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我思う故に・・・新館

ONEPIECE 1084「天竜人殺人未遂事件」

 




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いやぁ〜、毎日暑いッスな。・・・いや、まだまだこれからなんだろうけど。
というわけで、涼感たっぷりな見開きカラー扉をオダッチが描いてくれたよ。


「白浪17人女」とでも云うのだろうか。
うっひょー! ワンピの人気女性キャラ大集合の水着カットだ!!
いや違う! 水着カットと思ったのに、全員なんでシャツ着てんだよー!
Tシャツに文字やデザイン入れたかったのかなぁ・・・。

・・・とはいえ、これって一体どういう人選?
描かれているのは
ナミ、ロビン、ビビ、キャロット、ハンコック、ペローナ、ヤマト、たま、コアラ、うるティ、レイジュ、ボニー、しらほし、レベッカ、たしぎ、シュガー、マンシェリー の17名(だよな)

そりゃ、これまでに登場した全女性キャラを描くわけにはいかないだろうが、このメンバーが揃う状況が想像できない・・・ってかあり得ない。
せめてオダッチ都合で「〜〜の女性キャラあつまれー!」とかテーマがあるならいいんだけど。

ヤマトがいるけど日和はいない。しのぶもいない。
うるティがいてもブラックマリアはいない。
くれは、おつる、ココロ・・・ま、ババァはいいとして、マキノ、プリン、ブリュレ、アルビダ、カリファ、スピード・・・等々、いてもおかしくないキャラが描かれていないね。とくにプリン。

僕は個人的に歓迎しないけど、今どきならイワンコフやモーリーがいても面白かったかもしれない。あ、お菊ちゃんも。

ここ数年、誌面での人気投票はやっていないはずだが、純粋に人気の順で上位17名なのかな?
いやいや、シュガーやマンシェリーなんてそんなに上位じゃねぇだろ? とかつてロリコンと云われた僕が云ってみる・・・。

このイラストで、読者諸兄のイチオシは誰だろう?


僕はコアラの「尻」だなぁ・・・。

〜本編〜

回想シーンは、サボがドラゴンとイワンコフのふたりにだけ、聖地マリージョアで起きた「本当の事」を全部話す… という導入ではじまったが、どうやらサボが直接見聞きしたことだけではなく、裏で同時に起きていたことも綴ってくれるようで、これはありがたい。


サボは、マリージョアのパンゲア城内で奴隷を解放するための鍵を入手、そこでサボたちと同じく「くまを救い出す」目的を持つボニーと遭遇。


ボニーは危険を犯してマリージョアに潜入したものの、組織的にくまを保護してくれるという革命軍を全面的に信頼。くまのことは任せて次なる目的地エッグヘッドへ向かった。
奴隷鍵をカラスに託したサボはまだ用が残っているらしく、ここで軍隊長たちとは別行動になった。


世界会議における革命軍の目的はすでに充分に達成しており、このあとサボが事件に巻き込まれた経緯も原因も、革命軍の誰にも想像できなかったということは、極めて個人的な用件である可能性が高い。今後の革命軍のために何か思うところがあって、この機会に捜索しようと考えているのかもしれないが。まぁ…元々こういう傍迷惑な独断専行をする男ではあるな。

ルルシア近海からの緊急通信での動揺っぷりから想像するに、イム様の存在を以前から知っていたとは考えにくく、今回も「用が済んだら後を追う」と仲間に伝えた後で「幻の部屋」の噂を耳にしてもまったくピンときておらず、現状での用件は「イム様の正体を探る(確認する)こと」ではあり得ない。
サボはパンゲア城の外までボニーを送り、ふたたびパンゲア場に潜入することになるわけだが、その用件とはいったい何か。

では仮に個人的な用だったとするなら・・・
ゴア王国のステリー王に対しては、もう過去のことは特になんの確執も抱えていなさそうだったけど、すっかり革命軍が打ち倒すべき「ダメな王家」の見本みたいになってたから、警告するくらいのつもりがあったかもしれないな。でもサボが来ていたことをステリーは後に新聞で知るので二人は会っていない。

