鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第62話

原作：106話終盤～107話ラストまで
新たな賢者の石を求めて大地に立ったフラスコの中の小人
ホントはクセルクセス王の衣装を上半身脱いでる状態なんだけど

どうみても風呂上がりのバスタオルいっちょに見える
生物としてどん詰まりだと指摘され、では人間を産んでみようかと
人間を身体から吐き出すフラスコの中の小人

吐き出された人たちが赤っぽいのは賢者の石=すなわち精神メインで
なんかしかのタンパク質っぽいものだけを分け与えて
肉体らしきものを簡易に形成しただけだからだろうか。
その証拠にコミックでは端からボトボト肉体が崩れ出すんだけど
そういう描写はないですね。

こんなに苦しそうな顔で天を仰ぎ助けを乞う赤ん坊なんているわけないので、
イズミのトラウマによる補正もかかっていると思われます。
（エゲツナイ表現として使ったんだろけどありえない描写ですね）
そして怯んだホーエンハイム達に特大のを一発

・・・いや、ちょっとでかすぎ・・・
死ぬよ。普通。
増援部隊をチョイス
オリヴィエがアレックスに通信機を持たせたことは、
コミックでは特に伏線になりませんでしたが、
そんなことよりロイとリザですよ。

リザは目が見えずともまだ戦う意志を明らかにしているロイの手を介添えし、
そんなリザに絶大な信頼を寄せ、パートナーシップを謳い肩を抱くロイ
なんでこの描写を省くかよ。
よそ見してるとか、どんだけよ。
セリフも二人の結束が感じられないアレンジになってるし。
地上では、傷ついたエドとイズミにまずおそいかかるフラスコの中の小人
賢者の石にされるところを助けたのは
なんとブリッグズ兵の通常弾

こういうのはこの段階では意にも介さない程度のハズなんですが
グリードのときも酷かったしそういう演出方針なんだろうか。
ここからは物量戦で消耗させていく作戦で、四方八方を取り囲むブリッグズ兵
四方八方から・・・って

四方八方すぎるやろ!! 同士討ちになるぞ、シロウトか！

颯爽登場した焔の大佐はかっこいいけど

やはり二人三脚ぶりが全然足りない。
あと「12時の方へ修正」ってのは補正指示じゃなくて
｢ちゃんと真っ直ぐ撃て｣と言ういちゃもんだよ。どっちに何度って言ってやれよ

グリードの攻撃はリンへの反発もあって、
親父殿の賢者の石を逆に吸い出すつもりに変更されてます。
確かに
リンとのやりとりのすぐ後に、エドの攻撃の捨て石になるとは考えにくいので
これでもいいけど、
戦いの絵ヅラが妙なことに。
グリードに吸われたのか、逆に幾分かでも吸収できたのかははっきりしませんが

エドの腕をぶっ壊したその直後に限界到来
最後の咆哮に吹き飛ばされたエドは壁材の鉄筋に刺さっちゃってますが

気合い次第で抜けそうにも見える。もうちょっと長いとか曲がってるとかしとけ
アルの決意
かりそめの肉体が鉄屑状態のアルはその錬成をメイに頼みます。
ここで言う「時間がない」とは、エドに魔の手が迫っていることよりもむしろ

アルの鎧の身体と精神との繋がりが壊れてしまうことを指している。
バキッて音がして「ハッ」とするアルが描かれていますが、わかりにくいね。

そして、自らの精神を在るべき所へ送り、エドの腕を取り戻す。
腕が戻ったエドは

立てよド三流
オレ達とおまえとの、格の違いってやつを見せてやる!!!
手招きしないのね・・・

ファンにはおなじみの、コミックでは記念すべき第1話の名ゼリフなんですが
今作では第3話にサラッと挿入されたので感慨がもひとつです。いや全く。
ちなみに、その時の画がコレ
なんかテキトー

アルの肉体と精神を取り戻すために何を犠牲にするか楽しみだとのたまう真理
その解決と、何かを理解したグリードの決意は以下次回
さぁ、泣いても笑っても残り2話ですよ。
注）
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST のレビューは
「コミックとアニメはあくまで別物」という大前提のもと、
今回の再アニメ化に際しては原作準拠のストーリー展開で。という製作趣旨をあえて真に受けて、
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作マンセーな人ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢は崩すつもりもありませんので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それはもう、ご了承ください。