ONEPIECE 819「光月家跡取り・モモの助」
処刑された光月家先代当主:おでんが残した言葉は
ワノ国を開国せよ!!
前回のレビューでは、僕は
古代文字を読み書きでき、過去に政府がやらかしたであろう秘密を知り、
さらに「ロード歴史の本文」のひとつを守護する光月家としては
政府も容易に手を出せない鎖国状態の継続が都合がよかったはず。
これに対し、将軍家が
外部勢力とグルになって開国を推し進めているのではないかと推察したのだが
・・・逆だった。すまん。
権力に胡座をかき、堕落した幕府と、
未来を見据え、ワノ国を今一度洗濯しようと志す一部の者達という
そのまま幕末の日本のような構図となっているようだ。
幕府はなんかマズイ事を隠蔽しているのか、頑なに鎖国を堅持する将軍家が
「ロジャーに与した罪」を問うというのは、相当腑に落ちない
(海賊王の協力者=犯罪者というのは
ワノ国が嫌っているハズの世界政府の理屈なので)が、
まぁ、いずれ分かるんだろう。
将軍を討ち、ワノ国を開国すること。
それこそが錦えもんたちの志願。
そのための同士を募るために外海に出たそうだ。
そして、ここまで旅に同行してきて
ルフィと麦わらの一味の強さ、人となり、
弱者の自由を奪う理不尽な権力を許さないルフィへの信頼を経て
助太刀を願い出す錦えもん。
ん、まぁここは少し悶着あって一度断るんだが、
血気盛る家臣たちではなく
光月家の当主としてのモモの助の意志を再確認・尊重する形で
めでたく同盟結成。
相手が8歳だろうが、伝説の海賊だろうが
偉そぶらず、へりくだりもしない。それがルフィ。
世界で最も自由な男を目指すルフィは、
世界で最も公平な男でもあるのかもしれない。
これで、麦わら・ハート海賊同盟は
モモの助たちの志願を果たすべく、打倒カイドウ&将軍の戦いに同行する。
それに際し、ルフィだけはサンジを連れ戻してから合流するという。
ペコムズを連れて、ひとりで乗り込むつもりのようだが、
あと、ひとりかふたり程、一緒にいくんじゃないかと僕は考えている。
サンジに恩がある錦えもんが行くと言い出すような気がするのだ。
錦えもんにとって優先事項は明白だが
カイドウ側の決着までには合流できる算段だし、
ルフィたちと出会った当初とは違い、
今ではモモの助の伴には信頼できる同心たちが多数居る。
まぁ・・・ルフィのことだし計画通りに事が運ぶとは思えないが
錦えもんが意気に感ずるなら、ここだと思うのだ。
だがしかし
それ以前に
戻ってきたジャック
ジャックは巨象を殺し、モコモ公国ごと海の藻屑に変えるつもりだ。
計画もまともに立てない内に
なしくずしに一味離散となる可能性があるな。
あー・・・バラバラなって、自ずとサンジ連れ戻し組と
カイドウ討伐組に別れるのかな。
だったら、やはり錦えもんはルフィとともにサンジ連れ戻し組に入りそう。
意外に
怒った象主(ズニーシャ)がジャックを返り討ち、ってのも面白いかもな。
さて、
世界の甲板から -5億の男編-
vol.12は「未来国バルジモア」
前回のVol.11「バルディゴ」から、
第19弾にはなかったラインナップになった。
フランキーが2年間潜伏、修行(?をしていたバルジモアでは
フランキーの世話をしていた老人と少年(キットンというらしい)が新聞を見ている。
泣き笑いしている老人は、写真が「フランキー将軍」であるマヌケぶりを
笑っているが、少年のふつうな様子を見たところでは
今さら「変態」フランキーの何を見せられても驚くほどのことではないのだろう。
フランキー将軍もここで造ったのだろうしな。
また、
以前のバージョン
サイボーグアニマルたちが、こぞって強化されている中
No.5のゴリラの腕(前肢)は、これフランキーの腕の試作品だよな、きっと。
ヘビが強化されたバージョンが、東洋テイストの竜であることは、少し気になるな。
たぶん現行のシリーズとは関係ないだろうけど。
そういえば「バルディゴ」ではイワさん描かれてなかったな。
ウェザリアの爺さんたちとか、ヘラクレスンとか、ペローナ様とか
もちろんハンコックやレイリーも・・・
2年間の修行地の面々が、これから出てくるんだろうな。
Comment
自分も巨像がブチ切れてジャックをバチコーンとひっぱたいてくれる展開を期待してます。
>怒った象主(ズニーシャ)がカイドウを返り討ち、ってのも
今回イヌアラシ公爵が言った「奥の手」ってそれかもしれませんね。
ゾウを操縦できれば艦隊なんて相手にならないし、ジャック一味が上陸済みだった前回に使えなかったのも分かる話
生き物、それもそこらの山よりでかい島象を操縦できるのかが気になりますが、クロッカスさんがラブーンで似たようなことやってましたし…