Cogito, Ergo Sum

我思う故に・・・新館

ONEPIECE 1176「誇り高く」

 




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ロキが変化した“雷竜ニーズホッグ”の絶大な威力で、エルバフの巨人族の戦士があれほど手こずっていた巨大な謎のバケモノたちはほぼ壊滅した。
それを軍子の眼を通して目の当たりにしたイム様には、何やら想うところがあるようだったが、今回それが語られることはない。



そして、ソマーズをルフィがぶっ飛ばしたことと、ソマーズの能力であるイバラが熱に弱いことが分かり、子どもたちはもちろん、ロビンとサウロも自由の身となった。

拘束を解かれた麦わらの一味にとっての最優先事項は、図書館と学校の火事を鎮めること。


まずは、ナミがあらかじめゼウスに蓄えさせていた大量の水を「局地的豪雨」として降らせた。
だが建造物の火事とは、外から放水したとて内部の延焼が止まるには時間がかかる。しかも図書館でもっとも大事なのは“木材”よりも燃えやすい“紙”でできた図書・文献であり、容易に鎮火するとは思えない。

さらに、それを邪魔するのがキリンガム。


火を消させまいとMMAの“蛇龍リンドヴルム”にゼウスを丸呑みにさせた。



そこへ飛んできた謎の物体。これは、ベガパンク謹製の“万能吸収変換炉”「ODC」。


「ODC」は周囲の「熱エネルギー」を吸収し、氷点下まで下げることで熱伝導を阻害し延焼を食い止めるばかりか、学校と図書館周辺を凍らせた。どうやら“万能吸収変換炉”「ODC」は、森羅万象のあらゆるエネルギーを吸収し、別種のエネルギーに変換することができるらしい。


とんでもなく純度が高いのか、コーラ瓶に詰め替えられたそのエネルギーはリリス曰く「美味すぎて、トぶぞ!(by 長州?)」とのことだ。

「災害はエネルギーの塊」とはまさに金言。人の手に負えない災害現場には想像を絶するエネルギーが秘められているわけで、それを再利用可能な別種のエネルギーに変換できるというのは夢のようなテクノロジーだ。“凍らせる”までやっちゃうと今度は冷気のエネルギーを吸収することができそうなくらいだ。
自然系能力者と組めば無公害のエネルギーを無限に供給することも夢じゃない。


ステラが語っていた「世界中に無償で“エネルギー”が行き渡る世界」を実現するための研究は、着実に進められていたわけだ。

そしてその「スーパーベガコーラ」の超パワーに奮い立つフランキーとジンベエがMMAを倒してゼウスを救い出し、ジンベエを侮辱された怒りに燃えるサンジがキリンガムを仕留めた。

ま、どうせキリンガムもあとで復活するだろうが、たぶんMMAはもう役に立たないだろう。


さて、それでは今回のキモだ。
ヤルル様の命を狙い西の村に迫る、悪魔化したドリブロ船長ズと巨兵海賊団たち。


その道理の通じぬ進軍の中、ドリーとブロギーが辛うじて自我を保っていた。



彼ら本来の意識は今の己のあり様を「反省」などしない。これは末代まで祟る「生き恥」。その「生き恥」を雪ぐためにかれらが迷いなくとった行動・・・


その刹那、脳裏をかすめた言葉は「友情」または「信頼」。かれらは未練たらしい言葉を残しはしない。ただ、こうと決めたら黙って行うのみだ。


そう・・・ 彼らは「生き様」はもちろんだが、むしろ「死に様」に拘りを持っていた。
彼らにとっても、これで「末代までの恥」を無かったことにできるとは思っていない。だが今できるケジメと、最善の行動がこれだったのだから、それを行うことに迷いはなかった。


すると・・・


なんとふたりの屍が表返って元のふたりに戻った。しかも切断した首も元通り、命も意識も元のドリブロ船長ズに戻ったのである。
裏返る前にイム様に撃たれて失ったブロギーの左腕は元には戻らなかったのが残念だが、いやこれは僥倖。

どうやら黒転支配で裏返り悪魔の力を得た者には、ちまちま傷を負わせても再生してしまうので、一気に致命傷を負わせればいいらしい。


いやぁ・・・そうは云っても皆仲間、完膚なきまで死に至らせるなど忍びないが・・・・


割り切れた一同はなんだか楽しそうだ。ニヤニヤ・・・
そりゃそうだ。遠慮なく存分に力を奮っていいのだから。せめてその様子を家族には見せないでやろうという配慮をする余裕さえある。

「何だ やっていいのか」というゾロのセリフにすべてが集約されているようだね。
ヤッチマイナー!!!


さて、ここで少し考えてみよう。
ドリーとブロギーはイム様に直接「黒転支配」を受けた。一方、悪魔化した他の巨人たちはふたりに挟まれて裏返り、続々と勢力を広げた黒転支配に巻き込まれた者たちだ。
直接イム様の「魔力(?)」を受けていない巨人たちも、ドリブロと同じ理屈ではたして表返ることができるのか。(う〜ん… たぶんできるんだろな


でもじゃぁさ、
ロックスも、ゴッドバレーのあの場で死んでない可能性が出てくるよね。


ロジャーとガープの全身全霊以上の攻撃を受けて「“呪い”が解けた」かのように描写されていて、実際「牙」とか「黒い翼」とかなくなっているんだけど、仮にこの時点で黒転支配がまだ解除されていなかったのであれば、このあとシャムロックにとどめを刺されて、それを機に表返ったってことはないかね。


シャムロックたちはそれに気づかず、ただ殺処分したことで満足してその場をあとにしたとしたら、ひっそりとロックスが生き延びていた可能性あると思うんよ。


僕は、黒ひげ:ティーチの「あいつじゃねェ “あいつら”だ」「人の倍の人生」ってのが、ロックス本人の意識を宿していることを意味していたんじゃないかとちょっと前に考えていたので、その根拠が再浮上してワクワクしてきた。


ただね・・・
黒転支配のかけ方が、ロックスの時とドリブロの時でぜんぜん違うんだよなぁ。


ロックスのときはイム様に直接「魔力(?)」を注入されて、メキメキ徐々に悪魔化した。ぶっちゃけ「リバーシ」関係ない。


しかしブロギーのときは、なにやら複雑な手順を経て魔法陣の中で文字通り裏返った。
このふたつは本当に同じ「黒転支配」の作用なんだろうか。

エルバフでは対象が大勢だったし「リバーシ」というルールの特性上駒がふたつないと話にならないので、まずドリブロをイム様が直接悪魔化したというのは理にかなっているんだが、


ブロギーを短剣で刺して銃で腕を落として…という意味深で複雑な手順はいったい何だったのか。


う〜む・・・
サンプルが少なすぎるんだよなぁ・・・。

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