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ONEPIECE 1156「アイドル」

 




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ロジャーの死を皮切りに幕開けた「大海賊時代」よりもかなり前
その頃から所謂「海賊」は存在していた。
その中でもとくに世界の海を騒がせ、海軍も手を焼くとある海賊団がいた。

その名は「九蛇海賊団」
そう。現在ボア・ハンコックが治める女人国“アマゾン・リリー”の系譜をさかのぼる、女だけの海賊団である。


当時のアマゾン・リリー皇帝にして九蛇海賊団の船長はグロリオーサ。ハンコックから数えて「先々々代」の皇帝に当たる、現在では「ニョン婆」として知られている女性だ。
どうやらグロリオーサは能力者ではないようだが、その美貌を武器として振りかざし、やりたい放題していたようだ。

ところが、当時の九蛇海賊団にはもうひとり美貌の戦士がおり、グロリオーサをも凌ぐ美しさと人気を誇っていたのが、副船長のシャクヤクであった。

ロジャー海賊団の面々も、ロジャーやギャバンを筆頭に軒並みシャクヤクに骨抜きにされていた。


ちなみに、その頃といえばロジャーとガープは互いにバチバチのライバル関係で、剣と拳で壮絶にやり合う間柄。ロジャーまだ麦わら帽子をかぶってるし、ふたりとも若いね。


この少し前に「ロックス海賊団」が旗揚げされていることから、これは44年前頃の出来事と確認することができる。


その頃、グロリオーサはある病を発症。おそらくそれは「恋煩い」であり、想い人はロジャーだったようだ。グロリオーサは病気の治療のために皇帝の座を辞し野に下ることになるはずだが、


実は38年前のゴッドバレー事件のときには、ロックス海賊団にいたことが分かっている。


そして次のアマゾン・リリーの皇帝となったシャクヤク、さらに次の皇帝となったトリトマも「恋煩い」に罹り、トリトマはそのせいで死んだとされている。惚れたレイリーを追って皇帝を辞めたのであろうシャクヤクも「恋い焦がれ死に」したと伝えられていたが、なぜそう扱われたのかは不明。ニョン婆がそう思い込んでいたのか、トリトマからそう聞かされたのかもしれないな。


ただ・・・


皇帝の座に就き、「女帝」を冠するシャクヤクの人気はもはや手のつけられない次元に達してゆく
とのことだが、


シャクヤクは44年前に皇帝に即位し、しかし42年前には足抜けしたのだ。たった2年ほどの間に人気は不動のものとなり、たった2年だったから余計に“伝説”になったとも考えられる。
そして、ハンコックが皇帝になったのが今から13年前ということは、先代皇帝トリトマは実に30年近く帝位に就いていたということになる。


44年前のトリトマはどう贔屓目に幼く見ても15歳がいいとこ。
2年後に即位してそれから29年間帝位を守り、46歳(仮)で「恋い焦がれ死に」したのだ。“老いらくの〜”とは少々云い過ぎだが、グロリオーサ・シャクヤク・ハンコックみな20代で病を発症しているのに、彼女らと何が大きく異なっていたか…と考えれば、それはきっと永く帝位を守ったことと、残念ながら「絶世の美女」ではなかったことだ。

おそらく彼女は真面目だったのだ。
二大看板を立て続けに失い、もはや美貌を武器にできない九蛇海賊団とアマゾン・リリーを守るために様々な努力をし、執政にその情熱のすべてを費やしたのだろう。そしてその体制が安定してきて落ち着いた頃、コロリと恋に落ちたのだと推察してみた。


まさに「恋はいつでもハリケーン」だな。

そして、それでも恋に生きるために出奔することなく、国内で「恋い焦がれ死に」で命を落とした。
まさに宰相の鑑だが、その次の皇帝がハンコックになったことで、やはり颯爽と海賊団を率いて男どもを手玉に取る絶世の美女への憧れを、女人国の民は忘れていなかったことが裏付けられたのだ。かわいそうなトリトマ・・・。僕はわりと好きです!

さてその頃、
ロックスが海賊団を旗揚げし、彼に賛同する猛者から有象無象がわらわらと集まった海賊島ハチノスには、とんでもない強者までがやって来ていた。


その中には後の銀斧:凶やキャプテン・ジョン、リンリンとシュトロイゼン、カイドウもいた。
右後ろのナマズの魚人はゴッドバレー事件のときにも描かれてたな。


ロックスが云うには、エルバフが聖地陥落の重要な鍵だそうで、エルバフの力がどうしても必要なんだがハラルドのことは気に入っているので、力ずくではなく「友」として迎え入れたい。そしてロックスが手に入れたいふたつの「悪魔の実」の一方はエルバフにあり、ハラルドにこそ食わせたいらしい。

これが14年前のハラルド死亡のゴタゴタでロキが奪って食ったと云われてる「悪魔の実」のことなのは間違いなさそうだが、ロキが犯人じゃないなら『ハラルドが食ってこそ力を発揮する』実を誰が奪ったのか、そしてどんな「悪魔の実」なのか。また、ロックスが望んだもうひとつの「悪魔の実」とは?謎は深まるばかり・・・。「ヤミヤミ」なのかなぁ・・・

ところで、この頃のリンリンは24歳


コミックス86巻のSBSで描かれた28歳のリンリンよりもさらに若々しい。

だがリンリンは、18歳のときに長男ペロスペローを産んでから、腹の休まる暇も置かずに毎年子を産み続けているはず。
このときも妊娠中なのか? または、産んだばかりで次の子の父親となる男がこの中にいるのか? と考えると少し楽しい(笑)。

44年前に子種をもらい、290日後に出産したならその子どもは現在44歳か43歳だ。
44歳の11男ズコットか、43歳の8女ブリュレ・9女ブロワイエが該当するが・・・う〜ん・・・わからんな、こりゃ

以前、ビッグマムの出産に関してめっぽう濃〜く書いた記事はこちら(手前味噌だが評判良かった)

エルバフパートでは、


ハイルディンの母:イーダの無差別主義的な博愛の心と、拗らせすぎたロキの様子が少しだけ描かれた。はじめての来島から4年、ロックスが何度ハラルドの勧誘に来訪しようとハラルドがそれを拒絶し続けたことと、そのたびロキがロックスに熱烈なアプローチをするも“けんもほろろ”にあしらわれたことだけが、ここから分かる。

ところで余談だが:


イーダが大好きでロキの暴言に泣いてくれた“マト”という少女


このコ、今現在イーダの酒場を切り盛りしてるこのヒトだよね。

・・・イーダ・・・やっぱ死んだのかなぁ・・・

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