ONEPIECE 1089「立てこもり事件」

ガープとルフィの記事がフーシャ村を賑わす。
どの程度詳細に書かれているのかは知るべくもないが、努めて冷静を装うスラップ村長の心労は如何ばかりか。

一方、ダダンの目に涙が溢れているのは、つい先日サボがコブラを殺害した記事を目にしたばかりで、ガープまでもが海賊島で“消息不明”になったという報道への衝撃と、ルフィの近況を知れたのは喜ばしいが「こいついったい何やってんだ」という戸惑いと苛立ちが窺える。
ルフィがどのように書かれていたのかは、またあとで触れる。

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ところで全くの余談だが：

シャボンディ諸島に麦わらの一味が再集結した頃に初登場したマキノの子ども。当時はお包みに抱かれていたが、今ではしっかり首も座り写真の中のルフィを認識しているらしい。

当時は信じたくなくて「マキノの子どもとは限らない」「よその子を抱いているだけ」「拾い子やもらい子かも」とか考えてみたりしたものだが、まぁ普通に考えてマキノ自身がお腹を痛めて産んだ子どもと考えるのが妥当なんだろう。

ではその父親はいったい誰なのか、その男とマキノの関係は？　と考えるともっとも怪しいのはシャンクスなんだが、確証となる情報が足りずファン諸兄を悩ませているのだ。

髪色はアニメではマキノとほぼ同じ深い緑色となっている一方で、原作のカラー版では茶色っぽく塗られている。原作でのマキノの髪は黒いため「すわ、黒髪と赤髪のハイブリッドで茶色か！」と早合点しがちなのだが、カラー版コミックスの色はオダッチ本人が色を付けているわけではない。…とはいえ、作者がまるで意図しない色を勝手に塗るとも考えにくいので、この子どもの髪は茶色であるという認識がオダッチにもあるものと推測する。アニメでは要らぬ詮索を避けるためにマキノと同じ色にしたんだろう。

じゃあシャンクスで決まりか？というと、しかしそう断定するにはまだまだ情報が不足していると云わざるを得ない。

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そこで、以前も書いたことがある僕の仮説を聞いていただこう。
扉絵シリーズの第22弾「世界の甲板から 5億の男編」の最終2回にわたり、ある荒廃した島で赤髪海賊団が結婚式に出席する様子が描かれている。

結婚式？　まさかマキノとシャンクスの？
まぁ、参列者だろうが新郎だろうが、正装なぞする男ではなさそうなので服装では判断できないが、どうやらこれはシャンクス本人の結婚式ではないようだ。
（根拠は、後ろでチャペルの方に向かって腕を振り上げている男がいるから。　新郎新婦は向こうにいるのだ、たぶん。）

では、シャンクスが祝福に出向きそうな相手とは誰だろう。
パッと思いつくのはミホーク、バギー、レイリー&シャクヤクくらいか。レイリーとシャッキーが今さらながら挙式を、ってのがロマンがあっていい。

だが、マキノの相手がシャンクスではなく、その誰かとマキノの挙式って可能性も捨てられない。
マキノなら普通にフーシャ村で挙式して、村人たちにも盛大に祝福されそうだけど、相手が「ワケあり」なら話は違うもんな・・・。
というわけで、赤髪海賊団の主要古参メンバーでこの2回に描かれていないラッキー・ルウこそが、マキノと挙式をあげているのだと考える。

マキノの子どもの父親はラッキー・ルウ。これが僕の仮説だ。
ちなみにラッキー・ルウの髪色は、バンダナを巻いているため不明だ。

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〜閑話休題〜
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ダダンが新聞記事にショックを受けているまさにその時、世界各地を地震が襲いその影響で海面がおよそ１ｍ上昇し、世界中に混乱を巻き起こした。

その原因と見られるのがルルシアを消滅させた攻撃だ。

島が消えた場所には巨大な穴が口を開け、海水が滝のように流れ込んでいる。
どれだけ大きく深い穴を開けようとも、その穴が海水で満たされないことは通常ならば考えられないので、単に巨大な穴が開いたのとは違って異常な状態であることが想像できる。
重力異常や次元の歪みが生じているのかもしれないが、エニエスロビーでも同じ様なことがかつてあったとも考えにくい…　いや、いわくがある土地だからこそ司法の島として一般から隔離した可能性も無くはないか。周囲が闇でもエニエスロビーだけはずっと昼間だし、あそこも十分異常だよなぁ

ルルシアの件には「マザーフレイム」と呼ばれるベガパンクの発明品が関わっており、兵器そのものがそうなのか、あの攻撃を発射した戦艦や宇宙船がそれなのかは不明。ただ、イム様はそれをいたく気に入ったらしい。・・・なんともきな臭い話だ。

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さて、話はエッグヘッドの今に戻る。

エッグヘッドには、バスターコールをはるかに上回る3万の軍勢が押し寄せていた。
先行したCP0とも連絡が取れず、黄猿が戦桃丸から聞き出した情報と既知のデータから類推するしかない中で、エッグヘッド島内の戦力分布や非戦闘員の避難状況などよく把握している方だと思う。

戦桃丸の指示で避難した研究員たち非戦闘員をサターン聖が皆殺しにしろと云うのは予想通りだったね。

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そんな中、エッグヘッドから五老星へ向けられた通信はベガパンクのサテライト欲ヨークから。

ヨークは自分ひとり居れば他のベガパンクは不要と考えて政府と取り引きしたが、ヨークもろともベガパンク全員を抹殺しようとした五老星と再度交渉を開始。

エッグヘッドの設備があれば「マザーフレイム」の量産が可能。だから設備と自分の身の安全を保証し、自分を天竜人にしてくれという要望を五老星は受諾。
これはイム様が「マザーフレイム」を気に入ったことによる方針変更だ。

だが、その次にヨークが出した要望は
今すぐあたいを助けて！ 麦わらのルフィに殺される！　だった。

ヨークはすでに拘束され、政府の企みを明確にするためにルフィたちに通信させられたらしい。
ロビンとカク、ステューシーが居ないが、ベガパンクの本体ステラもボニーも揃い状況を窺っていた。

ヨークに頭を撃ち抜かれた正シャカはどうなったのか。
ボニーは父くまの記憶をどう受け入れたのか。
そして、ここにいるメンツではヨークが下した命令を上書きできないセラフィムたちをどうやって止めたのか、もしくは倒したのか。
気になることはてんこ盛りだ。

セラフィムについては、ハンコック天使の「・・・・」が気になるので、ヨークの命令に従うフリをしていた可能性がある。
ステラかシャカあたりが、保険として任務終了でリセットされない命令の出し方を予めしてあったんじゃないだろうか。

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それはそうと、

ルフィが新聞にどう書かれていたかというと「麦わらの一味がベガパンクを人質にとりエッグヘッドに立て籠もった」と報じられたようだ。記事を書いたのはもちろんモルガンズ。

ベガパンクが造反したことも、空白の100年を研究していたことも、政府にとっては世間に知られては都合が悪い。まぁ、モルガンズがエッグヘッドの現状を知る術はないので政府からこのように書けと云われたままの記事なのだと思うが、こうして政府に恭順するフリをするモルガンズに五老星が一定の信頼を置くことで、モルガンズが真に考えていることが分からなくなるという矛盾にはたして五老星は気づいているのだろうか。

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あと、今回の作戦で黄猿に随伴の9人の海軍本部中将たち。

ドーベルマンとドール以外は皆さん初見だ。
ヤマカジやオニグモ、モモンガにストロベリーはどうしたんだろうか・・・。