでは「ジョーンズは約束を守ったけど、イム様が反故にした」というニュアンスが、イム様からはそれをウヤムヤにする気が感じられるのは事実。

ジョイボーイが人魚姫との約束を果たせなかった理由に、ジョーンズが関わってくるのかもしれないな。

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Comment

  1. おざ より:

    シャンクスがキャプテンジョンの宝の在処をバギーに教えてあげると言ったのは自分がその宝箱に入っていたからなのかな・・シャンクスがその宝箱に入る予定だし(笑)
    赤ちゃんの頃の記憶があるかどうかだけど。

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