ONEPIECE 1128「RPG」
前回、おそらく意図的に明確にされていなかった部分がいくらか明らかになってきた。
しかしその説明のおかげで、まぁ〜セリフの多いこと多いこと・・・
新人作家なら「没」食らってただろうなぁ・・・
とはいえ、今回の話が載る2024年少年ジャンプ45号から「HUNTER ✕ HUNTER」が連載再開しているので、アレに比べたらワンピのネームの多さなんてまだまだカワイイもんだ・・・。
ときどき「HUNTER ✕ HUNTER」のレビューもして欲しいってリクエストを貰うんだけど、スマンね、あれは僕には無理・・・。
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えっとね・・・
まず、ルフィの麦わら帽子が今回はちゃんと描かれてる。前回は忘れてた模様。
そしてルフィが背負っている武器は「斧」で確定のようだね。
ルフィたちの身の回りに起こった出来事と、現地民たちが何やら騒いでいる内容が、リンクしているようで、していない気もして、謎が謎を呼ぶ新展開だなぁ・・・と思っていたんだが、それらの一部は間違いなくリンクしていたことが分かった。 まぁフェイクも混ざってるかもだけど…
現地民が云うところの「耳神様」とは、ルフィが倒し、焼いて食ったウサギのことに違いなく、森で起きた火災とは、ウサギを焼いた炎に起因し、その際にブロックのプラスチックが一緒に燃えた臭いが“異臭”と捉えられていたらしい。
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少し余談だが:
ワンピースの世界に「プラスチック」が存在したことは、結構な驚きだ。
作中で「プラスチック」という単語は使っていないが、「合成樹脂」は当たり前に存在するようだ。科学者の家系ゆえにサンジだけが「合成樹脂」を知っているのかとも考えたがそうではない。だって「ブロック」という玩具をルフィが知っているくらいだからな。
服飾品とか食器や小物にプラスチックが使われているかも・・・と考えると、今まで僕が思っていたものとはかなり世界観そのものが変わってくることに戸惑いを隠せないでいる・・・。
〜 閑話休題 〜
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この世界は、やはり巨大な「箱庭」であるらしい。
予想した通り現地民たちも巨人じゃなかった。
“太陽神”と呼ばれる制作者の意図や、住民たちがここで暮らすことになった経緯はまだ分かっていないが、
鏡で背景の奥行きをかさ増しされた閉鎖空間だった。(トゥルーマン・ショーかな・・・?
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ルフィが顔から突っ込んだ鏡の向こうには、巨人サイズの舞台裏が存在。
どうやらここが、現地民に「太陽神の神殿」と呼ばれている場所らしい。
そこには人間サイズの衣服や小道具があり、そこで囚われていたチョッパーと再会することができた。
チョッパーをあとから合流させたのは、最初から一緒に目覚めたら巨大猫:イスカットの言葉がその場で理解できてしまうからだな。どちらかというと、ビビリ班としてウソ・ナミと同じチームに入れられていただろうから。
そこには現地民を遠ざける「神殿を守る凶暴な兵」がいると聞かされており、突然現れた巨大なヘビ・ネズミ・カラスとのバトルに突入。
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戻ってきた「太陽神」が見たものは・・・
燃える“神殿(舞台裏)”とぶっ飛ばされるペット、そして逃げるルフィたち。
「神殿を守る兵」だとか「耳神様・針神様」などは、太陽神なる人物が現地民に語った「設定」なので、ここで「ペット」と僕が表現するのは、名前をつけているところからそう感じた…ということにすぎない。
ちなみに北欧神話には「ヨルムンガンド」という大蛇や「フギンとムニン」という一対のワタリガラスが登場するが、彼らはその辺りから名を貰っているっぽい。
神話に出てくる幻獣の名前なんて、数多あるファンタジー創作でそのまま使われているけど、ここで少し捩ったネーミングにした意味はあるんだろうか。
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猫王イスカットの背に乗り、逃げるルフィたち。
民の前に姿を晒すことを厭わず、それを追う“太陽神”とやら。
この世界は見た目ほど広くはない。
ぶち当たった鏡を壊せば外に出られると考えるルフィだが、ちょっと待て
さっきルフィがぶち割った鏡の向こうは建物の中だったじゃないか。反対側の鏡の向こうが外だとなぜ云えるんだ?