ほかには、サボが直接接点があったドレスローザ以外にも、ルフィと関わりのある王国がいくつか世界会議に参加しているので、その中の誰かに伝えるべきことがあったとか・・・。
一般に知られていない事件の裏側とか、革命軍なら掴んでいそうだものな。


その頃、アラバスタ王国のコブラ王はパンゲア城の「虚の玉座」の前で五老星と会談。・・・といっても会議室でも談話室でもなく、コブラに従者を認めず立ったままの五老星からは「話を長引かせるつもりは毛頭ない」という態度がひしひしと伝わってくる。

こういう“けんもほろろ”な対応をされることはコブラも想定していたはずだ。
コブラは五老星がただ耳を塞ぐのではなく食いつき、あわよくば釈明をするような話を提議する必要があった。



前半の話は読者向けの情報整理。ほぼドフラミンゴが口にした内容と同じで、「世界政府」という組織の成り立ちとその(表向きの)理念、そしてアラバスタのネフェルタリ家だけが20人の王から出奔し、後の特権階級に名を連ねなかったことがコブラ自身の口で語られた。


だが、当時のリリィ女王がアラバスタに帰国した記録がない。アラバスタはリリィ女王の弟殿下が国王となりその後の国を治めていた。彼女について、世界政府では何か記録されていないか?というのがコブラからの第一の問い。

800年も昔のことであるし、五老星は「知らぬ存ぜぬ」と云うだけだった。

そこでコブラは、王家に代々受け継がれる、800年前に残されたリリィの短い手紙に記されたある言葉を第二の問いとして五老星に投げかけた。


では “D”とは?

やにわに表情を曇らせる五老星。
その返答があったのかなかったのか、コブラとの対話も終わらぬままに珍客登場。



誰も座らないはずの「虚の玉座」に鎮座したイム様に、さすがの五老星も動揺する。


「虚の玉座」に座る存在がまずコブラにとって想定外、それが実際に目の前で「虚の玉座」に座り、天竜人の長であるはずの五老星を狼狽えさせている。

イム様はコブラと五老星の会談を自室で聞いており、どうやらリリィの名に思うところがあって姿を現したらしい。
いや、イム様の姿見ちゃったら、そりゃコブラ殺されるよね。これ以上話を続ける必要など五老星には微塵もないが、イム様が話をしたいとか聞きたいと仰るならば逆らえない。
その対話の内容がいくばくか読者にもたらされ、ひょっとしたらサボも聞いちゃうのかもしれないな。

この時点でコブラの死は決定。あとはそれまでにどんな話を引き出すことができるかだ。老骨の病身に鞭打って頑張れコブラ!(←酷い


その頃、同じパンゲア城の「社交の広場」では、チャルロス聖の命令で無敵奴隷くまが、しらほしを縛り上げていた。

遅ればせながら、しらほしの兄フカボシたちがくまに抵抗するも、ミョスガルド聖がそれを身を挺して制止、


仮に犯罪者になったとて逃げ道があり彼ら自身にその覚悟があるサイとレオがチャルロス聖を手に掛けた。


ふたりに反撃しようとしたくまは、地面から現れたモーリーに捕獲され、そのまま連れ去られるようだ。


なるほど、モルガンズが云っていた「殺人未遂」とはこれのことか。
「殺神未遂」って云ってくれれば予想できたのに…。でも「未遂」ってことは死んでないんだな(死ねばいいのに。

サイとレオは海賊だから逃げ切れるけど、王族が直接手を出すのは堪えてくれというミョスガルドの言い分は分からないでもないが、彼らを従えていた“花ノ国”や“ドレスローザ”は当然管理責任を問われるだろうに、その辺はどう考えているんだろうか。

で、結局彼らがルフィの手下( )だったことが分かって、間接的にルフィの悪名を高めるんだな、分かります。

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Comment

  1. おざ より:

    ガチャガチャした回ですね。
    コブラ王がカッコいい最後になると願っています。
    ここが最後じゃないほうが面白いですがww

    • BIE(管理人) より:

      コブラ王は、ただ殺されて終わり…にはならないと思います。
      現在のビビはコブラの死を知らないはずはないので、落ち込んでもいられない、新しい決意・使命感に燃えているはずです。
      コブラの最期がビビにどう伝わったのか、またはコブラの死に立ち会ったのか、気になります。

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