ONEPIECE 828「1と2」
ビッグ・マムは
夫43人、娘39人、息子46人の129人家族。
ビッグ・ダディなんてメじゃないww
ホールケーキアイランドを取り巻く34の島と
それぞれの島を治める34の大臣、というのが
プリンが「第35女」であることと何か関係がありそうだと前回書いた。
おそらく、まったく無関係ではないとは思うが、
「34」という数字に直接的な意味はなかったようだ。
プリンから得られたビッグ・マムの情報は
・ママはとても恐ろしい海賊。
・ママは身勝手。子どもの結婚も海賊団の強化に利用する。
・だから子どもたちは自由な結婚を望めない。
ママの庇護の下で暮らすのであれば、
ママの決定は絶対で、娘といえど逆らうことはできないらしい。
自由な恋愛を求めるとすれば、逃げるしかない。
プリンが言う「自由な恋愛を求めて海へ飛び出した姉さん」とは
ローラのことで、まず間違いないだろう。
ここで少し引っかかるのは
ローラが政略結婚の駒とされることを嫌って、すなわち、
本来、絶対逆らえないママに反逆して自由な婚活を続けているにも関わらず
恩人であり姉妹分のナミに、その「コネ」をプレゼントしたことだ。
ママは恐ろしい海賊で、家族といえども逆らうことはできない。
この大前提を、いわば踏みにじっているローラが、
なぜその権威の恩恵を受けることができるのか。
ここから推察できることは
ローラが、ママに逆らうことを「大したことではない」と思い込んでいるだけで
ママは腹に据えかねているのか、
(この場合、ナミが持つビブルカードは意味を成さない)
または、
反発したとはいえ、自立している娘には意外と寛容なのか、のいずれかだと思う。
前者の場合、話がそこで終わってしまうので
仮に後者だとした場合、そこにはママの「愛」を感じる。
ママの庇護下で、ある意味ぬくぬくと裕福に暮らすのであれば
部下や血縁を結んだ外部組織への示しもあるので、勝手は許されないが
その反面、
何らかの理由や志があって、絶対的な権力と差別のない国造りを目指している都合上
実子でさえも手駒に使う血も涙もない女のようでいて、
そうしなければならない子どもたちを
不憫に思う一面なども持ち合わせているのかもしれない。
絶対服従を運命づけられているプリンや、反発して飛び出したローラからも
変わらぬ尊敬を受け、慕われているのがその証ではないだろうか。
ママの「家族愛」が気になる。
ただ、43人の夫たちは
万国トットランド建国のために、あらゆる種族の「種」が必要だっただけである可能性があるため、マムに夫への愛があるかどうかは、少し疑問だ。
万国は、子の代、孫の代と重ねることで、本物になっていくのだろうから。
注)種族間の差別がない万国トットランド構想のモデルケースとして
ビッグ・マムが自ら様々な種族との間に子をもうけていると
勝手に決めつけて考察しています。
あと、大きな疑問として、ママはいったい何歳なのか?
85人の子どもが居るとはいっても、いろんな種族と子作りしているなら
犬のように4〜5人一度に生まれることもあるだろうし、
さすがに畑が人間なら人魚と契っても卵で産まれることはないと思うが、
・・・いやいや、まずマム自身が、普通の人間とは限らないな。
魚人族みたいに、酷い差別を受けたマイノリティゆえの「万国」構想かもな。
仮にマムが人間だった場合、
一度に産まれる子供の数は夫の種族次第ということにして子の数は参考とせず、
43人の夫との間にそれぞれ最低1年の妊娠期間があったとすると
最初の結婚が15歳と仮定しても58歳。う〜ん・・・意外と余裕があるな。
しかし今度は、
四皇の地位に登りつめる程の激しい海賊行為をいつしていたんだ?
という新たな疑問が涌く。
まぁ、エースはデビュー半年くらいで七武海のオファーを受けたし
ティーチはほぼ無名から二年強で四皇に等しい実力を手にした。
バギーのようなケースもあるっちゃ、あるな。
やり方次第では時間はかからないということか。
※ティーチは白ひげの支配域を熟知してたので例外かも
プリンにとって
逃れられない政略結婚の相手として、サンジは文句のない相手だったが
サンジはこの結婚を拒絶した。
「仲間たちの元へ帰りたい」
そしてルフィたちが命がけで迎えに来た。
この関係を裂くことはできないし、
プリンとしても、結婚を後悔している相手と一緒にいるのは辛い。
「今なら、まだ諦められる」プリンはサンジを諦めた。
ついでに、サンジをルフィたちに返す手引をしてくれるらしい。
健気で前向きなプリン嬢がとってもステキだ。
サニー号に戻るとペコムズが居なくなっており
「引き返せ」のメッセージが。
いよいよ本丸へ。引き返すワケはないので、必ず何かが起こる。
しかし・・・このメッセージは本当にペコムズからのものなのか?
なぜトイレに残されていた・・・?
まだ、プリンがニセモノだったり
実は悪いやつで、罠にはめてる可能性も捨てきれないんだよなぁ・・・。
あ、1と2が出てきたけど、とりあえず今週はどうでもいいや・・・
Comment
関係ない話の追記で申し訳ないですけど
ジンベエが仲間になったら寿司屋とコラボ
できなくなりますよね。
商業と呼ばれる世界のややこしさは
一読者には想像の域を出ない話しか
できないのが尚更もどかしい。
まぁ、自分寿司嫌いなんで別に困らないですけど。
プリンパパってプリンが化粧落として
髪切ったかんじなのかな(三つ目あり)
そうであって欲しいけど。いろんな意味で(笑)
あと全然関係ないけど
シャボンティ諸島って思い出してみると
人間石鹸(ジェノサイドとか)を連想する。それとも社会の縮図のようなあの島の
実態をシャボン玉や泡沫とかけたのか…
プリンは超いい子だと思い込んでましたが尾田っちのことなのでとんでもない悪女パターンもあるかもですね。
プリンのおでこにあるであろう目については近いうちに明かされるんでしょうか…
>ママはいったい何歳なのか?
女性で子沢山といえばマリア・テレジアあたりですが、それでも7男11女…最初の出産が20歳で末の子を産んだのは40歳、双子等なしの年1ペース
…実在の人物ということを考えると女帝マリアの方が非常識に見えてきた
ワンピースの場合、十月十日を気合と愛で倍に伸ばしたエースの母ルージュの例もあるので、気合で逆に短縮とか出来そうな気がしないでもないですね
伴侶が盛り沢山なのが、愛人の類もなく夫婦円満だったマリアとの最大の違いですが、果たしてこれは政略結婚の類なのかママなりの愛なのか…
今回は、「家族とは?」や「結婚とは?」
というのが、テーマなのだなと思います。
絶大な権力というのは、外の人にとっては、
恐怖かもしれませんが、中の人にとっては
守られている安心感で、意外と居心地がよ
かったりするのかもしれません。
プリンは、良い子だと思います。最初の登場
のときに、マムに対して、少し嫌そうな素振
りをみせていましたし、
「サンジこんな良い子をふっていいの?」
と読者にも思わせられるからです。