ONEPIECE 754「お見知り置きを」
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ワノ国の侍「夕立ちカン十郎」
いきなりでなんだが・・・
この男・・・僕には味方に見えません・・・。
なかなか姿を現さない怪しさから
同じくなかなか顔を見せなかった「ピーカの正体」なんじゃないのかと
疑っていたが、それはどうやら違ったようだ。
しかし、どうにも胡散臭さすぎる・・・。
まず容姿についてだが、
カン十郎の容姿は、これまでシルエットしか出てきておらず
週刊連載のときと単行本では変更されている。
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左:連載時/右:単行本
週刊連載時は、後頭部で髪を束ねたややスマートな姿に描かれていたが
単行本では何やら虚無僧のような被り物をしているようで、
今回明らかになった姿ともまた異なる。
まぁ、連載時はまだキャラが定まっていなかったと考えよう。
仮に、被っていた深編笠を脱いだのが今回の姿だとして
虚無僧姿で帯刀しているなら(少し乱暴な分類だが)それは罪人の証。
(大筆は仕込み刀ですよね)
髷も結わず派手な裃に化粧顔とくれば
「武士」というよりも「傾奇者」の風体で
罪人であることに説得力は増すものの
それが「もののふ」の矜持に極めて厳しい
錦えもんやモモの助と志を共にする同心かというと
果てしない違和感を覚えるのである。
次に、
「オモチャの家に捕まっている」とされていたカン十郎が
捕まっておらず隠れていた、というのが腑に落ちない。
逃してしまったが、錦えもんに対してはブラフとして
ファミリーの手の内にあるとされていた可能性もあるが
どうにも引っかかる。
そして、カン十郎の悪魔の実の能力について。
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どうやら描いたものを実体化させる能力のようだが
実体化させた食べ物をカン十郎は食べられるが、錦えもんは受け付けないとか
何か条件のようなものが後々わかるのだろうけど、この際置いておく。
元ネタと考えられる古典落語の「抜け雀」では
衝立に雀を描いた絵師に対し、その後で鳥カゴを描き加えた絵師は
師匠に当たる父親だった。
これを引用すると、肉親関係はないにしても
カン十郎はドフラミンゴの配下と考えるのが妥当。
こいつはくせぇーっ!!裏切り者の臭いがプンプンするぜっ!!
ついでに素朴な疑問。
一緒に船出したらしいもう一人の侍は・・・
登場するんだろうか・・・
一方その頃の、ゾロ vs.ピーカ
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実体を攫ませないだけでは、戦いを優位に運べず
ゾロに対し、ピーカは息も絶え絶え。
空中に見つけたレベッカを攻撃するためか
放置していた巨人石像にピーカが実体を移した刹那
1080煩悩鳳
巨人石像ごと本体を斬った!
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麦わらの一味はルフィとウソップだけじゃねえ
忘れるな、おれは世界一の大剣豪になる男だ!
サブタイトルの「お見知り置きを」はこっちのことか!
Comment
ただの感想ですが、カン十郎の最初のコマの顔が求婚のローラにそっくりだと思ってしまいました。
三段目のおもちゃの兵隊群ですが、周囲の霧や生気のない雰囲気がややゾンビっぽいと感じました。モリアが絡んでるってことはないですかねえ?
“今の”モモの助は、貴重なオリジナル「人造悪魔の実」の被験者なので狙われている、という意見がネットでは多いようですね。
そもそもの、ゾウに向かっている理由が分からないとねぇ・・・
自分も(この)カン十郎は敵という説に賛成です。敵と言い切っていいかはわかりませんが、やはりまず見た目に味方感が感じられないw
モモノ助を捕えることが目的だったら、カン十郎を餌におびき寄せるなんてしなくても乗り込んだ船を追っかければ済む話だし、錦えもんがモモノ助が狙われている事を知ったうえでモモノ助を連れてドレスローザに帰ってくる事を確信してたっぽい事も疑問です。三下が、侍の子供を捕まえるじゃなくて、「侍たちを追い回す任務」と言っていたのも気になります。
何でモモノ助を狙うのか
ドフィの目的は本当にモモノ助だけなのか
錦えもんが言う追われる理由が何なのか
この辺がすっきりしないと何もわかりませんけどねー。
普通に出てきたなカン十郎…あの能力なら隠れるのも自由自在、消えたと聞いて驚くなよ綿えもんw
モモノスケが何やら相当なVIPのようなので、護衛の中に不埒者がいても不思議じゃないですが、綿えもんがスクラップ置き場まで探しに来ること前提で隠れてたとなるのでそれはちょっと
あと描いた食べ物が腹に堪えるって、飛びにくそうなスズメと同じく単に画力の影響だったりして…
ルフィたちが三段目で出会ったガイコツはネジついてるから、復活したシュガーでしょうね
シュガーvsロビンとバルトかな…そうなるとディアマンテvs兵隊とレベッカ、トレーボルvsキャベツ、ローvsドフラ、ルフィは操られたベラミーに足止めされ、ローが負けて最後ルフィvsドフラ、とかかな
まだまだ先長いな…
カン十郎,
南国少年パプワ君に出てくる
ミヤギ君をついつい連想してしまいます。
生き字引の筆。
それに似ているような。。。