Cogito, Ergo Sum

ONEPIECE 992「残党」

 




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ついに真っ向からぶつかる、赤鞘九人男とカイドウ。


咆哮が雷鳴となり、灼熱の炎を吐き出す巨大な龍を相手に、次々と繰り出される九人個々の技が、カイドウの無敵の肉体を傷つける。


どれも致命打というほどではなく、まだまだ驚異とはなってないが、カイドウには赤鞘たちの剣が自分に通ることが信じられなかった。



そこでさらに、「おでん二刀流」の構えをとる錦えもん、傳ジロー、アシュラ、イヌの4人。形ばかりを模倣した「おでんのマネ」ごときに臆する自分ではなかったが、彼らが放ったおでんの必殺技「桃源十拳」は、


かつておでんがつけた胸の傷をふたたび正確に打ち抜いた。



実際、おでんの剣技は誰にも直接伝授されることはなかったが、赤鞘の侍たちは皆が皆、おでんを尊敬し、おでんになりたくて、それぞれ自己の技を磨いた。
おでんの剣技は、技術ではなく、おでんの意志と魂が彼らに熱く確かに受け継がれ、それが、今しかないこの討ち入りの契機に、必ずカイドウを倒してワノ国を取り戻すという、絶対的な覚悟と決意のもとに結実したのだろう。
意志が受け継がれているからこそ、おでんの剣技を模倣せずとも攻撃には魂が宿るのだ。

とくに「桃源十拳」四連弾は、「受け継がれるおでんの意志」を理解できないカイドウの肉体と精神の古傷を大きく抉っただろう。


四人の剣は黒刀化しているように見えるが、それだけにあらず、エフェクトが覇王色の覇気のそれだ。どれほど強烈な一撃(四撃)が入ったのか分かるというものだ。

好機到来となればいいんだが・・・カイドウは、どう出る・・・?

さて、正面から一緒に鬼ヶ島へ侵入していたマルコとペロスペロー。ふたりは一時的に手を結んでいたらしい。
光月おでんの無念を晴らす手助けに来たマルコと、ママを海賊王にさせるためにカイドウとの同盟に反対なペロスが、「カイドウを倒す」ということを共通の目的として手を組んだ・・・と。


しかし、ママに押し切られてペロスは不本意ながら折れるしかなくなった。ペロスはママとともにカイドウ側に付くしかない。


言うまでもなく、ここから先はマルコとは元通り「敵」だ。


マルコはママから投げられた「白ひげの残党も迷走してるようだね!」の言葉に、「残党といっても自分たちはオヤジの声に縛られちゃいない。自分たちは自由だ。」と返すが、


ママは「死人に口なし。好きにしなよ」とさらに返す。

このやりとりは興味深い。
「残党」という言葉が今回のサブタイトルになっている様に、この言葉はけっこう重要だ。

マルコは、偉大なオヤジの意志を受け継ぎ、変わらず尊敬しているから、今でも白ひげ海賊団の「残党」と呼ばれることは吝かではないが、残党の一人ひとりは皆もうその枠に囚われてはいない。と言う。

対するママの「死人に口なし」とは、敵対するならお前もどうせ殺すから、今のうちに好きなこと言っとけ。とも取れるが、

死んでしまったニューゲートがどうしたかったかなんて、もはや確かめられないんだから好きにすりゃいいけど、そのオヤジの意志をお前たちは本当に理解しているのか? とも受け取れる。

一番隊隊長といえば、かつての白ひげ海賊団のNo.2だ。残党の筆頭。
それほどの男が、今はもう白ひげの偉大な影の呪縛に囚われず自由にやっているというなら、尚更、中途半端に「白ひげ」の名を背負ったまま、この戦いに介入する意味が分かっているか? と問われている気がするのだ。

まぁマルコには直接ビッグマムを倒す理由がないので、この場で戦うことにはならなさそうだが、ママの言葉の真意はあとで分かるんだろうか・・・。

ところで今回のカラー扉絵は、熊本復興プロジェクトの一環で、海列車に乗る麦わらの一味が熊本県の名産品を手に盛り上がる様子が描かれているんだが、


まず全員シャボンディに再集結したときの衣装なんだよな。厳密にはそのときジンベエはいなかったし、ゾロは閻魔をまだ手にしていなかったわけだが、まぁこの衣装が彼らのスタンダードという位置づけでいいんだろう。

そんな中、少しだけ気になったのがゾロが左手で熊本ラーメンを食ってること。
以前から、ゾロは左利きなのか?という疑問はファンの間で度々話題になっていたんだが、その根拠はおもに、ゾロが右腰に刀を差しているからだ。
剣士は、利き腕で抜刀しやすい方に剣を装備するもので、右腰に刀を差しているゾロは左利きなんじゃねェの?という理屈らしいんだが、一本だけ刀抜いてるときは右で持ってるときも左のときもある。結局は三刀流なんだからどっちでもいい気もするが、


一応一刀流「獅子歌歌」は左手で抜くんだわ。

じゃあ左利きなのかというと、実は右手で箸持って食ってるシーンもある。


分かりやすいのは「書く」「投げる」「食べる」だが、瓶やグラスはもちろん、手づかみやフォークで刺して食うのはどっちの手でもできるので参考にならない。しかし、右でも左でも箸が使えるゾロは、これはもう両利きと考えるしかないな。
三刀流のために右も左も同じく使えるように特訓したんだな、きっと。

オダッチの描き間違いなんかじゃないんだよ、たぶん・・・ たぶんな。

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Comment

  1. 匿名 より:

    今話にて、マルコ&ペロスペローの行方、ブラックマリア、そして(少しだけだけど)ヤマトのその後が描写されました。ヤマト(とモモの助&しのぶ)の方は未だに逃げられて追いかけているようですが”3度目の正直”ということになれば次描写された時に恐らく…。後は、キッドやローそして福ロクジュがまだ描写されてません。そして、赤鞘の方も引き続き描写されました。今のところ赤鞘達が有利ですが、このまま順調に行く場合もあれば途中からカイドウが反撃して再び…ということになることも考えられます。いずれにしろ、ルフィ達が辿り着くまでの辛抱ということで戦いは続行することは確実でしょう?

    • BIE(管理人) より:

      最後にカイドウを倒すのは誰か・・・?
      ルフィなのか、赤鞘なのか、モモの助なのか、それともヤマトなのか・・・

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