“世界の果て”が鏡になっているなら、さっきと同様にマジックミラーである可能性が高い。であるなら、その向こうは外ではないと思うけどなぁ・・・。
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ま、何にせよ、この“太陽神”とやらは、味方になる気がするよね。たとえば利害の一致とかで。
あと・・・「拙者」という一人称にどうにも違和感があって、僕にはエルバフの巨人ではないように思えてならない。ワノ国に何らかの縁があるのかもしれないなぁ。
まだ分からないことだらけなんだが、
猫がライオンに化けたカラクリと、前回ラストの獣の悲鳴が何だったのかはまるで不明。
・・・気になるなぁ・・・。
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そして、今回のサブタイトル「RPG」
これはもちろん「ロケット推進式擲弾」のことではなく「ロールプレイングゲーム」を指しているものと思うんだが、いったい何がどう「RPG」なんだろう・・・。
ドット絵風の背景はたしかにゲーム世界っぽくはあるが、えーと3Dなので「マインクラフト」?、または“太陽神”を創造主とする「ポピュラス」や「シムシティ」?
「マインクラフト」ならオープンワールドもしくはサンドボックス。「ポピュラス」や「シムシティ」ならゴッドゲームもしくはリアルタイムストラテジーに分類するべきで、どこをどう見てもRPGではないように思うんだが・・・
はっ!! まさか何かのイニシャルなのか・・・!!
気づいた人、教えてください・・・
Comment
ムギンは一旦置いといてヨルムンガンドがヒルムンガンドになってるのはおそらく太陽神だから…?
夜が昼にってのはあるかもですね
RPGはロードポーネグリフなんて・・・?
イイネ!
そういうのもっとください!
バッタに乗った仮○ライダーっぽい人が「ここは神々の国」と言ってましたが…。
何か嘘っぽく?思えたりもします。
バッタ・バッタもん・「まがい物の国」のような気もと…。汗
面白いですね
そういう意味合いが込められているのかもしれませんね
巨人の国に普通サイズの人間の服があるはずがないという、至極当たり前のことが頭から抜けてました…。
われわれ人間にも、細かいことにやたら拘ってそのうえ手先が器用な人が居るものです。
ただ、そういう点からも、“太陽神”様はエルバフの巨人族じゃないような気がするんですよねぇ
>ワンピースの世界に「プラスチック」が存在したことは、結構な驚きだ。
ローグタウン編でもビニールがある事が語られてたし、そこはまあ…まあ?
>ローグタウン編でもビニール
雨が来そうだから、ナミが買った服を入れる袋を店の人に訪ねた件ですね。
よく覚えてますねぇ・・・
猫ライオンは「ゾオン系能力者の猫」「太陽神様(仮)の能力」「そういう猫(ワノ国の、燃えるような毛並みを持つ狛犬、狛デーン、狛ヒョウ五郎親分みたいな)」と
どれもありうるのがワンピースのテキトーな所…
>RPG
これアレじゃないですかね、テレビゲームより以前の意味でのRPG
すなわち、Role(役割を)Playing(演じる)Game(遊戯)
箱庭の持ち主である巨人が、世界の外に居るプレイヤーではなく、「太陽神様」という「役割」で自分もゲーム内に入っている所からのネーミングでしょう
ゴッドゲームのゴッドに限りなく近いですが…太陽神様、あの痛々しいコスプレといいペット達の大仰なネーミングといい、だいぶゲームに入っちゃってますし…
そういや「ネコネコの実 モデルライオン」はまだ登場してませんね。