ONEPIECE 1101「ボニーへ」

カラー扉はベガパンクたち。
エロかわいいのに喋りが爺ィのPUNK02=悪リリスのシームレスボディスーツはピンクだった。アニメでは何色になるのやら・・・。

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バーソロミュー・くまは、サターン聖との約束通りボニーと接触することもなく、ベガパンクによる肉体改造を受けながら王下七武海としての任務を淡々とこなしていた。

くまの優しさゆえに、その任務遂行の仕方は海軍や政府の合理性・優先性とは異なっていたが、手順はどうあれ任務を完遂するのでさぞ重宝がられたことだろう。
しかし、それだけ王下七武海の任務をこなしたということは、被害者に悪党たち、くまの優しさに触れた者もまた多かったはず。にも関わらず「暴君」という悪評が払拭されることがなかったのは、政府によるさらなる印象操作などもあったのかもしれない。

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その間くまは、3日と空けずにボニーに手紙を書き続け、ボニーはくまからの手紙を日々心待ちにしていたが、ボニーの専属看護士を装った政府の諜報部員アルファがすべて破棄していたため、残念なことに1通もボニーの手に渡ることはなかった。

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ちなみにアルファは自身を「看護士」と名乗っているが、通例として「看護士」とはまだ男女の職業区別がされていた頃、女性の「看護婦」に対して男性看護師を指す言葉だったようで、現在は「看護師」に統一されているそうだ。ワンピ世界では違うのかもな。

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ボニー9歳の誕生日から半年が過ぎた頃、ボニーの青玉鱗による症状はすっかり消えたが、アルファは10歳までは外に出ることを許可しないと頑と云い放つ。
これは、くまの改造完了（すなわち自我の喪失）まではボニーに人質としての意味があるからだ。

そこにコニー王太后が助言する。

アルファは政府の諜報部員で信用できない。ギョギョたちを頼って海に出ろ。

コニーはアルファが諜報部員であることを知っていたが、ボニーが外に出られない間はそれを知らせても何もいいことがないから黙っていたのだろう。
だがボニーが治った今となってはアルファに従う意味はなく、逆に従うことがくまとボニーを苦しめることになるため、ボニー脱走のための段取りをしていたのだ。

追ってきたアルファを実力で排除し、ボニーは海へ。

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ボニーの脱走を手助けしたギョギョたちは漁師だが、そこいらの海賊もビビる荒くれ者だったそうで、彼らの“父親を探す漁船”はやがて新世代の“海賊船”へと変貌・・・っていやいや・・・

シャボンディ諸島でルフィやロー、キッドたちが一堂に会するのはこれからわずか半年ほど先の未来。
その頃にはすっかり海賊らしくなって懸賞金も1億4000万ベリー。ギョギョたちへの言葉遣いなんかもずいぶん様変わりしちゃったな。
まぁ、政府に対する危険度という意味で懸賞金が決められるなら、ボニーは存在自体が危険なので、別に半年の間に悪事を働きまくったということでもないのだろう。

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ボニーの過去編は概ね終わった。
この回想の内容はおろか父くまの記憶をすべて知り、ボニーはベガパンク抹殺を諦めた。

妙にあっけらかんとしているのは、なにか別の解決法に思い至ったのか…とも思うが、父の不幸をすべて受け入れ納得するということは、自分がくまにどれだけ愛されていたかを知ることだ。12歳の少女が割り切るにはシビアな内容すぎるが、ともかくボニーは前を向いて走り出した。

黄猿に対し「狙うべき相手が変わった」と云っているのは、くまの回想編を見た限りでその対象となりそうなのは個人だとサターン聖くらいか。

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回想が終われば、ボニーは仇敵サターン聖の手の中で今まさに死に瀕している。
小さくなって抜けられないのかな？とも思わないでもないが、子供の骨格は弱そうなのでリスクが大きいか。

そして、サカズキの攻撃に負傷（破損）してたまらず逃げたくまはいったい何処に！？
ってか、それ以前に何をしにマリージョアへ来てたんだ！？
もうすぐ再開だな。

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さて冒頭、

話は少し遡って三年前、東の海を通りがかったくまは、1年後に海賊として海に出るための修行に絶賛打ち込み中のルフィを離れたところから観察していた。

ドラゴンが辺境の小さな村を気にかけ、その際ある少年を目で追っていたことを知っていたからだ。そのときドラゴンはその少年が自分の息子であることを暗に示唆したが、それ以上の追求はしなかった。

愛するもののためならすべてをなげうつことが、くまの願いであり信念でもあった。しかし、多くの革命戦士の命を預かるドラゴンにはそれが許されない。

ドラゴンは世界の腐敗の縮図たるゴア王国の動向に常に目を見張らせるとともに、密かにルフィのことにも気を配っていたらしい。

くまがルフィのゴムゴムの技を見ても、それを「ニカ」と結びつけなかったのは少し不思議な気もするんだが、それはルフィの未熟さ故に想起することができなかったか、或いは「太陽の神ニカ」の能力が「悪魔の実」を介して現世に顕現することを知らなかったか…ではないだろうか。そのどちらも、という可能性もあるな。

2年前のシャボンディ諸島では、くまはレイリーに「縁あってこの一味を逃がしたい」と云っていたので、単にドラゴンの弱点を海軍に握られるわけにはいかない、という意味の行動とも取れるが、それならば逃がした時点で任務は完了したはずだ。
だが、その後自我を失ってなおベガパンクにサニー号の守護をプログラムさせたことからは、ドラゴンの息子としてだけではなく、ルフィ個人の将来性に期待するものがあったと考えることができる。

ゴムゴムの実とニカの能力に共通性を見出だせなかったくまだが、それでもルフィ個人に何かを期待して、そこに命をかけたのである。

くまがルフィの未来に見たものとはいったい何か。気になるね。

回想終わって本編の続きも気になるんだが、来週は休載なんだこれが・・・