ONEPIECE 643 「ファントム」
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世界の甲板から Vol.26
「猿山連合軍 幻の島 “夢幻郷ナクロワ“を探す旅ロマン」
先祖の無念が解決したクリケットは
ジャヤに固執する理由がなくなったため
新たなロマンを求めて再び海に出たようです。
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ショウジョウ海賊団の船を母船として
クリケットも海賊業に復帰した模様。
ショウジョウがヘラクレスを持っていますが
ヘラクレスの寿命は長くて1年程度だそうですから
ルフィにもらったヤツではないと思われます。
さてこの”夢幻郷ナクロワ“とやら
はたして、本編の謎と関わりがあるのでしょうか。
キャプテン・ジョン程度にはリンクする気がします。
本編:
ジンベエに頼まれ、人間の海賊達を解放するロビン
なぜ自分たちを助けたのかと問う海賊達に
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「色男の頼みは断れない。お礼ならジンベエ親分に」
なんともハードボイルドなセリフで
およそクールなロビンらしくありませんね。
『男』に対してセクシーさとか男気とかそういった成分を
感じとるキャラではなかったのですが、
この2年の間に、ロビンの『女』の部分に何か変化があったのでしょうか
・・・もしやドラゴンと・・・いやいや
額に上げていたサングラスをかけているところから
こういうセリフはやっぱり照れくさいけど
ジンベエを立てて言ってみたということにしましょうか。
どちらにせよ、不合理な『男』の性分を理解できるくらいの変化は
この2年の間にあったようです。
そしてハモンドあっさり撃沈。
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ハモンドの首の青筋とロビンの手つきが
「なんだかいやらしい」と思った僕は異常でしょうか・・・
vsゼオで首がもげたブルック
629話のときに言ったように
ヨミヨミの実の能力が発動したとき
ブルックは既に霊魂の状態だったので、その状態こそ本体で
ガイコツはただの入れ物でしかありませんでした。
他人の肉体を操る展開がホントにあるかもしれません。
そしてフカボシからホーディの正体が告げられる
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ホーディと新魚人海賊団は環境と先人の怨念がつくり出したバケモノ
みなし児という生まれの不遇と
積み重ねられた先人たちの恨み辛みが膨れあがりすぎて
人の器の許容量を超えた暴走列車というところでしょうか。
オトヒメやタイガーが訴えた
無垢な子供や状況を詳しく知らない者たちに
恨みの先入観を植えつけないで、という
「受け継がない意志」を
まさに雪だるま式に受け継いで雪崩となった状態。
先のホーディとフカボシのやり取りでは
「なにも」と答えたらしく、
彼ら自身は人間との間にとくに実質的被害を被るようなことは
無かったとか。
騙されました。
てっきりホーディなりの根深い確執があるはずで
それがいったい何なのか、ファンは皆頭を悩ませたのですが
先の「受け継がない意志(受け継がせてはいけない意志)」だけを
耳年増的な机上の空論で増幅させた空虚な”怨念”だったとは。
また、
「俺達は人間に裁きを与えるべく天に選ばれ力を得た」とは
E.S.のことだと思いますので
これだけのやりとりで
すべてを理解したフカボシとしらほしが凄すぎる。
何かウラがあるかも。
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そしてホーディ第三段階(?へ。
もはや自我を失いつつあるような・・・
暴走、そして崩壊への序曲とも感じられますが。
あとは、E.S.が誰によってもたらされたかが
大きな問題として残ります。
E.S.の精製に王家が何らかの形で関与しているとしたら
あにほしの理解が早かったことにも説明がつくのですが
さてどうなのでしょうね。
世間では、E.S.の提供元は
ドフラミンゴだとか、ビッグマムだとかいう予想が多いようですが
ここでまた無謀な妄想をひとつ語りますよ。
ホーディたちにE.S.を提供したのはコアラ。
タイガーの死の真相を知ったコアラが人間に絶望して
ホーディたちと接触した。ってのはどうでしょう。
まぁ、コアラがどこから入手したのかってのは
また別の問題になっちゃいますけど、
というより、
大人になったコアラに再登場してもらいたいだけなんですけどね。
Comment
根拠はまったくありませんが、僕は
ビッグマムはこのシリーズ中には出てこないと思っています。
でも確かに中途半端な情報だけ出てますから気になりますよね。
E・Sは魚人島にあるビッグマムのお菓子工場で作ってるってのはないですかね?あのエピソードふっと出てきたので気になってるんですが、でもビッグマムっていかにも大食いって感じだから自分で食べる分なのかな。関係ないですかね。
自分はここ最近の反原発とか規制反対派とか嫌韓とか政治厨とかがすぐに頭に浮かびました(そのなかの一部の過激な人達ですが)。
彼らの異常なまでの強弁もホーディのような空虚な怨念と似てる気が。
国ぐるみで子供に半日教育を施す某隣国とかもね・・・
中東やアフリカあたりの部族紛争がモチーフなのかな。あれも武器を持つ子供たちは元の理由知らなそうですし。
最初から思想や行動にまったく信念を感じなかったのは
恨みの感情がすべてなのであって、プロセスはおろか
自らの行動が引き起こす結果ですら問題ではなかったからなのですね。
昨今の、考え無しに刃物を振り回したりする若者を揶揄しているのでしょうか・・・
ん~ホーディの存在が色々と考えさせられました。