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ONEPIECE 1093「ルフィVS黄猿」

 




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今回はなんだかネームが煩雑な15ページ。
細々とした状況説明に終止していて、あまりドラマ性がないのでつまらないと感じたことをはじめに述べておく。


まずサブタイトルが「ルフィVS黄猿」となっているが、特段いい勝負が描かれているわけではない。TVアニメで放送する際は引き伸ばし甲斐がありそうだが…。


黄猿の実体を捕まえたギア5thのルフィは、いかにもニカっぽいコミカルな動きにとんでもないパワーとスピードで黄猿をぶん投げた。

だが黄猿は海に落ちる直前、身体を光の粒子に変化させてエッグヘッドに舞い戻る。
科学的な詳しいことは僕には分からないが、なるほど光だからな、慣性に逆らって放射することも反射させることも可能なんだろう。

せっかく捕まえたのだからそのまま拳ごと海に沈めるくらいしないと、黄猿を無力化することはできなかったのだ。実に惜しいことをしたな。


空間に投影された無数のホログラフィ黄猿にルフィが翻弄されている間に本物の黄猿は司令室に。
しかし黄猿がぶん投げられていたわずかな間に、ベガパンクの本体ステラとアトラス(とサンジ)はパシフィスタマークⅢたちに直接命令を下すために島へと降りるところだった。


現状でマークⅢを制したものが圧倒的に有利になると考えての行動だが、ステラの考えはいささか違っていた。
何よりもボニーの身の安全が心配であるらしい。

この戦いはベガパンクたちの命がかかった一戦。最重要目標たるステラが最前線に出ていく愚かさは何事にも代えがたいが、ボニーと一緒にいたフランキーが不覚を取った。ルフィは黄猿を食い止めているし、次に強そうなゾロはルッチと戦っている。他の者たちはベガパンク的に頼りにできないと感じたか、それとも脱出に必要な任務を担っているからか、矢も盾もたまらずステラはボニー救出に降りてゆく


下層へ降りたアトラスはマークⅢに命令を出す
「島の海兵を一掃せよ!!!」
アトラスは、自分たちよりも威権順位の高いサターン聖がこの島に来ていることを知らない。さて、果たしてこの命令はマークⅢたちに通じるのか。

サターン聖は、この油断を生み出すために自らの存在を秘匿したんだろう。奪われた戦桃丸の威権チップの命令を上書きするためには、ベガパンクの誰かが出てくるしかないからな。
そしてこのアトラスの命令ならば、サターン聖は「海兵」じゃないから戦場に出て行ってもさほど危険はない。(まぁその真の姿は中将たちより強いんだろうけど…)

さて、今回のキモはルフィと黄猿の戦いなんかよりも


ここだ。・・・ってか、ほぼここだけだ。

冷静さを失うほどに、ベガパンクがボニーを心配している。
あんな幼い子を見殺しにできるか!!!

幼い子・・・

あぁ・・・やっぱりな。
ボニーの実年齢は公開されていない。いつもの姿は「24歳相当」とされており、自分や他人の年齢を操作できるボニーの能力から、本当の年齢が何歳なのかはずっと謎だった。


エッグヘッド直前の海域で麦わらの一味に救出されたボニーは、1060話で渦の中で溺れていた際に少女の姿をしていた。

この記事で書いたように、悪魔の実の能力の特性から、海の中で能力を使うことはできないが、たとえば地上で能力を使って生み出したものは海中にそのまま持ち込むことができる。

それらのことから、ボニーは何か必要があって少女の姿になっていたときに海に落ちたのか、そうでなければ能力を使わないまったく素の状態がこの姿であるかのどちらかということになる。

見た感じ10才くらい・・・だろうか。
品がないところやガサツな感じ、胸をはだけても平気だったりしたのは、精神が子どもだからと考えれば納得がゆく。

しかし、だからといってベガパンクが必死で救おうとする様子は異常だ。ボニーは戦桃丸とも旧知のようだし、やはりくまとボニーの過去編やってもらわないと収まらない。その回想には当然黄猿も関わってくるだろうが、


ここでの物言いには皮肉も込められているような気もするので、ここでは置いておく。

次週はお休み。待ち遠しいね・・・。

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Comment

  1. おざ より:

    ルフィVS黄猿というタイトルですが、どう見てもどちらかがダウンする景色が見えないですね。
    黄猿の機動力なら現場からすぐに立ち退くことも出来るし、ルフィに関しても必ず倒すという雰囲気でもないし。
    今回で戦うシーンがほとんど無くなるからこのタイトルなのかもしれませんね。
    そういった意味でも次回が楽しみです。

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